4
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
デビュー作のときは、本当に楽しく書いていたし、絵師のお二人にも楽しく仕事ができたと言ってもらえて本当によかったと思っている。だが、自分の技量や見識があまりに浅く、努力が足りていなかったことが本当に心残りだった。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
新作では充分に技量を磨き、しっかり読者に対して責任を負えるものを目指したのだが、編集の消極的な態度も、協力者である絵師の意図が見えないことにも、大きな不安があった。成績としても、前作から進展があったと言いきれる数字ではなかった。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
発売一週間で打ち切りが決まったとき、新作を出したという自分の行動が全く無駄だったと思った。自分の努力は全て無意味だったし、絵師や編集もこの仕事にどこまで意義を見出してくれていたかわからなかった。迷惑と思われているとしか思えない現実ばかりが見えてきた。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
結局、耐えきれず暴れてしまった。迷惑だったのなら迷惑だったと正直に言え、と詰め寄った。だが回答することすら拒まれた。 作家にとって編集とは言わばクライアントだ。彼らが無価値だと言えば、われわれが作ったものは価値がなくなってしまう。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
だが、そこまで来てようやく、それでも応援してくれる読者がいたことを知った。純粋に続きを待ってくれている人たちの存在に気づけた。 「仕事だから仕方なく」で書きたくないし、そういう人間に関わってほしくない。作品は人生を豊かにするためのものであって、貧しくさせてはならない。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
俺も昔から、好きな作品が打ち切られるという場面を何度か読者として経験してきたから分かる。 打ち切られた作品というのは忘れられる。どうでもよくなる。無かったことにされる。続きが出ないとわかっているから、期待するとつらいから、始めから存在しなかったことにする。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
俺が書いたものは、そんなにつまらなかったのだろうか。価値が無かったのだろうか。 それを認めれば、楽しんでくれた読者のことを否定してしまう。認めなければ、ただ向いていなかったのだけだから、もう何も書かないという選択肢をとるしかなくなる。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
まあいいや! 電子書籍なら好きに書いて好きに出せる! 読みたい読者の手元には届く! 俺もモチベーションが保つ限りは書き続けられる! 誰も損しない!! けど、そこに一つの問題がある。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
まず商業的な成功と呼べるまでにならなければ、俺個人の満足で終わってしまうこと。俺はただ、仕事をしながら楽しみで本を出すだけなので、儲からなくても何も問題がない。 だが、それが当たり前になってしまうと、書くことしかできない専業の人たちに新たな活路として示すことができない。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
そしてこの試みは、出版業界にとって非常に面白くない。作家が個人で本を出して商売になると証明してしまえば、編集や出版社という存在の必要性を否定してしまう。 俺は彼らを恨み憎むことで、この問題に対して決着を付けた。だが、同じ事ができる人間は決してそこまで多くはないだろう。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
うーん、あそこのレーベルの新人の作品で、ある程度成功して評判も良くて安定して続いてる作品があるなら、「ああ俺の実力不足だったな」で全部納得したんだけど、どう考えても全然状況がそうじゃないのが納得いってない理由なんだなあ。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
あいつら自分たちの販売戦略、商業戦略の失敗を全部作家になすりつけて、次々作品と作者を潰して、読者にも「あそこの本は長く続かない」ってマイナスイメージだけ残して、それでもベテランの本だけは売れてるから成功してるっていうんだから、もうお前ら新人賞なんてやんなよと。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
とにかく「1巻が売れなければ2巻で打ち切り」という前提条件が、あのレーベル固有の方針だったのか、俺が売れない作家だからそういう厳しい判断だったのか、もう業界全体がそれを基準でやってるのか、そこだけは未練としてきになっている。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
最近の新作のラノベって2巻以下での打ち切りが結構多いけど……… matolabel.net/archives/90423…
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
自分の実力の範囲で誰も傷つけること無く続きを出す方法は何か一つでもあったんじゃないか、って未練はまだ全然残ってる。 でも、やっぱり色んな情報を見る限り、なかったんだなあ。
幾谷正@電子書籍作家 @armordoll_alive
俺が咲く場所は俺が決める。無ければ自力で耕す。

コメント

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする