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巨大ロボットと日米の文化

アメリカと日本の巨大ロボット観の違いをかわきりに、巨大ロボット物の性質についてを、いろいろ考えてみました。なんで、日本ではこんなに巨大ロボット物が人気あるんだろう?
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常広浩貴 @Hirotman

アメリカ人は巨大ロボが直接手にした銃器をわざわざ引き金を引いて撃つことに違和感を覚える、とどこかで目にした。言われてみれば初期『バトルテック』に採用されたメックは手持ち武器のないタイプだ(一部例外あり)。米国で『ガンダム』も『ボトムズ』もさほど騒がれない理由の一端がありそうだ。

2010-12-06 13:48:38
常広浩貴 @Hirotman

何事も例外がある『トランスフォーマー』がそれだ。連中は銃使いや刀剣持ちのオンパレードだ。チャンバラもドンパチもこなすあの機械生命体は米国人にとって「ジェダイ戦士」のようなヒーローキャラクターなのだろう。生まれは日本でも米国由来の騒々しさと脳天気な血が流れている。

2010-12-06 14:04:58
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

@Hirotman 人間が乗り込んで操縦する巨大ロボットからして少なそうですからねぇ。アメリカで人気のある、人間が乗り込んで操縦し、しかも手で武器を使うロボットが出てる作品は、パワーレンジャーのシリーズとロボテックのシリーズくらいしか思いつきません。どっちも元は日本製なんですよね

2010-12-06 21:16:24
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

アメリカで巨大ロボット物が人気無い理由の一つは、「現行の軍隊をディスることになるから」だと思う。だって現代舞台で、巨大ロボが暴れ回って街を壊して、それに対抗できるのが巨大ロボットだけってことは、戦車や戦闘機の否定だよねぇ。怪獣物やウルトラマンがはやらないのもそのせいじゃないかなぁ

2010-12-06 21:34:22
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

逆に、軍隊が主役にならないことが、巨大ロボット物が日本で人気を博した理由だとも言えるだろう。軍隊アレルギーを持っている人を刺激しないで、戦争風の物語を描くのに、巨大ロボットは非常に適したガジェットだ。それに戦車のおもちゃよりはロボットのおもちゃの方が、親が買い与えそうだしね

2010-12-06 21:41:51
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

アメリカにも巨大ロボットがないわけじゃない。アイアンジャイアントとかセンチネルとかがある。日本と大きく違うのは、自律行動できるロボはいても、パイロットが乗り込んで戦うタイプの、巨大ロボットがあまりないことだ。ぱっと思いつけるのはパワーレンジャーとロボテックくらい。どっちも原産日本

2010-12-06 21:50:33
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

ここから、乗り込んで戦うロボットが日本で流行ったのは、戦車や戦闘機の暗喩ではないかと思うわけ。あるいは、戦車や戦闘機で戦う話が少ないから、その市場を乗り込み型巨大ロボットが得たのかもしれない。

2010-12-06 21:54:24
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

1979年の機動戦士ガンダムが日本で人気でたのは、リアリティの感じられる戦争物であったところが大きいと思う。アメリカその頃どうだったのかなぁと思って調べてみたら、ベトナム戦争が終わってやっと4年で、しかもイランアメリカ大使館人質事件の年だった。

2010-12-06 22:22:34
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

でもストーリーの基本的な所で言うなら、スーパーロボット物とアメコミの変身ヒーロー物は共通するところも多い。「いきなりもの凄い力が手に入っちゃってどうしよう! 正体を隠しながら使おう」とか「いざという時に、ロボットに乗るあるいは変身することで本気の力を出すぞ」とか。それほど違わない

2010-12-06 22:38:14
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

似てるところもある一方、日本のスーパーロボット物とアメリカの変身ヒーロー物で全然違うところもある。ロボットの特徴は、父(あるいは父性的な人物)が開発して子に渡されるということ。マジンガーは祖父、ガンダムは父、ジャイアントロボは父、エヴァンゲリオンも父。

