
2014年12月・中教審答申の大学入試改革について

大学入試の制度変更。長いこと大学の教員をしてきての経験から言うと、国が入試制度や教育制度をいじって学生が賢くなったためしはない。
2014-12-23 09:18:37
いたずらに選抜方式を複雑化させる入試改革は、受験産業への依存度を上げるだけの結果に終わります。付属校やAO義塾などという特殊予備校に通える層が恩恵を受け、才能のある貧困層は進学が困難になる。
2014-12-23 09:37:13
母校だから贔屓目に見ているのかもしれないが、一般入試しかやらない、医学部入試(理3)の面接すら廃止した東京大学が、いちばんましな選抜をやっていると思う。後期入試導入すら、激烈な反対があった(と数学教員から聞いた)。
2014-12-23 09:39:44
医学部に進学した卒業生が「やっと医学部受験を突破したら楽になれるのかと思ったら甘かったです.覚えなきゃいけない知識量は受験の比じゃない.ヤバイです.受験は『この程度が頭にたたき込めないのなら入学後やってけないよ』という意味合いがでかかったですね」と言っていたのが印象的.
2014-12-23 01:56:32
大学入試改革を2020年からとのこと。大学の教師は、研究、教育に加えて、人物重視の入試を取り仕切るスーパーマンであれとのありがたいご託宣。そんな能力を持った人間なら、大学なんかに残るはずはない。すべてが中途半端になってますます大学は疲弊するだけ。
2014-12-23 09:50:46
やっと分かった予備校経営難の原因。何を隠そう大学全入時代が原因。2008年前後で全受験生数が大学入学定員を下回った(大学全入時代)。この結果、えり好みしなければ浪人せずとも入れる。もちろん希望大学を目指して浪人する場合も多い。だから一概には言えない。だが経営難は歴史的必然だった。
2014-12-23 02:29:15
@y_mizuno それは、私大の経営難と共に7,8年前から一貫教育の中学・高校では言われていたことです。選り好みしなければとりあえず大学生にはなれる。予備校は、模試と現役の通学生確保で必死なのでは?
2014-12-23 22:39:25
@sayo_ka 最近は、代ゼミに加えて河合塾でも、不振を伝えられていて、それが私には不思議でした。あの効果が、予備校にまで累が及ぶとは予想してなかったです。でもよく考えたら容易に予測できました(不覚を取りました)。
2014-12-23 23:01:36
@y_mizuno 悉皆の学力テストが高校生にはありませんので、予備校が東大受験とか早慶受験用の模試を企画したりで、データを集めているように思います。入試のお手伝いが直接か、間接か、ということかな、と。
2014-12-23 23:10:17
@y_mizuno @sayo_ka それだけでなく立命館だけでも17000だった学生定員が32000になっています。私大はどこも規模を拡大、系列校や推薦、AOを増やして今や少数派になった一般入試の偏差値を維持しようと必死です。
2014-12-23 23:33:05
@y_mizuno 基礎学力が平均していない生徒のために、小論文とか人柄とかの評価があるんですね。大学で、どんな学びをするのか、と学生に求めるキャッチの大学が多いけど、そういう大学は、どんなことを教えてくださるのかな、と思うことはありますが
2014-12-23 23:42:45
@sayo_ka 大学で学生達に要求することは、今も昔もあまり変わってないと思います。それが簡単なことか難しめか、手取り足取りか放任か、方法まで教えるか自分で何とかしろとするか、みたいな違いでしょうか。
2014-12-24 07:33:33
@sayo_ka あと、人柄ということですが、それは簡単には評価できないと私は思うし、現状では殆ど評価はしてないと思います。高校側の評価を基本的に信頼していると思います。
2014-12-24 08:27:06
@y_mizuno そうなんですけれど、大学に入りすればよい→入り易い大学作っちゃおう→理解できない学生にも、煽り文句で大学に入れてしまう、ということが言いたかったのです
2014-12-24 07:47:16
そういう意味で多くの私立文系では特に受験科目数を減らしました。申し訳ない。そこを改革しないで美辞麗句は無意味ですね。@sayo_ka
2014-12-24 08:36:58
@y_mizuno つらつら思うに、日本の社会は大学で学ぶ教養を、専門知識を、どれ程必要としている社会であるのか。大卒でもプアワーカー。年金支払いを遅くさせるために、老人の就労期間を延長したことによって雇用は減少。あ、論点がずれましたね。
2014-12-24 08:42:15
@y_mizuno でも、人の一生に関わる問題だから、包括的に考えないと。政治家の仕事、国の仕事とは思いますが。いつもこんな話を話し、聞いてくれた人が亡くなったことが、今さらですが、とてもつらいです
2014-12-24 08:55:53
包括的に考えて、ゆとりが必要とか高大連携が重要とかいいながら、それが詭弁になっているところが問題なのでは?例えば、ゆとりなら時間を増やすべき。高大連携と受験制度いじりは別問題。@sayo_ka 人の一生に関わる問題だから、包括的に考えないと。政治家の仕事、国の仕事とは思いますが。
2014-12-24 12:56:07
@y_mizuno しかし、そういったことを解決するにはやはり大学現場からの意見、提案といったものが有効になるかと。学制の絶対的モデルが世界的には見あたらず、国はPISAなどの順位の高い所を注視したりしているようですが、豊かな国という表現が意味する一定の水準を示すべきかと思います
2014-12-24 13:42:33
@sayo_ka ゆとり教育導入の時でもそうでしたが、なぜあれだけの方々が委員でいらっしゃって、あの「詭弁(ゆとり=時間を減らす。でもそれはゆとりとは言わんだろう。ゆとり=時間を掛けるのが当然だから)」を唯々諾々と認めてしまったのか、理解に苦しみました。国大協あたりに期待します。
2014-12-24 19:07:09
大学入試の「大衆化」に関する国大協の意見。「大学入試政策の転換―大学入試の大衆化」→「(中略)教育や入試の「多様化」が社会にあふれるほど供給されたことによって、逆に、共通な基礎学力の重要性が無理なく、認識されるようになった」janu.jp/active/txt6-2/… ←御意。
2014-12-24 20:42:21