核兵器テロ後の発がんによる寿命短縮の予測

二十人のろの夢 @drsteppenwolf

加茂 憲一(札幌医科大学 医学部), 高田 純 「核兵器テロ後の発がんによる寿命短縮の予測」 放射線防護医療3号 Page34-36(2007.11) ci.nii.ac.jp/naid/400157289… #CiNii

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【抄録①】生命表による被害予測シミュレーションを、がん罹患を考察に導入した方法に改良した。実解析は、20～25歳での被曝者を考察対象とした。

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【抄録②】20歳における生涯がん罹患リスクは、男性48.4%、女性36.1%、がん死亡リスクは、男性28.1%、女性17.6%であったが、地域B(線量1～3Sv)では男性罹患リスク50.6%、女性罹患リスク38.2%、また男性死亡リスク29.4%、女性死亡リスク18.6%、

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【抄録③】地域C(線量0.1～0.9Sv)では男性罹患リスク48.9%、女性罹患リスク36.7%、また男性死亡リスク28.4%、女性死亡リスク17.9%であった。地域B、Cで20歳被曝した者はそれぞれ1.2%、0.3%程度の超過がん死亡リスクを背負う事になった。

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【抄録④】シミュレーションにより、1キロトンの地表核爆発の核の灰の残留核放射線被害による生存者の寿命短縮は顕著でない事を確認し、広島16キロトンの空中核爆発の生存者78人に関する結果とも一致した。（終わり）

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1キロトンの地表核爆発の核の灰の残留核放射線被害による生存者の寿命短縮は顕著でない。川内原発が火砕流にのみこまれても、生存者の寿命短縮は顕著でないと思う。