酒田市長辞職勧告案は「できる」を否定する行為

とても参考になるツイートです。
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KAMEI Nobutaka @jinrui_nikki

何ですかこのニュースは。明白な差別です。わたしは許しません >> 「声失った市長 辞職求める意見」 - Y!ニュース (2014年12月17日(水)掲載) news.yahoo.co.jp/pickup/6142641 #山形県

2014-12-18 01:37:01
リンク Yahoo!ニュース 声失った市長 辞職求める意見 - Yahoo!ニュース (2014年12月17日(水)掲載) 山形県・酒田市議会の第3会派が市長の辞職勧告案検討求める。市長は手術で声を失うも公務に復帰。
もりたま/ayammin @ayammin

これは酷い。難病や中途障害を持ちながら国政や地域行政に携わる首長は他にもいる。そういう人達に対して、いわゆる「アンチ」が差別発言を繰り広げるのは何度も見てきたが、仮にも国民、市民の代表として議会にいる者達がこういう見識とは。行政は健常者だけに許される特権などではない。

2014-12-18 07:38:17
もりたま/ayammin @ayammin

健常者と同じ仕方で聞き、同じ仕方で話す人でなければ一緒に仕事をしない。この議員達は図らずもそういう自分達の差別意識を露呈したわけで。健常者とは異なるコミュニケーション方法を持つ、言語聴覚障害者に対する明白な差別です。断じて許せません。

2014-12-18 07:59:12
もりたま/ayammin @ayammin

世の中には「障害者の自立支援」を、自分達の善意で適当なお金と退屈しない作業を当てがい、自分達の邪魔にならない所で適当に生活し適当に楽しんでもらうことだと思っている人が一定数いる。彼らは障害者を、自分達と同様の社会的責任を担い、共に協力して社会活動をする存在としては見ていない。

2014-12-18 12:12:15
もりたま/ayammin @ayammin

そういう人達は、障害者が自分達と同様の「責任のある」仕事をしたり、社会的に重要な役割を担うことなど想像もしないし、ましてや障害者が自分の上司になる、自分より高い立場に就くなど「あり得ない」ことだと思っている。だから、こういう発想が出てくるんだろう。

2014-12-18 12:12:32
三田 宏美 @HyroLooked

先日、知人と政見放送の手話通訳の話になったとき「そういう人も投票するんですね」と言われてびっくり仰天(@ @; もはや、どこをポイントに驚いて、どこから説明していいのかわからない事態。。。まだまだ、そんな認識の人もいるんだなと実感した次第です。

2014-12-18 12:24:47
もりたま/ayammin @ayammin

ちょっと前、手話通訳を伴ってとある契約に出向いた時に、職業欄を勝手に「無職」と書かれたことがある。「仕事してますが」と言うと「えっ、…お仕事なさってるんですか??御本人ですよ?」と聞き返された。聞こえない人が仕事なんぞできるわけがないと思ったのだろうか。

2014-12-18 12:36:33
もりたま/ayammin @ayammin

私は大人になってからの中途失聴だから、聞こえていた時の状態と今の聞こえない状態とを比較して、その状態を説明することができる。それは中途障害ならではの強みかもしれない。

2014-12-18 17:53:57
もりたま/ayammin @ayammin

聞こえる人は聞こえない状態を想像することしかできないし、生まれつき聞こえない人は「聞こえる」状態を知らない。子供であれば尚更、自分の聞こえを説明するのは難しい。他人と自分の聞こえを比べることはできないのだから、親や先生に「聞こえてるでしょ!」と言われれば、そうだと思うしかない。

2014-12-18 17:56:04
もりたま/ayammin @ayammin

以前、あるメディアの関係者と手話通訳を介して話していた時、私が手話通訳を見ていると突然激昂されて「私が話してるの!私を見て!」と頬を掴んで自分の顔に向けられた。障害者の福祉を取りあげる番組のディレクターさんだった。私も手話通訳さんも、呆気にとられて二の句が継げなかった。

2014-12-18 18:00:23
もりたま/ayammin @ayammin

聞こえない人にとって、話を聞くとは目で見ること。聞こえない人にとって、「見えない」ことは、その情報がないに等しい。手話通訳がその場にいても、聞こえない人から見えないのでは、通訳の意味がないのです。

2014-12-18 18:03:08
もりたま/ayammin @ayammin

たとえば健聴者は、資料を見ながら説明を聞くことができるし、話を聞きながらメモを取ることもできる。しかし聞こえない人は、手話通訳がいてもいなくても、資料を見ている間は何が話されているか分からないし、メモを取ろうとすれば、その間に新たに話される情報が欠落する。

2014-12-18 18:04:42
もりたま/ayammin @ayammin

そのあたりの、聞こえる人と聞こえない人の情報の取り入れ方の違いは、聞こえない人(子供を含む)と接する人には知っていて欲しいですね。

2014-12-18 18:05:31
もりたま/ayammin @ayammin

「こんなことを言われた」という話をすると必ず「聞こえないのになんでそう言ったと分かるんだ」と突っ込んでくる人がいる。じゃああなた手話できますか?聞こえない人には必ず筆談しますか?声で喋って聞き取らせようとしませんか?そんな人が多いから、口を読んで想像して読み取るしかないんです。

2014-12-18 18:26:17
もりたま/ayammin @ayammin

「聞こえないのになんでそう言ったと分かるんだ」 ↑これ、純粋に疑問に思って聞いてくる方にはちゃんと説明しますよ。でも、そうでない、茶化したり揚げ足取りのつもりていってくる方のほうが残念ながら圧倒的に多い。ネットでも、対面でも。

2014-12-18 18:27:43
もりたま/ayammin @ayammin

twitter.com/ayammin/status… このツイート、ではどうすれば良いのか。事前に聞こえない人(と通訳者)に資料を配布し、前もって目を通してもらうのが一番良い。事前配布が出来ない場合や、画面を見せながら話す際などは、まず資料に目を通すための時間を取り、それから話すなど。

2014-12-18 19:26:36
みやけ雪子(世の中を変えるために声をあげよう) @miyake_yukiko35

声を失った市長に辞職勧告をしようという酒田市の市議は、自分もある日そういう障害や病気を負うかもしれないと考えられないのかな。声なき市長を何かしらの方法でバックアップすることで、酒田市のイメージはあがると思うけれど。

2014-12-19 05:23:25
もりたま/ayammin @ayammin

酒田市長は確かに自分の肉声を失った。でも決して「話せない」人ではない。話す方法が他の人たちとは違うというだけ。市長はちゃんと自分の「話す方法」を持っています。その方法が健常者と違うという理由だけで、そのコミュニケーションを否定するのは傲慢でしかない。

2014-12-19 07:46:21
もりたま/ayammin @ayammin

世の中には他にも、歩き方が違う人、聞き方が違う人、ご飯の食べ方が違う人、呼吸の方法が違う人などがいて、その人たちは自分でどうしようもない身体的な「出来ない」を、工夫することで「できる」に変える方法を持っている。今回の酒田市の問題は、そういう大勢の人の「できる」を否定することです。

2014-12-19 07:46:55