【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」01】 第42話です。曹嵩（そうすう）とは曹操の父でございます。 董卓死後の混乱から始まる今回の話。それからなぜ、曹嵩が死ぬことになったのか。その辺の件です。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」02】 董卓死すの方は、早馬に乗って曹操のもとに届きました。報告を聞く曹操は驚きますが、董卓を討った呂布が長安を治めているのではなく、董卓の武将、李傕（りかく）、郭汜（かくし）が治めていると知ります。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」03】 董卓を殺した後の呂布の動きについては、ダイジェストで説明されていますが、要は、呂布がビウ城に攻めて董卓軍の残兵刈りをしている間に、裏をかかれて長安を乗っ取られたということです。結局、呂布は袁術のもとに身を寄せることに。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」04】 経緯を聞いた曹操は、董卓を倒しながら覇権を握れなかった呂布に対し、「呂布という男、よくよく不幸の星のもとに生まれた男よな」と感想を述べます。そして、また世の中が乱れると予測します。この予見は的中し、黄巾賊が再び暴れ回ります。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」05】 朝廷は曹操に黄巾賊の討伐を命じます。董卓が死んだので、反董卓連合軍の一件は不問とされたのでしょうか。曹操は、すぐに兵を動かし、あっという間に黄巾賊を平らげます。朝廷は曹操に「鎮東将軍」の名を与えます。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」06】 さらに曹操は、降伏した賊軍や、領民のすぐれた若者を兵に加える事で、総勢100万に近い軍勢に膨れ上がるなど、着々とその力を蓄えていきます。 そんな曹操は、今まで親不孝してきたので、父親を迎えたいと思うようになりました。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」07】 曹操の申し出に、父の曹嵩は喜びます。やれ不良息子だと言われていた曹操が、立派に出世した、自分の目に狂いがなかったわけです。早速、家財道具をまとめて、旅支度をすることにしました。こうして曹嵩は曹操が待つ兗州（えんしゅう）に向かいます。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」08】 曹嵩の旅の途中、徐州を通ることになりました。徐州の太守は陶謙（とうけん）と言い、見た目は穏健な好々爺です。陶謙は曹嵩が徐州を通ると聞き、曹操と誼を深めたいと、曹嵩をもてなすことにします。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」09】 曹嵩は、息子の出世を喜びながら、旅の道中を楽しんでいましたが、陶謙の申し出を聞き、城に向かうことに。果たして、陶謙は精一杯のもてなしをするのでした。そして、曹嵩が出発する時、自分の部下である張ガイに500の兵をつけて護衛させます。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」10】 と、ここまでは良かったのですが、この護衛につけた兵達の質がよろしくなかった。自分達は安月給で、老人一人を兗州まで送って行ってもなんの手柄にならないと、不平不満をつのらせます。かなりやさぐれています。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」11】 日もくれて、とある寺についた一行。張ガイは宿泊することに決めます。曹嵩は美女に引き連れられ部屋に案内されますが、兵士たちは粗末な部屋に泊められます。またまた不平を言いながら酒を飲む兵士たち。そこに張ガイがやってきます。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」12】 聞けば、もともと黄巾賊だった兵士たち。陶謙に征伐されて、仕方なく家来になっていますが、気ままだった時の生活が忘れられない様子。それを聞いた張ガイは、もう一度黄巾賊にならないかと持ちかけます。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」13】 都合がいいことに、自分たちが護衛している曹嵩は、膨大な財産を持参しています。これを手に入れれば好きな生活がし放題。一同の心に黒いものがまとい、結託することが決定。早速行動に移されます。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」14】 追手がつかないように皆殺しにすることを決めた、暗殺団ご一行は、曹嵩の配下を次々に殺害。寝ていたところを襲われたのでひとたまりもありません。その魔の手はついに曹嵩のところまでやってきました。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」15】 いきなり大ピンチになった曹嵩。賊に対し、そんなことをしたら息子が黙っていないぞ、と脅しますが、槍を持った賊は、曹操が乗り出す前に安全な所に逃げるさと言ってブスリ…。トドメをさし、有り金全部奪って逃走してしまいました。

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【横山光輝「三国志」講座42「曹嵩の死」16】 曹嵩は、息子の晴れ姿を見ること無く、無念の最期を迎えます。そして、この事件が、戦乱を呼ぶことになるのです。 今回は、戦乱のプロローグ的なお話。このあと、劉備や呂布をまじえ、曹操の周辺は複雑なものとなっていきます。 今回はここまで。