マニフェスト選挙と小選挙区制

マニフェスト選挙と小選挙区制
政治 衆院選2014 社会契約論 選挙 マニフェスト
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菅野完 @noiehoie
英米二カ国は厳密な小選挙区制度として有名ですが、当選した後の議会での議員の立ち居振る舞いが全然違います。 イギリスはマニフェストでがんじがらめにするので、ほぼ全ての法案がマニフェスト通りに出され、全件党議拘束かけられます。これは、「選挙は有権者との契約」ってことの表れです。
菅野完 @noiehoie
一方の米国は、ほぼ全ての法案に党議拘束らしき拘束はありません。したがって、下院議員は、ときとして自分の所属する政党の政策と違うことを承知の上で「地域代表」として振舞います。
菅野完 @noiehoie
同じ小選挙区制度でも、イギリスの議会に党議拘束があり米国の議会に党議拘束がないのは、そもそも、議院内閣制と大統領制の違いというのが最も大きい理由です。しかし、結果として、議員の立ち居振る舞いが「英国は公約を契約として振舞う」「米国は地域代表として振舞う」と違ってきます。
菅野完 @noiehoie
マニフェスト選挙というものが日本でもありました。あれはイギリス流の選挙を日本にも持ち込もうという試みでした。 しかし日本ではうまくいかなかった。 いかなかった原因は、「公約に違反することをやっても追求できない/しない」という風習があるためです。「風習が仕組みを腐らせた」好例ですね
菅野完 @noiehoie
マニフェストの母国イギリスでは、「マンデイト」と解釈されます。そして、(議論は多いのですが)「与党はマニフェストの実行を有権者から命令されている」と解釈されています。なので逃げようがない。実行せざるを得ない。
菅野完 @noiehoie
もちろん、どんなにしっかりしたマニフェストを作っても、すべてを実行することは不可能です。なので、結果的に、マニフェストは「現実的」でありながらも(日本と違い)「数値目標等設定しない」、「達成可能」な状態で、有権者に提示されます。
菅野完 @noiehoie
乱暴なまとめ方をすると、イギリスの場合。。。 「与党はマニフェストの実行を命令されている」と解釈する→与党は逃げられない→選挙前に提示されるマニフェストは「現実的」かつ「モデレート」なものになる→公約通りの政策が実行される という循環が生まれます。 しかし、日本は。。。
菅野完 @noiehoie
日本のマニフェスト選挙は 「そもそも公約違反に甘い文化」が存在している→与党も全部実現するつもりなんてさらさらない→だからみんな荒唐無稽なことまでマニフェストに書く→結果としてなんも実現されない という悪循環が生まれます。 これじゃ、機能しませんよね。
菅野完 @noiehoie
またイギリスの場合は、日本の参院にあたる(厳密にはだいぶ性格ちがいますけど)貴族院は「民主的正統性がない」という理由から、「庶民院の決定を否定しない」という不文律があります。 なので、与党の政策はそのまま実施されやすい。 有権者も安心して見てられる。

コメント

八代泰太 @clockrock4193 2014年12月19日
2003年に「マニフェスト」と言い出した民主党の公約が具体的だった覚えはないんだが。政権奪取時のマニフェスト達成率ってどんなでしたっけ?それに自己評価の時、達成できるできない以前に「数値化に馴染まない」とか言って外交分野とか基地問題とかを評価から外してたけど
八代泰太 @clockrock4193 2014年12月19日
と言うか、地域によって生活環境がガラリと変わる国でマニフェスト方式が上手く行くわけないだろうに。実の所党中央の意思をボトムダウンするマニフェスト選挙より、党議拘束弱くして地方からボトムアップできる国会議員のあり方の方が上手く行くと思うけどなあ。
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