「小宮・北田の反ヘイト側の問題をめぐる論争」から見えてきた「だから社会学者は嫌われる」
- mtcedar1972
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全方位ドシロウトです。弱い生き物なのでけんかっ早いです。 貨幣・境界・進化心理学・ユング・倫理・マンガ・ゲームなどといった人生の無駄を愛する50♂
「カッコイイ反差別」を指向して、マッチョイズムという方法論をとってしまったので必然的に性差別関連に関してgdgdなんだよね。レインボーアイコンとの関連に関しては個別に聞き取り調査が必要かもしれんなあ・・・ / “C.R.A.C「ネ…” htn.to/4PVqD
2014-12-29 20:45:58ここに女装への蔑視がないというのは無理だなあ。 “C.R.A.C「ネトウヨ/レイシストにも女装愛好家は多い」という発言の問題点” togetter.com/li/762894
2014-12-30 03:09:54そう。これは単に反レイシズム運動の担い手がレイシズム以外の論点に鈍感だという話ではなくて、「従来の左翼とは違うカッコいい俺ら」というプレゼンがはらむ構造的な問題。 twitter.com/tikani_nemuru_…
2014-12-30 03:10:40他方そのスタイルに直接共感的ではない人にも、レイシズム以外の論点への感度が低ければ、その問題への批判が「反レイシズム運動への攻撃」と感じられてしまうので、溝はどんどん深まる。
2014-12-30 03:11:08みんな自分が関心を持ってこなかった論点については多かれ少なかれ鈍感なんだよ。だからそうした論点をめぐる議論には、単に相手の申し立てを聞くだけじゃなく、その申し立てに最善の表現を与えようとする共感的態度が必要であり、そうした態度形成を阻むようなスタイルは何であれ取るべきではない。
2014-12-30 03:28:05@frroots 今回のC.R.A.Cについての話は全く同意なのですが、気になるのは、なぜ「反ヘイト」という集団カテゴリーを立て、そこに「自浄作用」を求めるのか、です。そもそもそうした組織的責任を帰属されるものが「反ヘイト」なのか、そのカテゴリーの立て方は妥当なのか、と。
2014-12-30 09:48:23別の言い方をするとなぜ社会運動という社会的出来事を「集団」「組織」という形で捉えるのか、ということです。責任帰属がしやすいからでしょう。その捉え方は安易な他者記述であると思います。「フェミが…」という粗い括りに応答する必要はないのと通じる話です。@frroots
2014-12-30 09:54:07問題がある、と思えば「カウンター」のひとそれぞれに問いかければよい。にもかかわらず、カウンターを組織であるかのように記述することで内部批判が責務である、連座責任があるかのように記述するのは社会事象の描き方として適切とは思えません。この点はいかがでしょうか。@frroots
2014-12-30 10:00:56「フェミがー」という組織化の記述に沿って告発が無効化されてることにフェミニストは抗い、かつ相互批判も行ってきたわけですよね。「上野千鶴子で全責任とれいわれても困るがな」と思いつつ。カウンターもそうだと思うんですが、小宮さんが組織化の話法に乗るのが理解できません。@frroots
2014-12-30 10:05:07ルーマンが、「全体社会」「組織」「相互行為」に加えて、「社会運動」を社会的システムの類型として析出したことの意味がいま少し見えてきたような気がする。
2014-12-30 10:09:13「単に相手の申し立てを聞くだけじゃなく、その申し立てに最善の表現を与えようとする共感的態度が必要であり」という言葉、これたとえばフェミニズムに向けられていたら、わたしは怒り狂うと思います。「言ってることはわかるけど、言い方がさあ」とかと同じですから。@frroots
2014-12-30 10:11:19フェミ、カウンターというタイプの異なる事象を併記・比較することの問題は重々承知しつつ、小宮さんであるから、あえて書かせていただきました。@frroots
2014-12-30 10:13:09女装の愛好とレイシズムには、なんの関連性もないだろう。そもそもどうしてレイシストを批判するために、「女装趣味はキモい」などという差別的なイメージを呼び出す必要があるんだろう。レイシズム的な言動を、淡々と批判すればいいだけじゃないか。 togetter.com/li/762894
2014-12-30 10:16:58@a_kitada ここ2年くらいのあいだ、北田さんがツイッターでアクティブに活動される前から、先に指摘したようなプレゼンのスタイルの中で何か問題のある発言がなされるたびに、少なくない人が直接発言者とやりとりしてきました。私も何度かやっています。その結果の多くは無残なものでした。
2014-12-30 11:38:02なので「自浄作用」という論点は今更感があります。他方「反レイシズム運動は組織ではない」というのはそのとおりです。しかしcracはカウンターの中心的勢力であり、そのスタイルには運動を大きくした「功績」もあるという点を考慮しないわけにはいきません。
2014-12-30 11:38:32私の発言はそのスタイルのもとで積み重ねられてきた行為の集合に向けられているのであって、メンバーの集合という意味での組織に向けられているのではないという点をご理解いただきたく思います。「フェミ」云々よりは遙かに文脈特定的な話をしているつもりです。
2014-12-30 11:38:52@a_kitada この点は北田さんもまた、反レイシズムという軸に問題を一元化・単純化して捉えすぎていると感じます。複数の軸が複雑に交差する中では「申し立てをする/聞く」という区別自体が複線化するのであり、だからこそ必要になる態度や作法があるのです(PCなどはその典型です)。
2014-12-30 11:39:07だから、特定の軸で申し立てをする側に立つからといって、相手への攻撃・罵倒・蔑視のためにどんな資源を動員してもいいということにはならないし、議論のスタイルへの批判がつねに「聞く側」からの「告発の無効化」実践だとも限りません。この論点がないがしろにされすぎていると私は感じています。
2014-12-30 11:41:20いま小宮さんは規範論をしているのですね。社会記述のフェーズに戻したら、仰ったことは他の社会運動にもいえることですね。「議論のスタイル」批判がいかにフェミニズムの告発の無効化に作用するか、かなり前から強い懸念を文章化していた身としては楽観的にも響きますが。@frroots
2014-12-30 11:48:15「淡々と」じゃなくていい。怒り狂って怒鳴り散らして当たり前。でもその中でも言っちゃいけないこと、聞かなきゃいけないことがあるというだけのこと。
2014-12-30 11:51:26わたし個人としては、しばき隊をそのまま肯定することはできません。しかし全否定もできません。それによって「今日も生きていける」と思えるひとがいるかぎり。そこで生じている問題は、それこそ色んな水準で対応すべきでしょう。だからこそ「組織」として捉えるのはまずい。@frroots
2014-12-30 11:52:22