2010-12-06 22:43:55
常広浩貴 @Hirotman

フィクションに登場する世界最初の乗り込み型巨大ロボットは『宇宙戦争』の三脚型ウォーマシンだと思う(異論は認める)。ただ、こいつから『マジンガーZ』までの間には深くて広い亀裂が横たわっている(アストロガンガーとか大マシンとかゴーレム0とか断片的なリンクは存在する)。

2010-12-06 22:46:49
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

ロボットは父から子へと、「家の財産」のように継承されている。「受け渡せる」というのが、ロボットのポイントのようだ

2010-12-06 22:47:55
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

一方、アメコミの変身ヒーローは、偶発的な事件によってパワーを得る物が多い。原子力蜘蛛にかまれるとか、変な放射能を浴びるとか、放射線で分解されたあとで再生するとか。能力も基本的には受け渡せない。

2010-12-06 22:51:37
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

しかし、二世ヒーローになると、能力は遺伝するようになるのであった! ああ、理論が崩れた! ロボットのように明確な意志を持って受け継がせてるわけじゃないのが違いかねぇ。

2010-12-06 22:53:39
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

というわけで俺は父性のある博士が子供にロボットを受け渡したり押しつけたりするのが、スーパーロボット物の本質の一つだと思ってる。今川泰宏がそういう話ばっかり作るのも そう! そのせいだろう! ワンパターンなのではなくロボット物の本質を表すためなのだ! すべての親子に捧ぐ!

2010-12-06 23:17:18
ぱらでぃん @nekohaus

@yanegann 非言語コミュニケーションなんて幻想に頼ってたら親子のディスコミュニケーションは決定的なものになるという非常に示唆に富んだテーマを感じるですぅ。

2010-12-06 23:23:52
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

ロボットは父との関係の象徴として見ることが出来る。シンジはエヴァに乗るのを執拗に拒む一方で、シンクロしすぎて溶けてしまったりしている。父との距離をうまくとれないことを意味しているとも読める

2010-12-06 23:46:43
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

ボトムズというロボットを冷静に道具として扱い続けたキリコは、最終的に、自分を後継者としようとするワイズマンを抹殺する。擬似的な父殺しと言える行為である。

2010-12-06 23:48:13
こんにゃく @kon_nyaku_

@yanegann それならアムロが後にガンダムを超えるνガンダム作るのはある意味父親越えみたいな意味も含んでるんでしょうか

2010-12-06 23:50:32
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

@kon_nyaku_ この見方だとそうなりますね。まぁ、正しいかどうかは検討中の理論ですけど。私はνガンダム知らないのですが、どうですか、納得できそうですか?

2010-12-06 23:56:17
こんにゃく @kon_nyaku_

@yanegann 実は自分もスパロボでしかやってないので詳しい事は分からんのです。けど父から息子へって構図は結構正しいんじゃないかと思います。今のところ自分の思いつくのは全部当てはまってますし

2010-12-06 23:59:36
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

@kon_nyaku_ おお、それはよかった。こういう理論は、道具として便利に使えるかどうかが大事ですからね

2010-12-07 00:02:25
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

この理論は、父との関係を重視しないのならば、ロボットを受け取った来歴を詳しく語らなければ良いとも、逆転できそうだ。例えばグレンラガンのラガンは、はじめその来歴がわからない。父性的な人物もでてこない(兄貴はいるが)。ラガンの来歴がわかる時に、父性的な人物も登場する

2010-12-07 00:05:42
常広浩貴 @Hirotman

仏アニメ『やぶにらみの暴君』(1952)に世界初の搭乗型ロボットが出ていたのを失念しておりました。初期の巨大ロボは揃って悪役です。これがどうしてマジンガーのような正義の味方に変わったかは横山光輝『鉄人28号』、手塚治虫『魔神ガロン』の流れで説明づけられそう。@yanegann

