剣道の稽古に古流を取り入れた話

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みんみんぜみ @inuchochin

昔の剣道雑誌に、古流を稽古している生徒が複数いる高校剣道部の特集が載ってた。古流を稽古する効果について剣道部の監督がいうには「部活以外の事(古流)に割く他の部員より多く、それが内面を強くしてる」と全く技術的な評価をしていなくて驚いた。じゃあ別に古流じゃなくて別の事でもいいやん。

2015-01-06 07:23:18
みんみんぜみ @inuchochin

ホントに剣道形や古流を技術的に見てなくて笑えてきた。 「内面が鍛えられると生活態度が良くなり、試合に出る」 「後輩の面倒見がよい、ジュースを半分残して下級生にあげる」 「剣道形を打つと剣道が変わってくるという話も聞くが、それはメンタルな部分に何らかの効果を与えてるからではないか」

2015-01-06 07:28:39
みんみんぜみ @inuchochin

端的に言えば古流や剣道形の稽古の効果について 「出来れば剣道に集中して欲しいが、技術的に剣道の上達に関係ない無駄をする事で、精神的に成長出来る。」 とこの剣道部の監督は認識してるわけですね

2015-01-06 07:31:13
みんみんぜみ @inuchochin

たしかに、剣道競技や竹刀の使い方とは矛盾する部分も多いから、監督の言う事は一面の事実なんだろなあ。古流や形へのこういう認識がおかしくないとすると、剣道家が古流をやると形が剣道競技的に変質するのは当たり前なんだろうなあ。

2015-01-06 07:34:18
みんみんぜみ @inuchochin

朝ツイートした剣道雑誌、古流を取り入れている高校についての記事だけど二校取り上げられていた。

2015-01-06 12:04:08
みんみんぜみ @inuchochin

片方は朝ツイートした通り、「古流剣術じゃなくていいやん」というような内容だったけど、もう片方は監督自身が剣道と古流を両立した剣道をされている方から古流を学び、その成果を生徒に教えている、というような内容だった。

2015-01-06 12:04:49
みんみんぜみ @inuchochin

古流を参考にした手之内や手首の使い方、木刀での切り返しや右足前に拘らない足捌き、正面打合って中心を取る、など木刀を使った稽古を一年生の頃からさせて、三年生の頃には効果が出てくると語っていた。実際、大会でも以前より良い成績が出るようになったそうな。

2015-01-06 12:06:01
ちていのき @baritsu

前にも書いたかもしれないけど、昔の雑誌に剣道新入部員を2班に分け、片方は足さばき中心の稽古、もう片方は普通の稽古メニューで練習。数か月後に試合に出したら前者が圧倒的に成績良かった、みたいのがあったな。

2015-01-06 17:27:01
ちていのき @baritsu

古流応用木刀稽古グループと、剣道足さばき徹底グループと試合したらどうなるんだろ。というか両方とも基本の成果って感じがしないでもないのだが

2015-01-06 17:28:45
石部統久 @mototchen

.@baritsu 以下の中程に同じ内容について昔私が引用したのがあります。 ichinikai.com/bbs2/637084960…

2015-01-06 18:41:01

『武道の理論』南郷継正
P137~138

 大正時代の剣道には非常に厳しく、また理想的なものがありました。たとえば土台の強化がそうです。私は大正十年に宮崎師範学校に入学したのですが、学校では正科として剣道がありました。当時の剣道の師範は東京高師(東京教育大学の前身)を卒業された林田敏正先生でしたが、驚いたことに丸々一年間というものを単なる運足だけをやらされたのです。もちろん、竹刀はもたず腰に手をあてて毎日毎日前進後退のみです。たるむと叩かれました。そりや厳しいものでした。何せ、師範学校は四年間となっていましたが、そのうちの一年間は大きいです。
しだいにズル休みをする者もでてくるし、それを嫌がって稽古を別のところでやる者も増えてきました。こうやって一年たってはじめて正式に竹刀をもつことを許可されたのです。そりや嬉しかったですよ。待望の稽古ができるのですから。竹刀をもって練習しての一学期の終了時に、念願の試合がありました。もちろんこの頃には運足をサボッていた連中も竹刀をもてるとあって一学期の間は一緒に稽古をしました。この試合は先生の意図するところもあって、運足をまじめにやったグループと、サボッて稽古を続けていたグループとに分かれての対抗試合となったのです。結果は見事なものでした。運足グループの圧勝に終わったのです。ええ、全勝でした。先生もほっとしておられたようですが、内心はしてやったりの気持じゃなかったかと思いますよ。とにかく土台を創るということは非常に大事なはずなのに今はまったくそれがないばかりか、アキレタことに小学生から防具をつけさせるのですよ。指導者は何を考えているのでしょうねえ。そりゃ私は商売だから(筆者注・運動具店経営)ぜひにといわれれば売りはしますが、忠告は一応しておくのですよ、そんなことをしたら真の剣道は身につかないよってねえ。それに近頃の段位の甘いこと! 私たちの頃は中学五年間毎日剣道をやっても、卒業するときに初段が貰えるのは僅かしかいなかったもんです。それでしかたなく、校内初段を最上級生には認めるといった状態でした。昭和七、八年頃から甘くなったようですねえ。とにかく初段をとると農学校(現在の農業高校)あたりからも先生になってくれと再三勧誘がきたものでしたよ。〔内田久平談〕

 内田久平は宮崎県では少しは知られた軟式庭球の主といえる存在です。氏はまた剣道の方も若い頃は大したものがあり、中学校(現在の高等学校)の三年生のとき大会に出場して十五人抜きをやった豪の者でもあるのです。この時は二位は四人抜きでしかなかったのです。晩年、当時の出場者で現在、県剣道界の大御所である某氏が「あんたは強かったねえ、私なんかぜんぜん歯がたたなかったよ。どうして剣道をやめてしまったの」といった話は有名です。この内田久平のみならず古老的存在の人々は土台の重要性は知っていたのです。

ちていのき @baritsu

ありがとうございます同じ趣旨ですね。南郷本は昔読んだけどすべて飛んでますw 2班の話は比較的新しい記憶なんで南郷氏のを真似して実験した先生とかの話かもですね @mototchen

2015-01-06 18:51:38
豚(サンドスター非所持) @shikishimatask

今RTした話は極真とかでも似たような話を聞いた気がする。一つ思うのは、こういうのをやらせる顧問って絶対に足さばき中心の方に優秀な新入部員入れてると思うんだよね。だって顧問の立場からしてみたら将来伸びそうな練習メニューの方に優秀なやつ入れたいと思うのが人情じゃん

2015-01-10 03:29:05
豚(サンドスター非所持) @shikishimatask

大体2つの練習メニューに分けてる時点で顧問の中では足さばき中心の方が優秀な結果が出るんじゃないかという仮説が立ってるわけで、そしたら部員分けるときに優秀な奴をわざわざ普通の練習メニューの方に割り振らんわなぁと。でそんな恣意的な分けられ方してたらこの実験の結果には何の意味もないよね

2015-01-10 03:31:39