便利なインフラではなく、思いを乗っけるためのプラットフォームにならないといけない
- lucifer_af
- 2554
- 0
- 1
- 1
自分の車を飾ったり、改造したりする人は多い。もっといい車にあこがれて買い換える人も。じゃあ「どこでもドア」がここにあったとして、それを飾ったり好みに改造したりする人がいるかといえば、たぶんいない。移動の手段として乗用車を改良していくと、車が本来持っていた魅力はむしろ遠ざかる
2014-10-25 19:00:29乗用車しかなかった大昔、だいたいがインターネットも携帯電話もなかったんだから、車は話題の中心に、たしかな居場所を持っていた。ゲームや携帯電話にニッチを奪われたのもたしかだけれど、車が便利に効率的に改良された結果として、自分で自分の居場所を捨てた感はある。
2014-10-25 19:02:41人気が極まって成功すると、ジャンルとして認識される。でもそこでさらに改良を推し進めてインフラになってしまうと、少なくとも全盛期の利幅は期待できないんだろうと思う。
2014-10-25 19:05:04自分の車を持っていなかった大学生の大昔、友達に乗せてもらったカローラのSEサルーンが、暗闇にメーターのイルミネーションが浮かんで、それが宇宙船を連想させ、その瞬間自分の車が心の底からほしくなった。その時に宇宙船でなくどこでもドアを連想したら、じゃあそこまでの衝動が生じたかどうか
2014-10-25 19:08:18便利だからほしい、というのは商売として次善なんだろうと思う。商売の一番は、理由なんてわからないのに気がついたら買っていた、理由は買ってから考える、であって。
2014-10-25 19:09:52便利なインフラではなく、思いを乗っけるためのプラットフォームにならないといけないのだと思う。インフラの安全性はどこか他人ごとだけれど、自分の家を建てるときの地盤は、誰だって頑丈で安全な何かを期待する。
2014-10-25 19:13:13こういうのは「トヨタが悪い」に尽きるのだけれど、ハイブリッドのアクアなんかに乗ると、静かで燃費が良くて乗り心地もそこそこで、移動の道具としてこれは完璧なんじゃないかと思ってしまう。でもそれは移動の道具でしかなくて、じゃあ移動という機能を越えて、これで何かしようという気にならない。
2014-10-25 19:15:33@medtoolz 仮りにも運転免許を取った者として,S2000やRX8は一度は操ってみたいとは思いますが,マンガ「AKIRA」で主人公が乗ってたのは電動オートバイでしたし,電動もそれはそれで慣れれば(あるいは他の選択肢がなくなれば)味があるのかも
2014-10-25 19:21:18技術はあったけれど夢はなかった、という業界は多いんじゃないかと思う。乗用車もそうだし、PCやIT関係の企業や業界もまた。そのあたりピュアオーディオは、「原音再生」という漢字4文字で、もう90年ぐらいご飯食べてる
2014-10-25 19:18:26スカイラインとか、「GT-R道」を全世界に向かって唱えようよ、と思う。速さでもなくもちろん燃費でもなく、定義不可能、到達不可能な「GT-R的なるもの」の達成に、日産は今まで尽力してきたのだという物語。
2014-10-25 19:20:21@kaga_bleed 日産って、そういう意味ですごくもったいないですよね。あるいはブランドを持たないことそれ自体が、トヨタがチャンピオンである裏付けなのかも。
2014-10-25 19:31:16@medtoolz 自社ブランドを突き詰めないと、辛いこともあるのかなと。乗用車はまだまだ大丈夫ですが、時計産業はキツそうなので。
2014-10-26 11:53:16@medtoolz 人はコンテンツやファンクションじゃなく、ストーリーにお金を払うと聞いたことがあります。経緯とか、歴史とか、思い入れとか、そういうのは欲しいですね
2014-10-25 19:33:04@medtoolz 万人受けにするにはそうせざるを得ないのかな?と思います。納得できる人だけが買えば良い。というのは、マーケティングとか、経営としては逆行ですからね
2014-10-25 19:35:32@KKanehira でも、今そういう車が出たところで、じゃあお金払うかといえば、そもそも乗用車にそういう夢の投影をしていないんですよね。
2014-10-25 19:35:55@motoyuki ピュアオーディオだと、たとえばマークレビンソンとクレルでは音作りが違って、それぞれにファンがいて、お互いをファンがけなしあって、お金を支払いみんな幸せという。。
2014-10-25 19:37:17チューリングテストって夢の模範だと思う。あれでもちろん、たくさんのエンジニアが努力を投じたし、あのテストが語られることで、きっとたくさんの企業がご飯を食べる機会を得ることができたし。
2014-10-25 19:22:24