《世界は終わらない。良くも悪くも。》

自己ツイートをまとめました。 森達也氏の文章に触発されて書きました。 告白すると、着想のネタ元は、 「ウルトラマン・ガイア」と 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」です。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

0 ポリタス 【総選挙2014】もう投票しなくていい 森達也 映画監督・作家・明治大学特任教授 2014年12月14日 politas.jp/articles/307 以下、この文章と今回の選挙結果について考えたことをまとめる。

2014-12-17 20:59:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

1 311の前から、 思考方法や感覚の面で、こちらから一方的だが強い親近感を持っていたのが、森達也氏だ。 この感覚も、理解できる。 確かに、詰んでいる状態だろう。 将棋やチェスなら、勝敗が決すればゲームはおわる。 しかし、現実世界は終わらない。

2014-12-17 20:59:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

2 原発が爆発しても、 極右思想の持ち主が民主的に支持を集めても、 現実世界は終わらない。

2014-12-17 21:00:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

3 将棋やチェスで遊んだことがある人は、こんな経験はないだろうか? 詰むどころか、相手から実際に王のコマを奪っても、相手は負けを認めず、ゲームを続行する。 または、こちらの王のコマを奪ってもなお、相手がゲームを続行する。

2014-12-17 21:00:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

4 今は、そういう状態だと私は考えている。 2011年3月11日に原発がメルトダウンを起こした段階で、私達の「戦後社会」は終わったのだと、私は感じた。 ゲームオーバーだと思い、間に合わなかったと自分を責め、奈落に落ちる気分を味わった。

2014-12-17 21:01:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

5 しかし、現実は終わらなかった。私は、私の家族と共に生きていた。 原発事故が起きても、この世界は終わらない。 投票だけでは、この「世界」は変わらない。 それは、2011年12月16日に野田とかいう財務省の走狗が「原発事故の収束宣言」という明白なウソを発表したときに、確信できた。

2014-12-17 21:02:40
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

6 私たちが暮らす社会は、民主主義の社会であるべきだ。 法律が、とか、憲法が、とか、そういうことではない。 人間が人間の自覚と意志と希望に拠って社会を成り立たせるべきだからだ。 私達の誰かが生き続ける限り、何度詰もうが、希望は消えない。

2014-12-17 21:03:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

7 かつて、1999年に世界が終わることを、いくらかの期待と共に心配していた人たちがいたことを、私は覚えている。 そういう人たちの集まりのひとつが、森達也氏が取材を続けているオウム真理教だった。

2014-12-17 21:03:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

8 教団が殺人事件を起こしても、テロを起こしても、教祖が逮捕されても、 世界は終わらなかった。 私達の世界は、終わりたくなくとも何度も破局的な自体に直面する。 だけど、それでも世界は、現実は、終わらない。 私達の世界は続く。終わらない。

2014-12-17 21:04:09
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

9 私達の世界は終わらない。 誰かが「最悪だ!もう沢山だ!終わりにしてくれ!」と叫んでも終わらないし、 別の誰かが「今の状態が最高だ!このままずっと、この状態を続けてくれ!」と願っても終わらない。 私たちは、生き続けるし、生き続けるしかない。

2014-12-17 21:08:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

10 もしかしたらこの後、色々なルールが変えられて、民主的な制度の外形を保った選挙は、しばらく実施されないかもしれない。 もしかしたらこの後、幾つかのルールが変わって、この国がまた戦争を始め、コテンパンに負けるかもしれない。 それでも、世界は終わらない。 誰かが生き続ける。

2014-12-17 21:10:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

11 個人の生命は有限だし、チャレンジできる回数も限られているだろう。 だけど、世界は終わらない。 私のチャレンジが終わったとしても、世界は終わらない。 未来に希望を押し付けるのは、私の望む所ではない。 未来に絶望を押し付けるのは、それ以上にイヤだ。

2014-12-17 21:12:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

12  私の希望や絶望に関係なく、世界は続く。 だけど、私にも希望はある。 かくあってほしいという願いはある。 どうせ、世界が終わらないならば、 次にバトンを渡すときに、 少しだけでもマシな状態で渡したい。 その先も生き続ける人が、笑顔でいられる時間が長い状態で渡したい。

2014-12-17 21:18:20
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

13 私には子どもたちがいるけど、 子どもがいてもいなくても、その先を行き続ける人たちはいる。 そこに、できるだけ多くの人の、できれば穏やかな笑顔を。 世界は、良くも悪くも、終わらない。 「世界が終わらないもので、良かったね」 できれば、そう言って、バトンを渡したい。

2014-12-17 21:21:07