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伊東宣明による上田靖幸の紹介
「個展案内」 上田靖幸展 -ぬくもりー 2015年 1月12日(月)~18日(日) OギャラリーUP・S www4.big.or.jp/~ogallery/ そばにある「ぬくもり」をテーマに描いた絵画を展示します。 pic.twitter.com/sMpDEiUt1f
2015-01-05 15:16:30奈良発ナチュラルボーン変態(褒め言葉)のウエッチが急にツイッターはじめたで。こいつがいかにヤバい奴(褒め言葉)なのか解説をしないといけないな。認められたいとか褒められたいとか、本当にそんなん抜きの作品を作っている。 twitter.com/yasuyasuo24
2015-01-05 16:53:35やっぱり今から、上田靖幸の作品の解説をする。以前、HAGISOでのトークで出てきて受けた話だけど、より多くの人に彼の作品を観て欲しいから。 TAB イベント - 上田靖幸 「ぬくもり」 tokyoartbeat.com/event/2014/7819 @TokyoArtBeat_JPさんから
2015-01-05 17:07:19[上田靖幸の話①]まずこの画像を観てください。おそらく2006年あたりの作品です。それぞれ「胎動」「支柱」「愛育」という素敵なタイトルが付いています。彼は今もずっと「幼児化した自己と大きな植物」というモチーフを貫いています。 pic.twitter.com/FdNJmmo2Bx
2015-01-05 17:16:37[上田靖幸の話②]幼児化した自画像といえば馬六明あたりが有名なのですが、彼の場合違ってきます。単純に「木」は彼の両親で、教育大の大学院時代、両親に依存してしまっているという意味で幼児化した自分を描いているのです。作品は初期の「依存」 pic.twitter.com/AeRdvUpVo0
2015-01-05 17:22:39[上田靖幸の話③]さらに、両親は二人いるので(?) 二股に分かれた巨木と幼児化した自分という構図に変化してしていきます。彼は、それを誰かに認められたいとも思わず狙っているのではなく天然で行っているのです。「留」「憂」というタイトル pic.twitter.com/MMwGpcMTVu
2015-01-05 17:28:08[上田靖幸の話④]なぜ僕が上田の事を「天然だとわかるか」については、高校時代、彼が後ろの席からの親友だからです。それはさておき、どんどん彼の絵は彼の人生と符合して行きます。大学院を卒業したあたりの作品「歩」 たぶん 2009年位? pic.twitter.com/eSTH5yVTEg
2015-01-05 17:33:32[上田靖幸の話⑤]彼は努力の末、無事に小学校の正教員になり、今も精力的に教育の現場で活躍しています。そんな彼に、初めての素敵な彼女が出来たのです。その時の作品「めばえ」 pic.twitter.com/lJibCJiLz7
2015-01-05 17:41:02[上田靖幸の話⑥] このころから僕はあれ? こいつは少しヤバい作家でないのか?という思いが生まれてきました。愚直なまでに愚直、赤裸々なまでに赤裸々な象徴化された自己像。タイトル「チャイム」、なぜオムツが取れて埋もれているのでしょうか? pic.twitter.com/Xb0TNxysrO
2015-01-05 17:44:58[上田靖幸の話⑦] 僕の「あれ?」は、彼の結婚式で「確信」に変わりました。司会者は数回にわたり「お嫁さんを花で例えると・・・・・」 彼「ひまわり!」というやり取りがあったからです。「リビング」「みとおし」「わがや」「しゅくふく」 pic.twitter.com/9YIEWICJPY
2015-01-05 17:49:14[上田靖幸の話⑧]彼の絵には「居心地の悪さ」が全面にでてきます。コンセプトというにはあまりにも「そのまんま」すぎるし、その「居心地の悪さ」は彼そのものの精神的恥部と同時に個人的すぎる祝祭を観ているからでしょう。
2015-01-05 17:55:33[上田靖幸の話⑨]小学校教員をまっとうにこなしつつアウトサイダーな制作スタンス。絵も超絶技巧でもない。おそらく現時点まで誰も彼の作品を言語化していないのも現実なのです。とはいえ、己の欲するまま生きたままに最大限に正直に制作活動を続ける彼に、私をある種の尊敬の念すら覚えます。
2015-01-05 18:01:53[上田靖幸の話⑩ラスト] 再びオムツをつけた彼の展示「ぬくもり」という素敵なタイトルと供に、まもなく東京で始まります。すぐに評価はされないかもしれません、しかしこのシリーズが50年続いたら・・・・・私は彼を信じています。tokyoartbeat.com/event/2014/7819 連投御免
2015-01-05 18:09:44みそにこみおでんによる反応
技巧は指摘されるとおり高くないが、一生懸命真面目に描き写実的絵画目指してるところに好感もてる、、、どころそれが居心地悪い。 そしてモチーフも内容も居心地悪い。一言いういとキモい。ヤバい >RT
2015-01-05 19:05:23技巧的で奇想的でキモいだと、石田徹也を思い出すんで比較してみると、絵から溢れる自意識過剰さは同じようだが不幸さが全然無いことや、画家自身に「画家としての意思」が欠けてるところに上田靖幸の違いがある気がする。
2015-01-05 19:23:48画家としての意思が欠けるので美術上の戦略性(美術文脈・歴史、市場)を感じず、それがアウトサイダーっぽさを感じさせるのかもしれない。、、、しかし、自分の為だけに描いてるなら発表しなくていいはずだが、自分の意思で個展するということは社会承認を求め始め画家になろうとしてるのか、、、な?
2015-01-05 19:31:06、、、と、書いてみたが、もしかして上田自身が意図的にやってるのでは、というか戦略家ではないか、、、みたいなことも考えたりもする。
2015-01-05 19:33:51伊東宣明とみそにこみおでんのやりとり
@misonikomioden 一応?昔からそれなりに認められたいという想いはあるみたいです。それが、作風に結びついているかはさておき。職務もきちんと出来ているようなので、アウトサイダーというより、アウトサイダー的というか。まぁ、展示で本人に会ってくれたらその天然さに驚きますよ
2015-01-05 21:58:36.@nobuaki_Itoh なるほど。 改めて考えてみると私の先程の比較と感想は的を得てないですね。 上田さんはアンリ・ルソーと比較しその近似を考えたほうが諸々すっきりする気がします。
2015-01-06 00:10:20ルソーとアウトサイダー
伊東さんの言う、パラダイス的という感想は絵の内容そのもの、もしかしたら更に作家自身を天然と評してて、その天然とパラダイスを結びつけて、ということかもしれない。 >RT
2015-01-08 00:03:01