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鳥山仁@コミケ三日目 西け36a @toriyamazine
(1)ある創作物に登場するキャラクターが現実から逸脱している=リアリティがないから駄目という価値観は、要するにリアリティがないと感情移入ができないから駄目、という価値観であって、もっと遡ると根底に「創作物を感情移入できる・できないで斟酌する」という価値体系が横たわっている。
鳥山仁@コミケ三日目 西け36a @toriyamazine
(2)私の創作物に対する価値基準は、面白い・詰まらないなので、感情移入ができないという理由から、創作物が駄目だという価値観は理解出来るが共感はできない。そして、価値基準の1つでしかない感情移入を絶対視している人間を見ると「単細胞め」という気持ちにさせられる。
鳥山仁@コミケ三日目 西け36a @toriyamazine
(3)たとえば、私の最近のお気に入りはTL、いわゆる女性向けソフトコアポルノだが、これは目のやり場に困るほど恥ずかしい設定が多く、あまりにも女性に都合が良すぎる男性キャラクターに感情移入など不可能だが、だからといってTL作品が駄目だとは全く思わない。面白いから良いのだ。
矢野健太郎 @yanoja
私の創作物に対する価値基準は、面白い:詰まらない/快:不快/共感できる:できない/好き:嫌い…等々、複数の軸があって「詰まらないし共感も出来ないが好き」な作品や「不愉快で大嫌いだが面白くてめっちゃエキサイトできる」とかそれぞれに価値を感じている。
矢野健太郎 @yanoja
感情移入を唯一の評価基準にされれば「それだけじゃないだろう」と思うし、価値基準の1つでしかない「面白い・詰まらない」を絶対視されても途方に暮れてしまう。
矢野健太郎 @yanoja
あと「女性向け」作品の「女性に都合が良すぎる男性キャラクター」にわざわざ感情移入する男性がいるとも思えないがなあ。男性でもTL読むなら女性主人公目線で見るでしょ?普通。
矢野健太郎 @yanoja
感情移入の件とは関係無いけど、リアリティって、その物語の世界観の中でアリかナシかという基準であって、現実と近いかどうかでは無いと思うんだ。以前「銀色の巨人が出て来るような話のどこにリアリティがあるんだw」なんてのを見たけど、あの銀色の巨人は物語中の法則には縛られてて逸脱はし文字数
矢野健太郎 @yanoja
物語の複数の評価軸の話。若い頃は明確に分けて考えてなかったから、快不快も 共感できるできないも ひっくるめて「面白い:面白くない」と言っちゃってた。わずかに「面白くないけど好き」や「面白いけど嫌い」があったけど理由を深く考える事はなかった。書き手としてもなんとなく自分が面白(続)
矢野健太郎 @yanoja
(承前)なんとなく自分が面白いと感じるように描いていただけで、強いて言えば「乗れるか乗れないか(ストーリーになのか、キャラの心情になのかすらも考えてない)」が基準。だが結婚して妻の人が私の漫画を見て「この話、嬉しくない」と言ったのを聞いて、全く違う評価基準がある事に気付いて(続)
矢野健太郎 @yanoja
(承前)読んで嬉しいか嬉しくないか!?こんな基準で物語を見たことは無かった。言われてみれば自分が好きだった話の結構な数が「嬉しい」物語だった。(もちろん全然嬉しくないけど好きな作品だっていっぱいある)そしてまた「嬉しい」は必ずしも「感動する」とイコールではない微妙な概念であ(続)
矢野健太郎 @yanoja
(承前)概念であったのにも衝撃を受けた。物語の複数の評価軸について考え始めたのはそれからだった。
矢野健太郎 @yanoja
ちなみに妻の人に「嬉しくない」と言われたのは「雛子バリエーション」でした。ヒロインが次々と別性格(人格では無い)に「変心」(変身ではない)して巻き起こすドタバタを描くハイパーサイコラブコメ(笑) amazon.co.jp/%E9%9B%9B%E5%A…
矢野健太郎 @yanoja
『雛子バリエーション』ギャグとは言え一応のテーマは提示してたから、本来ならそこに帰着してまとまるべきところをひたすら脱線に継ぐ脱線を繰り返しエスカレートする一方で、掲載誌休刊もネタにしてカウントダウンギャグで終わり、単行本での加筆もさらにメタなギャグを重ねるのに終始してうっかりテ
矢野健太郎 @yanoja
うっかりテーマに決着を付けるのも恋愛ドラマの行方も全て放ったらかしで終わってしまったという(ギャグとしてのオチはある)ありさまで、確かに主役カップルを応援して読んだら肩透かしもはなはだしい出来。これは「面白ければええやん」という話ではない。ラスト数枚書き換えればその要素も入れられ
矢野健太郎 @yanoja
入れられたはずで、面白さと感情移入のトレードオフになるわけでもなかったのに、キャラの視点を見失ってしまった事が悔やまれる。(でも面白いんだよ。自分で読み返しても爆笑するもん)
鳥山仁@コミケ三日目 西け36a @toriyamazine
ちなみに、感情移入オンリーで作品の出来不出来を評価している人達というのが一定数いて、彼らの何割かは感情移入「できた・できなかった」というジャッジから逸脱することがほとんどないだけでなく、他の見方を提示するだけで異常に攻撃的になるから面白さの話をするだけでも注意が必要だったりする。
これらの話のきっかけとなったのはこの記事からでした

