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ばたこさんの、死因別死亡者数からみた戦前戦後の違いなど

宮城県内某村の死因別死亡者数の帳票をせいりしていたばたこさんが、その中から気づいた、戦前と戦後の災害と疾病の関係について。同じ場所で過酷な災害が重なるのも、ランダム事象の特徴だけど、今は護岸工事など昔より対策がされて未然に防がれることも多いので、頻度は少ないのかも。
健康 医療 明治時代 東北史 感染症 戦前 近代史
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kozucco(ばたこ) @kozucco
このとき私は、明治30年前後の、宮城県内某村の死因別死亡者数の帳簿を整理してた。この頃は、こういう帳簿バラしてふすまの下張りにしちゃうのね(^_^;)
kozucco(ばたこ) @kozucco
乳幼児死亡者数がほんと多い。5歳くらいまでにたくさん死ぬ。で、70台以降の死亡者数はほとんどゼロ。つまりそれより前にだいたい死ぬ。明治30年だから、そんなに大昔のことじゃないよ。
kozucco(ばたこ) @kozucco
全年齢通して「消化器病」の死者が多い印象。たとえば「胃がん」なんかも消化器病に含まれてるのかもしれないが、腸チフスとかコレラとか赤痢の流行が繰り返しあったようなので、そういったものか?と想像してみたり
kozucco(ばたこ) @kozucco
村の帳簿なので、同じ頃の水害の被害報告や、地震後の道路や建物の復旧工事予算や決算、なんかも出てくるのだけど、こんなに重なるか?というくらい、天災多い。明治三陸津波のあった明治29年など、6月に大地震と大津波、8月と9月に大雨(台風か?)による水害があったようだ。
kozucco(ばたこ) @kozucco
災害と、チフスや赤痢なんかの流行、てのは、がっちりリンクしてるんだなーということを知る。
kozucco(ばたこ) @kozucco
作業そのものは、バラバラになった帳簿を、たとえば死亡者数統計なら、まず筆跡でだいたい分けて、足し合わせて合計した数字が合うかどうか確認する…という地味〜なもので、なのでたぶんテレビには出てませんw
kozucco(ばたこ) @kozucco
ぜんぜん別件でコレの版下作成 kingendai.com/books/kindaito… などにちょっと関わってたりする。いろいろつながってくるねえ。
kozucco(ばたこ) @kozucco
私自身は研究者ではなくて、近現代史資料収集や保全のお手伝いしてるだけなんだけども。かいま見えることがだんだんつながって立ち上がってきて、どうするんだろうこれw
kozucco(ばたこ) @kozucco
死ぬ病気だったものが、治療薬や予防法の発見で治る病気になる。その変化は富める者には早く届き、貧しいところには届かない。
kozucco(ばたこ) @kozucco
ふすま下張りからたくさん出てくるむかしの新聞の薬の広告、おおむね、滋養強壮でなんでも治ることになってる。肺病も淋病も滋養。仙台弁で「ずよう」。
kozucco(ばたこ) @kozucco
私の目が偏ってんのか実際そうなのか分からんが、性病の薬や治療法の広告が多いと感じる。淋病、梅毒。梅毒は戦後まで、治らない死病だったのね。
kozucco(ばたこ) @kozucco
また別の現場で、県内某小学校の、戦後の職員日誌を扱ってる。GHQ指導の数々の流行病の予防策。児童への予防接種予防接種予防接種、消毒消毒消毒。ほんの数年前までの死病が死病じゃなくなる。
kozucco(ばたこ) @kozucco
かかる人が少なくなれば、うつる人も少なくなる。かかっても治療法がある。これらが「なかったらどういうことになるのか」を知って、震える。
kozucco(ばたこ) @kozucco
「戦後、死病じゃなくなった病気」が幾つもあることを知る。海外で治療薬が発見されてても、それが戦中で敵国だと、入ってこない。

コメント

yajul @yajul 2014年12月22日
昔は「七つまでは神のうち」と言われ、7歳までの子供は「あちら側」の存在なので、いつ「あちら側」に行ってもおかしくない、と考えることで乳幼児の死を納得しようとしてたのでしょうね。
瑞樹 @mizuki_windlow 2014年12月22日
こういう時代が良かったとか、こういう時代よりもさらに昔の生活に戻ろうとか言うどキチガイ沢山いる恐怖……
ぱんどら @kopandacco 2014年12月22日
昔が良かったって方は、その「昔の生活水準」だと自分は死んでるとか奴隷にされてるとかいう可能性をまったく考慮しないのであった(アシモフのセリフの受け売り)
ひろっぺ@検討中 @hiroppe3rd 2014年12月22日
七五三の由来だよね。女の子は7歳、男の子は5歳を迎えたら「人」になる。それまでは神のもの。面倒見切れないと判断したら 神にお返しする 神返し 神隠し 神は俗に「神社」 ついでに今みたいな神社が無い時代は、森や川、そのままを「神社」と言っていたんだよね。
ひろっぺ@検討中 @hiroppe3rd 2014年12月22日
IMFとかADBとかがない、さらに人種差別撤廃条約とか奴隷制度撤廃条約とかも無い前の時代は、そう言った西洋の医療技術を「弱小国家」が手に入れるためには「身売り」するしかなかったわけです。そこで日本は「投資型の統治」を考えてアジアの諸国が自力で稼いで自力で貿易して身売りしなくても済むようにと教養を広めたりしたわけだけど それすら否定されて欧米にたたきのめされ最後ブチギレしたわけですけどね
neologcutter @neologcuter 2014年12月22日
「戦後、死病じゃなくなった病気」が幾つもある…これは医学の進歩なのに、これを否定してホメオパシーとかに走る人結構いるよね。
永瀬唯 @kakansaku 2014年12月23日
輸血も戦前の日本では、アメリカや英国、ソ連とは違って血液バンクもなく、そのくせ、すでに血液型による気質や能力の比較を軍がやってたりする。 戦争末期には義務化された縫い付けIDへの血液型書き込みが必須となったが何の役にも立たなかった。 もちろん輸液、つまり点滴なんかもはるか後の事。
なぎの あやた @ayatan_nagi 2014年12月23日
水一つとっても「飲料に適した清潔な水」が確保されるだけでどんなに病気の疾患率が減るか・・・消化器系の疾患はまさにそれじゃなかろうかと。上下水道の整備、大事。栄養状況については日本でも、朝昼晩の3食生活が習慣付けられたのだって戦後じゃないのかなあ?
深井龍一郎 @rfukai 2014年12月24日
細菌感染症に関しては、単純に抗生物質の実用化以前と以後という話だよね。
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