環状島の内斜面で笑う—当事者研究のその後—

「ネイティブ人類学者」はひとりでは笑えない。ふたりで笑おうよ。そんな話を夜中にしてました。
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なんでもないひと @qianbianwanhua

@syrdarya1975 でしょ!そうそう、宮地さんがね、当事者研究を絶賛してて、その例として『その後の不自由』をべた褒めしてたんですよ!

2010-12-06 00:04:22
@syrdarya1975

@qianbianwanhua わあいわあい! 医学書院の連載書いてた時、ほんとにずーっと、宮地せんせの『環状島』に助けられた。どこに立ってるんだろう、ここに立つ私の役割は、って何度も何度も、つらいときに読み返したよ。

2010-12-06 00:09:44
なんでもないひと @qianbianwanhua

@syrdarya1975 そうですね。私も。でも、助けられた、というよりも、苦しい立ち位置を再確認させられた、ということが多くて。私の場合。そこから先に、進めずにいます。

2010-12-06 00:11:55
@syrdarya1975

@qianbianwanhua そうかあ。宮地先生め! 私が楽になったのは、この苦しい立ち位置にいるのは私だけじゃないし、そしてたぶん、「同志」は同じ島にはいなくて別の島にいるんだ、って思えたことです。ここ2年くらいの私の関心は、「別の島にいる同志と出会うこと」に向かってるみたい

2010-12-06 00:15:13
なんでもないひと @qianbianwanhua

@syrdarya1975 それはあるある!あ、でも、この「この人、別の島にいる私の同士だ!」というのも、結局私の思い込みかもしれなくて、という不安に駆られること、多々ありますです。。そんでもって、その「同士」との「差異」が怖くなる。どこまでもネガティブな私。。

2010-12-06 00:23:08
@syrdarya1975

@qianbianwanhua 立場が研究者だと孤独感強いのかもねえ…いい加減では済まされないし。ほんとほんとありがとうございます。私は前職場のあの立場、がんじがらめだった。もうほんとうに苦しくて限界で、一歩外でつながることを希求した結果が…何故か、てれれw 後悔はしていない。

2010-12-06 00:30:11
@syrdarya1975

@qianbianwanhuaさんのような、当事者寄りの誠実な研究者がつぶれないように、てれれはあるんだと思っています。

2010-12-06 00:31:56
なんでもないひと @qianbianwanhua

@syrdarya1975 ふ、ふぎゃ。こちらこそ、ありがとうございます。でもいわゆる「研究者」に、私はなれないのだと思います。それと。。おそらく私自身が、当事者なんでしょうね。こう言ってしまえば、搾取のようですけれども。。

2010-12-06 00:38:25
@syrdarya1975

@qianbianwanhua 私は今年、大学生をやってみて、おれほんっと研究むりだー!!と思いました。1月までのしんぼうだとおもって滝業のような気持ちで学生やってます。。それについて宮地先生には「そりゃもう笑うしかないわね」と言われましたw

2010-12-06 00:45:09
えがみっち @egamich

@syrdarya1975 @qianbianwanhua なんとです!当事者が研究をすることを話してましたか!私もテーマがあって論文書いたですが、院じゃないから、それはおいておいて、知人が修士論文で、10年近く前に非常に苦しんでました。当事者だと客観性がなくなるとかで。

2010-12-06 00:47:29
なんでもないひと @qianbianwanhua

@syrdarya1975 私も無理~~~~と思ってるけれど。。笑うしかないかあ。。もう笑ってるけどね、自虐的に。

2010-12-06 00:51:25
@syrdarya1975

@egamich @qianbianwanhua 私が苦しんだのは、自分が研究者(的な立場)になることで、同胞から切り離され孤立し、かといって研究者たちの間では当事者として孤立する、という孤独感でした。そこんとこ宮地尚子『環状島』は見事に理論化していて、救われたのです