上で女性向けのティーンズラブ(TL)作品等に触れられているのもこのためです。

リンク 東洋経済オンライン 「女性向けポルノ」に見る男性の「独りよがり」 | 女性差別?男性差別? | 東洋経済オンライン 男女のポルノグラフィーの比較から見えてくる「すれ違い」とは?
INTO THE H.イワシタ VERSE @iwa_jose
男性向けが独りよがりなのはその通りだと思うけど、「男性向けは女性の心情をきちんと描いてないから独りよがり、それに対して女性向けでは女性の心情が描かれている(独りよがりじゃない)」っていうロジックになってるの、なんかおかしくない?

コメント

こざくらちひろ @C_Kozakura 2015年1月16日
創作物の価値を「追体験」に見出すか「研究レポート」に見出すかの違いであって、その態度に優劣をつけようってのはどう考えても無駄つか傲慢でしょ。
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2015年1月16日
「僕は「吾輩は猫である」を読みました。最後に猫が死んで、かわいそうだなあ、と思いました」
大禍津 @RedriaAin 2015年1月16日
創作物に必要なのはリアリティーではなく説得力。感情移入ではなく納得。「(世界中の人間が死んでも)でぇじょうぶだドラゴンボールで生き返る」ってのはリアリティーはないが悟空という異常者のメンタルとしては納得できる。大事なのはそういうところ
CD @cleardice 2015年1月16日
共感できる登場人物が全く出てこなくても面白い物語ってなかなか無いから感情移入が価値観として重んじられるのはしょうがないんじゃないかなあ
ぱんどら @kopandacco 2015年1月17日
感情移入できる作品が好きかどうかはただの嗜好だから自由で、でも「感情移入できる作品でないと駄作」は明らかに言いすぎ。自分の好きじゃない作品は駄作と言ってるような物。
ぱんどら @kopandacco 2015年1月17日
ただし、リアリティの有無を問題にするのは感情移入とは別問題、少なくともイコールじゃないと思うのですが。リアリティはその作品のリアリティレベルに適合していればいいので、現実的ならいいって訳でもないし。
ぱんどら @kopandacco 2015年1月17日
・・・まあリアリティレベルの不適合な作品に感情移入するのは難しいので、全くの無関係でもないとは思うけど。感情移入できる作品はたいていでき良いし。その逆が真じゃないだけ。
もぐらクンになったアライさん@のだもぐ。 @sagtmod 2015年1月17日
何時の時代まで遡れるんでしょうね、この手の鑑賞観論争。「~お前たちはふだん本を読むと、きまってそこに心の糧をみつけようとするし、愛せそうな主人公を見つけようとする!しかし、それは、まちがった読書法だな。あの人物が好きだとかこの性格が気に入ったなどということが問題なのではなく、その書物が気に入ったかどうかが、大切なのさ」「なんといってもあたくしたち女というものは、そういうものなのですわ、お父様。」(『ゲーテとの対話(中)』岩波文庫p22)
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