屈折法地震探査の原理

地震は災害のイメージが強いものだけれども、生活の中で有効利用されているものでもあるの。 今回はその一部をご紹介します。
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地震たん @jishin_tan

このようにして、地下の速度構造を求めることができるのよ。この速度構造から温度分布や、岩質、密度分布などの推定に使うことができるのよ。ただしこの屈折法地震探査の弱点もあるのよ。 #学術たん冬期講習

2015-01-07 19:59:59
地震たん @jishin_tan

例えば推定された速度分布が温度分布を表しているのか、物質の密度分布を表しているのかが分からない。また低速度層(断層など)の存在や各層の厚さが薄すぎたり、極端な傾斜角を持つ層の推定は不得手だわ。 #学術たん冬期講習

2015-01-07 20:00:21
地震たん @jishin_tan

今回は水平二層構造を想定しましたが、これを2層ではなくてn層にしても同様に求めることができるわ。これが水平層ではなくて傾斜層を仮定しても求めることはできるのだけれども、ここまでくると複雑になりすぎるので、興味がある人はその手の本を読んでね。 #学術たん冬期講習

2015-01-07 20:01:06
地震たん @jishin_tan

参考文献は以下のとおりよ。 ・図解物理探査 ・地球内部の物理・化学 ・岩波講座地球惑星科学4 地球の観測 #学術たん冬期講習

2015-01-07 20:01:39
地震たん @jishin_tan

ここまで読んでいただきありがとうございます。 ご清聴ありがとうございましたm(_)m #学術たん冬期講習

2015-01-07 20:03:38