2010-12-07 13:02:53
ヤネウラ@ボイスオンセ始めてみました @yanegann

なるほど、「巨大ロボットは悪役のもの」というイメージがあったのですね。なんかぴーんと来た! 「良いも悪いもリモコン次第」「お前は神にも悪魔にもなれる」って言葉は、巨大ロボットの悪魔的イメージを利用したものかも! 正義の味方の操る巨大な悪魔、それが初期のロボのイメージなんじゃないか

2010-12-07 20:02:02

コメント

ぼんじゅ〜る・Fカップ @France_syoin 2010年12月7日
折れも昔ルールを考えてたことがあったな。そのときは超人的(社会的)な力を手に入れるには日本人は何者かから「力を受け取る」ことが必要で、欧米では自分自身の力で超人的(社会的)パワーを手に入れ「力を持つ者に成る」ことが必要なのかなって思ってた。
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いちねんせい @cmj1nen 2010年12月8日
「自由意志はあるが自立運動しないロボットに搭乗」パターンもありますよね。ワタル・グランとか勇者シリーズとかエルドランシリーズに顕著(例外アリ)。このパタンだと父から受け継ぐのは稀で、例えば龍神丸は疑似父ではなく移行対象。日米比較にはなりにくいかなー。
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夜更至ヒルネスキー @hiruneskey 2010年12月29日
となると、エヴァはヒーローとロボ、両方の血を受け継いでいるという事に。・・・・・・ならばこれに新たに足せる要素は? 魔法少女? ドラゴンボール? 貴種流離? パラダイムシフト?
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玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2012年11月9日
乗り込める巨大ロボットの元祖、マジンガーZからして「祖父(一番近い保護者)からの贈り物」だしねぇ……。一方、自立するロボットの元祖鉄腕アトムは父に事故死した息子の変わりに作られその父にサーカスに売られました 
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玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2012年11月9日
日本では、巨大ロボットは科学者の父から譲られることが多いです。それは、間違いないところです/特撮でもそうですね/日本のヒーローは、超絶者から力をもらう事が多いのかな? 
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玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2012年11月9日
もとより、アメリカなどでは「ロボット」自体が兵器であり人間の敵という位置づけでした。日本人の原体験が「鉄腕アトム」「ドラえもん」などの人類に友好的な自立ロボットであるのに対し「人間に作られたロボットは必ず狂って人間を襲う」というフランケンシュタインコンプレックスに基づいた作品が主に作られていたためです
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玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2012年11月9日
それは、「神が人間を創った」というキリスト教的視点で描かれることと無縁ではないでしょう。神に作られた人間が神に逆らって原罪を負ったように、人間に作られたロボットは人間に逆らい敵となるのです 
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玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2012年11月9日
そして、日本は「全てのものに神が宿る」というアミニズムの国です。人が作ったロボットですら、「人間との対話や共存が可能な存在」として認識されているのですね~ 
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玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2012年11月9日
そういうわけで、「創造主に逆らう怪物」はアメリカではヒーローではなく敵でありもともと親しい友人であった日本ではヒーローになりうる存在なのです……ってな感じにまとめてみる 
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冷たい熱湯 @Tuny1028 2014年6月9日
ザンボット3に至っては先祖伝来の家宝みたいなもんだったろうしねえ。…そこへ行くとアメリカの人達はそもそも親から色々譲られるという感覚が希薄なんだろうか?
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冷たい熱湯 @Tuny1028 2014年6月10日
あと、ロボットを譲られる主人公が皆一人っ子なのもポイントだろうか? 兄弟が何人もいたらロボットをもらったのもらわなかったので揉めそうだもんねw
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こざくらちひろ @C_Kozakura 2014年12月6日
ロボットものは生身の人間のバトルよりも少人数での闘いになるのが常。そうなると闘うための理由説明がより重要。日本や欧州では武士道や騎士道が補填してくれるけど、アメリカは文化としてそれらを経験してないからです。
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