『愛國詩集』日本放送協会昭和17年発行 高村光太郎

仏塔　ぐでだま亭免堂苦斎 @wheyh

眠気を抑えるために祖父が遺した本をご紹介することにする。「愛國詩集」昭和17年に「日本放送協會」が発行したネトウヨさん達が大好きそうな本。面倒なので旧漢字を改めます。「序　十二月八日、米英に対して、畏くも宣戦の大詔が渙発せられ、つぎつぎに挙がる輝く大戦果は…続く　#NHK　#愛国

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承前　大戦果は、国民の感激をいやが上にも湧き立たせ、国民各層を通じて、なにかしらその昂まる熱情を、また殉国の至誠を、力強く歌ふ詩をもとめたのである。愛国詩は、この国民の希求に応じて生れいでたものであって、詩人の詩を通じての国民の赤誠の発露であるといってよい。続く　#愛國　#NHK

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承前　日本放送協会では、昭和十六年十二月十二日より、愛国詩の朗読を開始したのであるが、この愛国詩の朗読が赫々たる皇軍の戦果の報道や、軍事発表、その他の放送と相俟って、国民の士気高揚に寄与する所、尠（すく）なからざりしことを確信するものである。続く　#愛国　#NHK

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承前　万葉以来、幾多の愛国の詩歌が、如何に人心を作興し、日本精神を純化するに、重要なる役割を演じたかを回顧するときに、この大東亜戦下に於ける詩人に対する、国民の期待は甚だ大きい。我々は、更によりよき多数の愛国詩が続々と発表せらるることを、衷心より冀望（きぼう）続　#愛国　#NHK

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承前　衷心より冀望（きぼう）して息まぬ。かくて、逞しき大東亜建設の進軍譜は、四辺に谺（こだま）して、愈々高らかに奏でられるるであろう。本篇は昨年大東亜戦争勃発の直後より、最近に至る期間に、放送された愛国詩の収録である。今日までに於ける戦捷譜としても　続　#NHK　＃愛国

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承前　記録的のものであり、又これを読むことによって、更に、その時の感激を新たにすることを得ば、本書の刊行も、決して徒爾ならざることを信ずるものである。終りに、本篇第一部は、協会の委嘱によるものであり、第二部は新聞、雑誌等に発表せられた作品であるが、続く　#愛国　＃NHK

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承前　後者については、原作者並びに掲載新聞雑誌社が、本篇収録に対し、快諾を与えられたることを、茲に附記して謝意を表する次第である。昭和十七年七月　日本放送協会業務局長　關　正雄　（以上で「序」が終了）　#愛国　＃NHK

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『彼等を撃つ』高村光太郎 大詔（おほみことのり）ひとたび出でて天つ日のごとし。 見よ、一億の民おもて輝きこころ躍る。 雲破れて路ひらけ、 万里のきはみ眼前（まなかひ）にあり、大敵の所在つひに発かれ 我が向ふところ今や決然として定まる。 （続く　#愛国　#NHK　#高村光太郎

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『彼等を撃つ』高村光太郎 承前 間髪を容れず一撃すでに敵の心肝を寒くせり。 八十梟帥のとも遠大の野望に燃え、 その鉄の牙と爪とを東亜に立てて われを囲むこと二世紀に及ぶ。 力は彼等の自らたのむところにして 利は彼等の搾取して飽くことろなきもの 続　#高村光太郎　＃NHK　＃愛國

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『彼等を撃つ』高村光太郎 承前 理不尽の言ひがかりに 東亜の国々はほとんど壊滅され 宗教と思想との摩訶不思議に 東亜の民概ね骨を抜かる わづかにわれら明津御神の御稜威により 東亜の先端に位して 代々幾千余の錬磨を経たり わが力いま彼等の力を撃つ 続　#高村光太郎　#NHK　#愛国

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『彼等を撃つ』高村光太郎 承前 必勝の軍なり 必死必殺の剣なり。 大義明かにして惑ふなく 近隣の朋を救ふべし。 彼等の牙と爪とを撃破して 大東亜本然の生命を示現すること、 これわれらの誓なり 霜を含んで夜しづかに更けたり。 続く　#高村光太郎　#NHK　#愛国

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『彼等を撃つ』高村光太郎 承前 わが同胞は身を捧げて遠く戦ふ この時卓に倚りて文字をつづり こころ感謝に満ちて無限の思切々たり。 昭和十七年日本放送協会発行『愛國詩集』より #高村光太郎　#NHK　＃愛国

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まぁ本の実物を見せないと信用してもらえないので写真をアップします。 昭和十七年九月発行　日本放送協会　『愛國詩集』　まぁNHKやこれに掲載されている詩人達にはいやな本だろうなぁｗ　#NHK　#愛国　#詩 pic.twitter.com/oa0O6gPd5f

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