2010-12-06 00:52:18
@syrdarya1975

@qianbianwanhua ひとりで笑うと自虐だが、ふたりで笑うと素敵だお。いっしょにわらってくださいおねがいします。私もひとりでは笑えません。

2010-12-06 00:52:59
なんでもないひと @qianbianwanhua

@syrdarya1975 あーそこそこ!そうです。私もそう。だからこの前友人とも話したけど、私は、動物でも鳥でもない「こうもり」なんだよね、と。そう思うと楽で。じゃあいっしょに笑いましょっか~。わっはっはっは~~~~。

2010-12-06 00:56:44
@syrdarya1975

@qianbianwanhua うわ嬉しい!!そこなのよね〜!! 私は特に、某当事者の自助グループから出発してたので、「仲間だったはずなのに…」てのが本当に絶望的につらかったの。そうそう。こうもりこうもりって言い聞かせてたよずっとwwwうれしい〜! うははははは!

2010-12-06 01:00:42
なんでもないひと @qianbianwanhua

@egamich ああ、その点、私は一人だったのかもしれません。それと、私も、「取り上げてください」というようなことを言ってもらえたのですが、その意図に添っているような気がしなくて、非常に心苦しかったです。あと、「客観性がない」ことは問題らしいです。研究とは距離を置くべき、と。

2010-12-06 01:01:23
えがみっち @egamich

@syrdarya1975 うん。私の知人も当事者だっていうだけでもう「客観性がない」って言われることに苦しんでた。現実にすでに苦しいことがあるのにね。学界は基本的に嫌やな。中にはすごい人もいるけれど。 @qianbianwanhua

2010-12-06 01:09:48
なんでもないひと @qianbianwanhua

@egamich 私は、当事者が研究してても「客観性」は確保できると思うのですが、その客観性は、自分を棚に上げるという作業が織り込み済みで、だから苦しいんだと思います。当事者というだけで客観性がない、と言うのは、その研究の中身を全然吟味していない証拠だと思いますねー。

2010-12-06 01:22:22
えがみっち @egamich

@qianbianwanhua 10年で変わったのかな?そんな雰囲気があったようですよ。で、自分を棚にあげないと客観性が保てないというのは、やっぱり変わってないともいえるような…。大学の論文だけが研究というか探求ではないと思っています。今は。

2010-12-06 01:29:18
@syrdarya1975

@qianbianwanhua それだ!何故か、自分じゃないものになりかわって書くしかないのかよ、みたいになる。書くという作業は自分を抜きにできるわけがないのに。それがあんまりつらくて、力になるかと思ってスピヴァク『サバルタンは…』を読んだけどわかりませんでした。

2010-12-06 01:31:07
@syrdarya1975

@qianbianwanhua 「ネイティブ人類学者」なひとたちの、この引き裂かれかた。「学者」になるか「ネイティブ」に戻るかの二者択一ではない、第三のあり方をつくっていくのは、私たちの世代の仕事なんだねきっと。「学者」という選択肢を先達が切り拓いてくれた。次は私たちだ。

2010-12-06 01:37:54
なんでもないひと @qianbianwanhua

@egamich 全然変わってないと思いますねー。客観性って何だろう、何のために重要視されるのだろう、ということを、改めて、というか何度も問い直さないと、と思いますね。いろんな立場、立ち位置からアプローチするというのならわかりますけど。

2010-12-06 01:39:41
なんでもないひと @qianbianwanhua

@syrdarya1975 そこからアカデミズムも変わっていったらいいですね。というか、私たちが変えていけたら。「他人のふりした研究」なんて、ほんとまっぴら。教室のなかで起こる笑いが、私は大嫌い。

2010-12-06 01:47:02
えがみっち @egamich

@qianbianwanhua 私が学生の時には女性学も『変態研究』もなかった。関西大学にFさんが就職できたのは奇跡的だと思います。で、リブやフェミニズムの時代を経て良い方向に変わった部分もあるようだけど、古い捨てさるべきアカデミズムもまだまだあるんだなーと思いました。

2010-12-06 01:51:27
@syrdarya1975

@qianbianwanhua あああ。そんなあなたが大好きです。同じ島や隣の島から力になれればと思います。あかでみずむは巨大ですが、やだなあと思ってる人の数もたいしたもんのはずだー

2010-12-06 01:52:29