【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第40話「絶纓の会」です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」01】 第40話。「ぜつえいのかい」と読みます。 貂蝉の奮闘により、呂布と董卓の間に亀裂が走りましたが、その修復を試みる李儒のうんちくが光る回です。

2015-01-06 13:39:48
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」02】 呂布と貂蝉の逢瀬を見た董卓はもうカンカンで、思わず剣をとって斬り殺そうとします。怒りのあまりとはいえ、天下無双の呂布に剣で挑むなんてすごい人です。呂布は、ひょいと体を退いてやり過ごしますが、董卓は勢い余って池にドボン。

2015-01-06 13:42:05
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」03】 池にダイブした董卓を背に、呂布は立ち去ってしまいます。溺れかけている董卓を助けたのは貂蝉です。そのまま沈めとけば董卓暗殺完遂ですが、誰かがやってきて董卓を助ければ貂蝉が罪に問われます。残念ですが、貂蝉はここでは董卓を助けます。

2015-01-06 13:44:07
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」04】 慌てて護衛の兵下達が駆けつけてきましたが、呂布はすでにスタコラサッサと帰ってしまっています。董卓は打首だ、と言いながら大きなくしゃみをします。そういえば、董卓さん、病み上がりでしたね。結局風邪を悪化させてしまいました。

2015-01-06 13:47:14
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」05】 毛布に包まる董卓を見舞いに訪れた李儒。呂布を打ち首にしろという董卓に対し、ただごとではないと感じます。李儒は、董卓に今一度怒りを鎮めてほしいと懇願します。董卓の怒りはもっともですが、今呂布を討つのは感心できぬと。

2015-01-06 13:49:32
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」06】 少なくとも董卓が皇帝になるまでは、呂布は大切な味方である、としたうえで、李儒は「絶纓の会」の逸話を持ちだして説得します。ここから李儒によるお話が始まります。

2015-01-06 13:50:57
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」07】 楚国の荘王の話ですが、ある時荘王が開いた宴席の際、風によって灯火が消えてしまいました。その隙に、出席者の一人が荘王の寵姫(ちょうき)の唇を盗んだのです。チューです。寵姫はとっさにその男の冠に印をつけ、荘王の側に逃げて行きました。

2015-01-06 13:53:38
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」08】 寵姫は、荘王に下手人を捕まえるように懇願します。明かりをつけて、冠に印がついているのが犯人だと。しかし、荘王は、皆がくつろいでくれるのが嬉しいのだとして、暗闇の中で、皆に冠をとって無礼講で飲み明かそうと言います。

2015-01-06 13:56:31
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」09】 再び明かりを灯したときには全員冠をとっていたので、寵姫の機転もむなしく、誰がチューしたのかわからずじまいでした。そんな一件からしばらくして、荘王は秦との戦いで大軍に取り囲まれ大ピンチに。そこを助けたのは一人の武者でした。

2015-01-06 13:58:16
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」10】 全身に矢を受けながらも荘王を助けだした武者。礼を言う武者は、実はあの時、寵姫にイタズラをしたのは自分であると告白し、あの時、荘王のはからいで皆の前で恥をかかずにすんだと言います。それ以来、自分は荘王に命を捧げる気持ちであったと。

2015-01-06 14:00:19
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」11】 荘王の恩に報いることができたか、その武者はにっこり笑って死んでいったということです。これを世間では「絶纓の会」と言って語り草になっています。董卓も、この荘王のような態度で…と。李儒の話は結ばれます。

2015-01-06 14:02:08
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」12】 李儒の話に納得した感のある董卓の様子を見て、李儒は、呂布がそれほど貂蝉に恋い焦がれているのなら、貂蝉を呂布に遣わせては…、と提案します。もし、そうすれば、呂布は董卓の思いやりに感謝し、董卓のために命をかけるでしょうと。

2015-01-06 14:03:49
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」13】 女ひとりと、帝の位、どちらを選ぶかと問われ、しばし思案する董卓。貂蝉は惜しいが、皇帝になるという野望を捨てることはありません。結果、李儒の考えを受け入れることにしました。ホッとした李儒は、これですべてうまくいくと安堵します。

2015-01-06 14:05:32
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」14】 退室する李儒を見て、董卓は、「絶纓の会」とはうまいことを言う。確かに帝の位を望むには、呂布は必要な人間だ。いま女にうつつを抜かしているわけにはいかぬ、と賢者モードに入っています。一方、貂蝉は浮かない顔をしています。

2015-01-06 14:07:39
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」15】 せっかく董卓と呂布の分断が成功しかかっていたのに、李儒の機転で台無しにされかねないからです。呂布が董卓のために忠誠を尽くすとなれば、董卓の排除は不可能になります。美女連環の計、実は貂蝉と李儒の知恵比べという側面もありました。

2015-01-06 14:10:07
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【横山光輝「三国志」講座40「絶纓の会」16】 一転ピンチになった貂蝉が、どのような行動をとるのか、についてはまた次回のお話です。今回はここまで。

2015-01-06 14:12:27