茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1387回【世界各地の笑いの文化】連続ツイート

2014.12/28 茂木健一郎氏 【世界各地の笑いの文化】連続ツイート …日本の笑いの特徴は、同化圧力や、他者の視線など、日本の社会の特徴と言われることを背景に笑いが生まれているところだろう。また、身体をつかった表現(かつてのたけし軍団のように)も、国際的に比較した場合の日本の笑いの特徴であると考えられる…
コラム 連続ツイート 茂木健一郎 脳科学
0
茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第1387回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、この数日のニュースで思ったこと。
茂木健一郎 @kenichiromogi
笑いは、不安や恐怖といったネガティヴな感情と表裏一体である。笑いには、全人類に共通の要素もあるし、それぞれの社会の特徴による、異なる「笑いの文化」がある。それぞれの笑いのかたちを見ていると、その社会で、何が人々の心の底にあるのかが見えてくる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
米国では、コメディ映画The Interviewが公開されている。さまざまな経緯があったが、ネットでも劇場公開に先だってリリースされたことが画期的だとも評され、今後の展開が注目されるところである。ところで、この映画は、予告編を見てもわかるように、「悪ふざけ」が満載である。
茂木健一郎 @kenichiromogi
アメリカのコメディの一つの類型として、「悪ふざけ」があり、これはおそらく学生の文化を背景にしているものと思われる。長寿番組サタデーナイトライブでも、オバマ大統領のモノマネなどで、「悪ふざけ」をうまく取り入れることで、笑いを構成する姿勢が見られる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
Curb your enthusiasmは、利己主義を笑いに転化したものだし、Big Bang Theoryは、アメリカ文化の中でもはや主演男優賞とも言える科学技術系のオタクたちの恋愛下手、コミュニケーション下手を笑う。つくられている笑いで、アメリカ人の心理が見えてくる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
イギリスのコメディの特徴は、知的で皮肉な視点が利いているところで、モンティ・パイソンの頃からの伝統。The Office、Little Britain, Alan Partridgeといった最近の秀作も、時には政治的な観点も含めて、社会批評としての笑いという点に特徴がある。
茂木健一郎 @kenichiromogi
日本の笑いの特徴は、同化圧力や、他者の視線など、日本の社会の特徴と言われることを背景に笑いが生まれているところだろう。また、身体をつかった表現(かつてのたけし軍団のように)も、国際的に比較した場合の日本の笑いの特徴であると考えられる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
私がよく知っているのは、以上、日本、英国、アメリカの笑いであるが、他の地域にはまた独自の笑いの文化があって、その社会の深層心理を反映しているはずである。かつて、ソ連時代にはスターリンジョークというのがあったが、中国の笑いである「相声」は、どんな社会心理を反映しているのだろうか。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第1387回、「世界各地の笑いの文化」について、7つのツイートをお届けしました。

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする