とある学校の生徒会＋αの日曜日

秋月蓮華 @akirenge

剣道部部長が日曜日、部活を休んだ。「親の知り合いのイベントに行くと言っていましたが」「イベントって……即売会？」「……違うだろう」休日なのに学校に来ていた後輩と美術部部長と生徒会書記が話している。「生徒会の集まりがあったのでは？」「会計はもう一人いる」 #twnovel

秋月蓮華 @akirenge

生徒会会計でもある剣道部部長だが、生徒会には会計と書記と副会長は二人ずつ居る。彼等は生徒会室で他の生徒会メンバーを待っていた。後輩は生徒会メンバーではないが、用事で部屋に来た。「大変です！」部屋に入ってきたのは会計の少女だった。 #twnovel

秋月蓮華 @akirenge

「確かに僕は、剣道をしている」コートを着た剣道部部長は言う。「強くなるのは楽しかったよ。でもさ、だからと言って……」大きく息を吐く。「親の頼みで式に行ったら包丁持った女が居て、倒して事情聴取受けたからってどうして逮捕されたと勘違いするかな？」「「「ごめん」」」 #twnovel

秋月蓮華 @akirenge

会計が知らせてくれたのは剣道部部長が逮捕されたらしいと言うことで、美術部部長と生徒会書記と後輩で警察署へと行った。「結婚式はどうなったんですか？」「……中止っぽいし、何より、修羅場だったんだ」「修羅場……」「聞きたい？」後輩と美術部部長は首を横に振る。 #twnovel

秋月蓮華 @akirenge

「……会計も慌てていたんだ……怪我はないか？」「無いよ。心配してくれてありがとう」「お前、それとお祓いはしておけ。お前ではないオーラがまとわりついている」書記はペースを崩さずに剣道部部長に告げていた。「君は祓えない？」「やりたくはない」 #twnovel

秋月蓮華 @akirenge

「神社か……今年もそろそろ終わりだね。ついでだし先に初詣しておく？」「ついでにはなってないですし初詣と言う言葉はそもそもそこで使うんじゃないですよ」「はは……一緒に来てくれる」「構わん」四人は神社へと向かう。今年も、あっという間に終わりそうな、気がした。 #twnovel