Twitterにおける悪の組織の一幕
赤:悪の組織サイド
緑:対悪の組織サイド
※りるは画伯は欠席
──その頃、ラージは某国政府直属の研究機関で新生物兵器の開発に取り掛かっていた。 「学生時代勉強したことにこんな使い道があるとはなァ」 祖国から遠く離れた地で空を見上げながらそう呟くと、彼は再びラボへと戻っていった。彼こそ世界征服を企むマッドサイエンティストになっていたのだ。
2015-01-11 00:28:45ラージ「ふふふ…ドラッグデリバリーシステムとウイルス学と分子生物学と細胞生物学の知識を駆使すれば人工的にウイルスを作る事など容易なのだよ… まずは高校の3年のクラスメイトに特異的に作用するウイルスの作製に取り掛かるとしよう…」
2015-01-11 00:31:44海山といえば世界各地の山林に分け入ってはサルの観察をしていた。調査は長期に及ぶため、それぞれの地で現地の言語を習得していた。また危険な戦場の近くでの調査経験は彼を肉体的にも鍛え上げた。そのため時にゲリラ活動にも参加するようになっていた。
2015-01-11 00:38:21そんな折である。かつての盟友が近くの街にいるという報せを耳にした。 「──うずみ、懐かしい名だ」 雨季に入るためまもなく帰国の準備をしようとしていた海山はうずみに会うため、滞在期間を少し延ばすことにした。
2015-01-11 00:42:20「突然声かけたらどんな顔すっかな」 いかに驚かせようか、安穏と考えていた彼はまだ向かう地でうずみが何をしているのか知らなかった。 ──振り返ると、知らなかったままでいた方がお互いにとって幸せだったのだろう。運命とは実に残酷なものである。
2015-01-11 00:43:41「まさかこんな形で再会するとはな……」 「ああ、俺も驚いたさ。お前さんがそうなってるとは思いもよらなんだ」 「クックックッ、マッドサイエンティストになるとでも……?」 「いやお前さんなら何をやっても驚きはせんがゴスロリのテロリストとは意外だったよ、うずみ」 「……るせぇ、海山」
2015-01-11 00:20:05「ナンマイダ!!」突如、研究所の壁を破壊し何者かがエントリー!瓦礫の下敷きになった哀れな研究者は即死。「ドーモ、ラージ=サン。アシュラです」アシュラは六つの手を合わせ丁寧にオジギした。「あ…アシュラ、お前……!ド、ドーモ、アシュラ=サン、ラージです」
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