さて、今日の視聴感想について。マイナーOVAについて2作品ほど。家のPCの環境が整っていない関係上、3作品の予定から2作品ほどにします
2015-01-03 22:33:10先日、未DVD化のマイナーOVAの映像ソースを手に入れた事もあり実家で3作品ほど見た。とりあえず2作品ほどについて。
2015-01-03 22:34:01「天が知る、大地が知る、時の流れは宇宙の宿命。それに逆らう者あらば地の果てまでも追い続け、そやつの刃を打ち砕く!我こそ爆風童子ヒッサツマン!!」 pic.twitter.com/GtJW0rh9Zz
2015-01-03 22:34:40一発目として、爆風童子ヒッサツマンについて少し。この作品は以前名前だけは知っていた。このタイトルでタイムボカンシリーズ?っぽいという方は鋭い。実際当時タイムボカンシリーズの流れを組む、正統な後継者とまで言われていた作品だったらしい。
2015-01-03 22:36:06実際、笹川総監督にキャラデザは天野嘉孝さん、主題歌の作曲は山本正之先生。キャストには富山敬さんや小原乃梨子さんが出演されているという相当タイムボカンシリーズっぽい布陣の作品なのだが……悲しい事に、この作品はタツノコじゃありません。
2015-01-03 22:37:30実際はアートミックだが……タイムボカンシリーズの後継者と名乗った作品が何故タツノコ作品じゃないのかは謎が深まる事柄だ。それはともかく中途半端な立ち位置の関係からか大河原邦男さんや、3悪の八奈見乗児さんやたてかべ和也さんは残念ながら参加されていない。
2015-01-03 22:39:39微妙にタイムボカンシリーズっぽい中途半端な立ち位置と書くと……飛び出せ!マシーン飛竜と似たような存在感だろうか。
2015-01-03 22:39:46一応その後タイムボカンシリーズはお祭りものの王道復古を除くと、きらめきマン、二代目ヤッターマンが存在しているのだが。これらの2作品がヤッターマンをそのままリメイクおよび、原典としてアレンジした作品なのだが、ヒッサツマンはその点が少し異なる。
2015-01-03 22:40:59主人公・平賀玄米が変身するヒーローヒッサツマン……だが、この作品はヒーローが2人組ではなく1人のみだ。この点はヤッターマンの流れを組む後発のシリーズ作品とは異なり、ヤットデタマン~イタダキマン辺りの流れを組んだ点として見た方が良いかと pic.twitter.com/06enpG2v9S
2015-01-03 22:42:54そんでもって、このヒッサツマンは珍しくヒロインが不在の作品だ。一応第1話でシンコという恋人にふられて、第2話でシンコ姫という人物が出てくるものの終始登場する人物ではない。そんでもって玄米の時は逆に3悪の面々と行動を共にする設定が設けられているが……
2015-01-03 22:44:36この2点はイタダキマンを強く彷彿させるものだろう。一応イタダキマンは二束三文トリオの法子がいるらしいが、イタダキマンの空作は彼女より三悪のヤンヤンとの接点が多いようで(ちゃんと見ていないのだが)、大まかな点は似ているということにしておこう。
2015-01-03 22:45:53そんでもって今回の三悪ビージョ、ブージョ、バージョだが……!? pic.twitter.com/SgDKTLMxAY
2015-01-03 22:46:26何と、この作品では三悪が全員女性という変化球を持ってきた。一応三悪のリーダーは小原さんだが……ブ女のブージョはTARAKOさん、比較的可愛いバージョは水谷優子さんというキャスティング。なお、ブージョはトンズラー的な外見でありながら、ボヤッキー的な頭脳労働もこなす珍しい役柄
2015-01-03 22:47:58実質ブージョがトンズラー+ボヤッキーのキャラという関係もあって、バージョは3悪の中では比較的良心的な人として設定されている。珍しいパターンの三悪だ。
2015-01-03 22:49:02あと、この全員女の三悪の設定も一応イタダキマンの初期段階で考えられていたものらしい。オシャカマンとして企画された際のアイデアであり……もしかして狙ったのだろうか。
2015-01-03 22:49:51三悪が狙うお宝は歴史を変えるほどのパワーを持ちながら、様々な時代へと飛び立っていく御国鳥(おくにどり)。この点はヤットデタマンを彷彿させる所でだが、ヒッサツマンは御国鳥による歴史の改変を建前では阻止する使命はオタスケマンっぽい pic.twitter.com/WKCCnRtEws
2015-01-03 22:51:55ただ、いずれにせよヤッターマンを彷彿させる設定がこの作品ではほぼないのである。せいぜいドクロ雲ならぬカボチャ雲が出ている点だが、それは以降のシリーズでも見受けられる演出。後発がヤッターマンを元につくられたリメイクのパターンが殆どだけに、その点でヒッサツマンは異色かもしれない。
2015-01-03 22:52:51それ以外の点ででは、サポートロボ名古屋ベエは足を引っ張るどころか普段の玄米に対するつっこみ、フォロー役はもちろん、ヒッサツマンに代わってロボットを操縦する事も多い。トップクラスで有能な上、演じるのは千葉繁さんなので凄い存在感。 pic.twitter.com/NZTm6rR6W5
2015-01-03 22:54:47ヒッサツマンの操る金太ロボ。他にも玉虫ロボ、カエルロボが存在してそれぞれ金太郎アメ、タマゴ、オタマジャクシ状のゾロメカを操る。 pic.twitter.com/aoBKwwLvHF
2015-01-03 22:57:50ちなみにOPラストカットに戦国武将らしい巨大ロボットが登場するのだが……そっちは残念ながら三悪のメカであり。
2015-01-03 22:58:27……といった所だが、このヒッサツマンは正直微妙だった。タイムボカンシリーズとして中途半端な立ち位置故の中途半端さと、尺の短さが大きいかもしれない。
2015-01-03 22:59:10まず、話の展開が正直……という所だ。そもそもヒッサツマンが誕生した背景の一つとして、玄米がデートに遅刻して彼女にフラれた事が原因でタイムマシンでやり直そうとした事から全てが始まってしまう。歴史の流れを守るといったあんたが歴史の流れを変えようとしてどうする!と突っ込んでは負けか。
2015-01-03 23:00:56あと、ヒッサツマンは毎回タイムスリップして帰ってきての繰り返しなどではなく、タイムマシンの事故で戦国時代へワープしてしまって元の世界に帰れないまま物語が続く事となる。ここら辺はタイムボカンシリーズとは違う点だろう。
2015-01-03 23:01:50そしてヒッサツマンが登場した背景だが……何やら既に玄米と名古屋ベエが鍛冶場の馬鹿力マシーンたるものを作りだしていた為、第1話で前触れもなく唐突に変身する。この第1話から前触れなく変身できるネタはゼンダマンやオタスケマンのような前例もあるはあるのだが……
2015-01-03 23:03:01こっちの場合、次回予告代わりのためになる歴史講座コーナーで、鍛冶場の馬鹿力マシーンを作った背景は!?と予告でありながら結局藪の中との点から印象は悪い所が否めない。
2015-01-03 23:04:01