- dent_takao
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2014年12月26日
「……ただいま」 「!!真ちゃん!よーやく帰ってきた!」 「……すまない、実験が長引いてしまったのだよ」 「んーん。それは仕方ねーし。今日出掛けてったのも遅かったしなー」 「クリスマスが終わってしまったな」 「だな。ま、今日の朝イチャイチャしたし、よくね?」
2014-12-26 00:29:09「よくねーのだよ」 「お、おう?」 「高尾」 「?」 「明々後日は記念日なのだよ」 「あ、ああ。そーだな」 「クリスマスの埋め合わせも兼ねて盛大に祝うぞ」 「……ごめん、なんか真ちゃんが『盛大に』とか言うと嫌な予感しかしねーわ。クルーザーとか準備しねーよな?」
2014-12-26 00:37:34「クルーザーか……お前が乗りたければ今からでも手配するのだよ」 「人の話聞いてた!?いらねーからな!?旨いもん食いに行く程度でオレはじゅーぶん!」 「心配するな。店選びにも人事を尽くしてあるのだよ」 「……え、もしかして」 「予約済だ」 「は、はえーな真ちゃん……」
2014-12-26 00:40:05「その日は空けてあると思っていたのだよ」 「まー記念日だしなー……下手にクリスマスとかじゃねー方がオレらデートしてても浮かねーし♡ちょーど良かったんじゃね?」 「……む」 「ほら、さっさと風呂入ってこいよ真ちゃん、もー寝ようぜ?」 「……ああ」
2014-12-26 00:43:092014年12月27日
しーごとおわったー!!明日から2連休ー!(ノ≧∀≦)ノ まだ仕事納めじゃねーけどなー30日出勤したらよーやく休み! でもそれにしてもつっかれたー……飯とか作る気力ねーわ…なんつーか……関節痛ぇ…
2014-12-27 19:30:10たっだいまー……って、真ちゃんもまだ帰ってきてねーのか……ううう…めんどくせーな飯作るの…でも明日すげーとこに食べ行くっつってたし……冬の最終兵器、鍋でも作るか。
2014-12-27 19:45:06……んー……何入れっかなー……冷蔵庫の中の残りもん入れればよくね?もやしと……にんじんと……キムチ、は入れたら真ちゃん怒るし、納豆、も怒るし……えーっと……明太子、いやこれ鍋じゃねーわ、落ち着けオレ……
2014-12-27 19:50:09「おー真ちゃんおかえり!鍋今作ってっとこだから待ってろよー」 「ただいま」 「明日すげーとこ行くんだろ?そー思って今日はもやし鍋にしてみました!」 「……もやし……だけか?」 「ごめんさすがにそれはねーわwww肉とかちゃんと入れたってwww」
2014-12-27 20:20:15「……高尾、」 「ん?」 「……顔が赤くないのだよ」 「え?鍋煮込んでたからじゃね?」 「……いや、」 「うおっ、ちょ、真ちゃんいきなり顔近付けられるとその、高尾ちゃんキンチョーするっつーか」 「熱があるのだよ」 「うっそぉ……」
2014-12-27 20:30:08「……何故自分で自分の体調不良に気付かない」 「や、さっきからなーんか関節痛ぇなーとかいろいろ考えんの億劫だなーとか思ってたんだけどさー……疲れてるだけかなーって」 「あとはオレがやっておくのだよ。お前は寝ていろ」 「や、でも別に平……」 「寝ていろと言っている」 「……へーい」
2014-12-27 20:35:06別に熱あるっつったって咳出るわけでも鼻出るわけでもねーのに真ちゃんってマジで心配性だよなー……オレそれなりに体力あるっつーの。それよりアイツがちゃんと鍋の味調整できるかの方が心配なんだけど。
2014-12-27 20:45:05「……高尾、出来たのだよ」 「んーさんきゅー真ちゃ……えっと、何これ」 「まずは食前にこの漢方を飲むのだよ」 「か、漢方?」 「体を温め風邪を早く治す効果が期待できるのだよ。さあ飲め」 「や、だからオレ風邪かどーかもまだ……」 「いいから飲むのだよ」 「はーい」
2014-12-27 20:50:08「…よし、飲んだな」 「おう。鍋食う鍋!!」 「少し待っていろ」 「え、ベッドまで持ってきてくれなくていーってば!オレ普通に起きれるし」 「……それならこれでも着ておけ」 「……お、おお。これ真ちゃんのお気に入りのカーデじゃね?なんか今日すげーやさしーな?w」
2014-12-27 21:00:09「医者が患者に優しくするのは当然なのだよ」 「さっすが緑間センセ♡……じゃあオレ1年中風邪ひいてよっかなー」 「……何を馬鹿なことを言っているのだよ」 「冗談だってwww睨むなよwww」
2014-12-27 21:05:05「……お。鍋うまいじゃん」 「当然なのだよ」 「ドヤ顔wwwほんっと真ちゃん料理できるようになったよなー……」 「高校の時と一緒にされては困るのだよ」 「未だにカレーは甘口と辛口のどっちかの鍋焦がす癖にwww」 「……む」
2014-12-27 21:10:09「っふー!うまかったー!ごちそーさま!」 「ではこれを飲むのだよ」 「……お、おう。なんか、すげーな。オレ重病人みてーな扱い……」 「いつも言っているだろう。尽くせる人事は尽くせ」 「はいはいwほんっと、真ちゃん過保護すぎっしょw」
2014-12-27 21:30:03「高尾、食べたら風呂に入ってこい」 「え、もう?せめて食休みさせてって」 「……それならとりあえず寝ていろ」 「だーから、大袈裟だっての!」 「インフルエンザだったらどうする気だ」 「……え……ど、どうしよ」 「どうしよ、じゃないのだよ。さっさと寝ろ」
2014-12-27 21:40:07インフルなわけねーじゃん。真ちゃんってばほんっと大袈裟。つーかオレ、インフルとか未だかつてかかったことねーし!もっと怠くて熱くてツラいはずだし!ぜってー違うって!
2014-12-27 21:50:08おっしゃー風呂入ってきたらちょっとスッキリした!なんか風呂あがった瞬間に立ちくらみしたけどw疲れてるだけだよなー……ってことで、今日はとりあえず寝とこーっと。おやすみー!
2014-12-27 22:10:102014年12月28日
「ん……ぅ……」 「起きたか?具合はどうだ?」 「あーしんちゃんおはよー……って、あれ?」 「どうした」 「なんか……寝返りうとーとしただけなのに、すっげー体だっりぃ……」 「……ふむ。確かに熱も昨日より高いようだな」 「だからいきなりデコくっつけんなってば」
2014-12-28 08:00:14「やはりインフルエンザではないのか」 「かかったことねーから分っかんねーって……でもマジで、指1本動かすのもだりぃ……真ちゃんとヤりまくった次の日よりだりぃ……」 「……よっぽどだな」 「……」 「なんだ」 「や、一応自覚あったんだなーって」
2014-12-28 08:10:08