幼児視聴率調査から考える幼児とポケモン

2歳から6歳までのTV視聴動向から見えるポケモンと幼児の関係と距離とは。ちょっとだけ妖怪ウォッチも。
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ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

「幼児視聴率調査」をNHK放送文化研究所が公表 5・6歳視聴率トップに「妖怪ウォッチ」 animeanime.jp/article/2014/1… @AnimeAnime_jp あとで肴にする

2014-12-13 21:21:36
リンク アニメ!アニメ! 「幼児視聴率調査」をNHK放送文化研究所が公表 5・6歳視聴率トップに「妖怪ウォッチ」 | アニメ!アニメ! NHK放送文化研究所は、東京圏に住む2歳から6歳の幼児のテレビ視聴と録画番組・DVDの利用状況を調査報告として発表した。テレビ視聴時間は1時間49分だった。
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

さて、NHK文化研究所が発表したレポート、まず全体を見て、視聴率だけでなく、視聴形態やチャンネルについても発表されていて興味深い。個人的には視聴チャンネルが0~4歳ではEテレ、5歳から民放へ移行するという流れが面白く感じられる。

2014-12-13 21:51:27
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

2歳が「いないいないばぁっ!」と「おかあさんといっしょ」の分岐点というのは番組の対象通りということか。ワンワンとムテ吉がバトンタッチするのはこの辺りらしい。「みいつけた!」が3歳で飛びぬけて見られているのは意外。4~6歳対象ではなかったのか、あの番組は。

2014-12-13 21:55:43
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

本題に入ろう。この視聴率のデータを見るに、妖怪ウォッチの視聴者は4歳から、ポケモンの視聴者は5~6歳から現れる。ただ、数字が低いために欄外となっているだけで、もう少し下の年齢層から見られている可能性はあり得る。

2014-12-13 22:04:49
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

このデータから伺えるのは、幼年層のポケモン離れは、大人の視点から見える以上に進んでいるかもしれないということだ。ポケモンの求心力の低下と妖怪ウォッチの勢力拡大は、幼年層では小学生以上の勢いで進んでいる可能性。

2014-12-13 22:09:18
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

ただ、これは当然かもしない。BW期以降のポケモンは対象年齢の「上昇」を図ってきた観があるためだ。購買力のある「大人」をターゲットとして取り込み始めた流れが、ポケモンの対象年齢を全体的に押し上げた可能性がある。その中でポケモンは幼年層に何をしたか。

2014-12-13 22:12:13
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

・・・「ポケモンは幼年層に何もしなかった」である。アニメを提供し、アニメ関係の商品は提供したが、それ以上何もしなかった。仕方ないだろう。乳幼児はゲームを遊べない。テレビゲームを触れる下限である5、6歳から下をポケモンが「足切り」するのは当然の判断といえるかもしれない。

2014-12-13 22:15:31
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

しかし、妖怪ウォッチはそこに切り込めたのだ。ゲームが遊べなくても、おもちゃがある。キャラクターがある。アニメさえ見ていればそれらが売れる。そこに妖怪ウォッチの、幼年層における優位性があった。

2014-12-13 22:18:56
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

だがポケモンにはゲームの伝統がある。厚い支持層がある。幼年層では勝てなくても、上の年齢層に行くほどポケモンは妖怪ウォッチと互角に、あるいは互角以上に戦えるのだ。ポケモンは、喧伝されているほどには決して追い詰められていない。少なくとも、ゲームに関していえば。

2014-12-13 22:21:30
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

とはいえ、このデータから伺えるのは、妖怪ウォッチの躍進と、ポケモンの「危機」が演出されている背景として、ゲーム以外ではポケモンは「割と残念なことになっている」ことがあるとは言えそうである。ゲームを買わない、否、そもそも『遊べない』幼年層が語るポケモンの急所。

2014-12-13 22:25:12
ニドリーノひろし(Voris) @Dr_nido

他方、妖怪ウォッチはこの勢いをどこまで維持できるか、この点がひとつ鍵を握りそうである。ブームが山を越えた時、またその後。その時妖怪ウォッチがまだ続いていて、一定の支持を保ち続けていたなら。面白いものが見られるかもしれない。

2014-12-13 22:28:07