アメリカのNPOファンドレイジング事例に学ぶ セミナー中継まとめ
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まずはシーズの説明。1994年に、NPO法の制定、認定NPO法人制度の制定、NPO法人の情報公開制度の創設を目的として設立。道具づくりをみんなで進めて広めて行く活動。
2010-12-07 09:25:41NPOは全国約41000もあるが、どこも基金不足、人材不足。アメリカから講師を呼ぶ活動を繰り返すが日本にはなかなか定着せず。そこで鈴木氏は自らアメリカへNPOフェロー研修することに。
2010-12-07 09:30:09場所はインディアナポリス。受け入れ団体はユナイテッド・ウェイ・オブ・セントラル・インディアナのジュリアン・センター。テーマは「ファンドレイジングを実践するための組織運営」
2010-12-07 09:32:13サイクルの回し方。潜在的な提供者の特定→調査→開拓・構築→依頼または企画案→資源→そして忘れがちだか最も大切な「感謝と報告」アメリカのファンドレイズ専門学校では、感謝は次のお願いをするまでに7回しなさいと教えられる。
2010-12-07 09:37:37ファンドレイジングの関係開拓・構築。例えば個人的なお願いの手紙や電話では相手の名前を手書きで書く、声をかけて呼びかける。また、ファンドレイズのプロの中には「イベントはあくまでその後のコミュニケーションとフォローアップの為にある」という人すらも。
2010-12-07 09:41:33鈴木氏の研修先では九月から十二月にかけて寄付を集めるキャンペーンを行っていた。期間中のみ地元の企業から出向を受け入れ、一緒にファンドレイズの外回りをさせるというプログラム。
2010-12-07 09:43:59その時に言われた言葉「ファンドレイザーとはエデュケーターである」地域の課題解決に対して自分たちが取り組むだけでは追いつかない。周囲に理解してもらい、如何に巻き込んでいくかが重要。そのプロセスはNPOのミッションそのもの。
2010-12-07 09:46:22出向してきた役員は必ずしも営業マンではない。スキルよりも「自分がなぜここに出向をするようになり、どの様にして社会をよくしていきたいかの想いを相手に語ってもらえば良い」というアドバイスがなされていた。
2010-12-07 09:49:48ユナイテッド・ウェイの仕組みは「職域募金」と呼ばれるもの。地元企業に働きかけをして従業員に協力要請をだす。希望者は給料から天引きされ、代わりに税の手続きを行う。それを登録しているNPOに助成として渡す。
2010-12-07 09:53:04企業から従業員に対しては一方的なものではなく、どうやって地域課題を自分ごとにしてもらうかが重要。規模としては会社の従業員は1200社、寄付者9万人、2007年当時のレートで目標寄付総額は46億8千万円。
2010-12-07 09:55:55ユナイテッド・ウェイに出向してくるのは地元の大企業役員ばかり。彼らが営業として周り、受け入れ企業側の募金担当と交渉し従業員に対するプレゼンの時間をもらうなどのアプローチ。
2010-12-07 10:01:53寄付を受け入れたらそれらの活動をレポートにして次回に引き継ぐ。これは日本の保険の営業に非常に似ている手法、とても地道な活動。
2010-12-07 10:02:03ユナイテッド・ウェイの登録NPO(助成受け取り資格)になるための条件はガバナンス、マネジメント、ファイナンスなど非常に厳しい。2007年度は66団体中2団体のみが認定。
2010-12-07 10:04:42企業へのアプローチ方法としては、社長や役員にコンタクトすること、従業員を巻き込むこと、楽しくやること。三交代制の工場では部屋を借り切ってシフト交代の度によってもらう、お菓子やジュースを飲食しながら、寄付を受けて助かった人の証言をしてもらうなどの取り組みも。
2010-12-07 10:08:20他にもハロウィン仮装でのランチ持ち寄りパーティーミーティングや、寄付協力者への折り紙教室。(因みにアメリカ人はピッタリまっすぐ折ることができなかった…笑)一見募金とは関係のない活動を、とにかく楽しくやって盛り上げるというファンドレイズのやり方も。
2010-12-07 10:13:53DV被害者のカウンセリングやシェルター運営をするNPO「ジュリアン・センター」での事例。フォーマルでセレブなファンドレイズパーティー、参加費も高価な上にオークションが行われる。沢山の人がドレスを来て参加。
2010-12-07 10:16:48ディナー後のサイレントオークション。交通手段をもたないDV被害者がタクシーで緊急非難をする時の金額 分の権利を売ったりすることも。事前にクレジットカード番号が登録された番号札を掲げて落札。
2010-12-07 10:19:41ファンドレイズの依頼または企画案。寄付の動機、きっかけで最も多い理由は「お願いされたから」ファンドレイザーにも寄付集めが得意な人などいない、みなが自己暗示をするように「お願いをすることが必要」と繰り返し意識する。
2010-12-07 10:22:19ユナイテッド・ウェイの会議は「セールスミーティング」と呼ばれ、ロールプレイでの研修など。また組織戦略として地元企業の元社長などを巻き込み代表にして、他の500社に対してCEOコール。影響力において誰が誰に言われるか/言うかということがとても重要。
2010-12-07 10:35:48三つ折りパンフでの寄付依頼。昨年度寄付金額ランキングベスト50を公開。背表紙には「登録NPOの評価に参加しましょう」「一日ボランティアに参加しましょう」内側には「寄付で地域社会をたすける事によってビジネスネットワークや信頼を得るだろう」などのメッセージ。
2010-12-07 10:42:22シーズ鈴木歩氏「アメリカNPOのファンドレイジングに学ぶ」講座中継再開します。寄付資源の提供方法は、小切手、クレジットカード、寄付申込書など。アメリカで一般的なのは小切手だが、スペルミスなどの問題も。
2010-12-07 11:05:19ファンドレイジング、感謝と報告の方法。年間5000ドル以上寄付するメンバーが集まった特別な「ドナークラブ」が開かれる。貸切のイタリアンレストランで存分に楽しんでもらい、寄付のお願いは一言だけ。彼らにとって重要なのは地位の承認と満足。
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