デビルサマナー 葛葉あきつ丸vs亡霊戦艦 #5

ウルトラ怪獣のツインテールはエビの味がするらしいと聞いた提督が夕飯になっても帰ってこない
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劉度 @arther456
◇◇◇◇◇◇◇ ←九十一式徹甲弾
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【デビルサマナー 葛葉あきつ丸vs亡霊戦艦】#5
劉度 @arther456
(これからSSを投下します。TLに長文が投下されますので、気になる方はリムーブ・ミュートなどお気軽にどうぞ。投下中はTLを余り見ないので、感想・実況などを #ryudo_ss に書いて頂けると、後でチェックして小躍りします。では、宜しければ暫くの間お付き合い下さいませ)
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「やばいやばいやばいやばいよ!?」蔵王指揮所は騒然としていた。ワイヤーが一斉に外れ、曳航されていた大和が再び航行を始めたのだ。しかも今度は、調査隊を乗せたままである。「あきつ丸!応答してくれ、何があった!」『分かりません!現在撤退中であります!』 1
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『蔵王、聞こえるか!』播磨の呉元帥からも通信が入る。「はいっ!?」『そっちの部下は今どこにいる!』「大和です!」『大和のどこだって聞いてるんだよ!』「あきつ丸、どこ!?」『ええと、艦の中央辺りだと思うであります』「中央です!」『中央か……』 2
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『……目標、大和艦首』不穏な声が、無線から聞こえた。「元帥!?」播磨の51cm砲が旋回する。「ウチの部下を殺す気か!?」『阿呆が!そうしないように船首を狙って航行不能にするんだよ!何かに掴まるように言っておけ!』播磨の主砲が艦首を狙い、微調整を始める。 3
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「あきつ丸!播磨が撃つよ、気をつけて!」『気をつけろって何を――』言い終わる前に、播磨の主砲が発射された。51cm三連装砲の徹甲弾が、大和の船首に着弾!鋼鉄の外郭が弾け飛ぶ。『おわあああ!?』あきつ丸の悲鳴が響く。だがこれで大和は止まるはず。『……待て、あれは!?』 4
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砲撃を受けた大和から、青い液体が吹き出した。それはまるで血液のようで、しかし毒々しい青色は不吉な予感を見る者に与える。「何あれ……?」船には到底似合わない体液に困惑する提督。その耳を鋭い声が打った。『砲撃中止!砲撃中止だ!カイジュウ・ブルーだと!?そんなバカな!』 5
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「カイジュウ・ブルー!?」大和が流しているのは、異次元の巨大生物の体内に充満している体液であった。アンモニアを主成分とした強酸性の体液で、大気汚染すら引き起こすほどの猛毒だ。「本当なんですか!?」『見れば分かる!何年奴らと戦ってると思ってんだ!……俺だって、認めたくはないが』 6
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「ならプラズマ弾を」『それも駄目だ。プラズマ弾じゃ大和の装甲を貫通できん』「じゃあどうしろって言うんですか!?」『……今はとにかく追うぞ!』播磨と蔵王が大和に並走する。「あきつ丸、そっちはどう!?」返事は、銃声。「……あきつ丸、どうした!?」 7
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大和機関室。あきつ丸たちはここで敵の待ち伏せに遭っていた。「10時の方向に機関銃!」「クソッ、防御陣地じゃねえか!」凄まじい銃撃が機関室から吐き出され、流石の海兵隊たちも通路から動けない。広い機関室が丸々、敵の要塞となっていた。 9
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「後方からも敵が近づいています!」艦内をスキャンしていた大鯨が叫ぶ。「挟み撃ちか!」そこに、斥候に出ていた分隊が戻ってきた。「チャーリー!どうだった!?」「サー!駄目です、ここ以外の通路は隔壁と肉が邪魔で通れません!」「Shit!後方に回れ!敵が来るぞ!」「イエッサ!」 10
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海兵隊員たちがM4カービンやSCARを構える。どれも本格的な銃撃戦を想定した、連射可能なアサルトライフルだ。そんな中、小さな拳銃を構える者が一人。時代錯誤な古めかしいリボルバー拳銃・コルトライトニングを構えるのは、あきつ丸。その表情はいつになく険しい。 11
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「あの兵士たち……」彼女は敵兵から、異様な、しかし馴染みのある気配を感じ取っていた。人間でも、深海棲艦でもない。神や精霊、あるいは死霊などの気配。「ヨミクグツ……」足元のゴウトが唸った。「まさか、あれが?」その名前には聞き覚えがある。 12
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「ああ。昔、この目で見たのだ。間違いない」二人の間だけに、異質な緊張感が走った。「あきつ丸。相手が相手だ。使えるものは全て使ってしまえ」「よいのでありますか?」「この人間たちの武器ではどうにもならん」その言葉を聞いたあきつ丸は頷き、制服のボタンを外した。 13
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詰襟制服の下には黒いインナー、その上に白い胸当てとベルトが巻かれている。あきつ丸はベルトから一本の金色の管を引き抜いた。彼女が小声で何かを呟くと、管の先端がひとりでに回り、中に収められた緑色の発光物体を露わにする。半分ほど引き抜かれた管を、彼女は機関室に向けた。 14
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デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団のテーマ: youtu.be/-r4tu4g71l0 @YouTubeさんから
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「いでよ――外道・オボログルマ!」あきつ丸の叫びに応え、管から閃光が吹き出した。緑の光は一箇所に寄り集まり、固まり、収まった頃にはそこに一台の車が出現していた。「はぁぁぁっぴぃ、にゅううういやあああ!」激しく上下し、声を発する車。いや、車の姿をした悪魔であった。 15
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「頼むであります、ダイハツ君」あきつ丸は車に飛び乗り、左手に銃、右手にハンドルを握る。「新春駅伝かぁぁぁ?今年もトヨタが……」「いえ、検問突破であります」「ぶれいく・あぁぁぁうと!」ダイハツが急加速、機関室に陣取るヨミクグツたちに突入する! 16
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敵兵たちはダイハツに向けて一斉射撃!銃弾の嵐がダイハツのボンネットを叩くが、車体には傷一つつかない!ダイハツはそのまま機関銃座に向け突進!射手ごと機関銃を押し潰す!「更にオマケのお年玉ぁ!」続いてダイハツから強力な電気がほとばしり、周囲の兵士たちを感電させる! 17
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あきつ丸は周囲の兵士たちに発砲しながらダイハツを降り、刀を抜く。敵兵の一人が突き出した銃剣を避け、その胴を薙ぎ払う!更に流れるような動きで間合いを詰め、次の兵士を袈裟懸けに両断!そこに銃弾が降り注ぐ!「おおっと!」慌てて彼女は物陰に隠れる。 18
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ボイラーの上に、三八式歩兵銃を構えたヨミクグツの一団が陣取っていた。高所を取られては銃撃戦では不利だ。あきつ丸は再び管を抜き、悪魔を召喚する。「ジャックランタン!」「ヒホーッ!」今度はカボチャ頭にマントを羽織り、ランタンを手に持った妖精が召喚された。 19
劉度 @arther456
「上を!」「任せるホー!」ジャックランタンが念じると、彼の前に火球が出現、上方の敵部隊に向け発射される。火球は頭上で炸裂、敵兵たちを業火で包み込む!「もっと熱くなるホー!」追加の火球が2基目の銃座に命中!弾薬に引火し周りの兵士たちが蜂の巣になる! 20
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