サイエンスカフェ関係あれこれ

サイエンスカフェに関して気になったことから話が広がって……とりあえず、まとめ。 @が錯綜していますが、発言時間順そのままです。
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ゆえ @yue_sc

サイエンスカフェで資料(スライド印刷など)が配られることがあるけど、あれは「サイエンスカフェ」という観点から考えた場合、賛否どうなんだろう。「講演会」化しがちなのと、スライドを多用すること、関係あるだろうか?

2015-01-22 19:10:33
ゆえ @yue_sc

今度のサイエンスカフェは、どうなるのかな。案内の時点で「脱線するかも」ということが書いてあったし、わいわい喋れる感じになるかしら。

2015-01-22 19:12:39
たけるん @takeru_21

@yue_sc 知識を得ることについて、日本はまだまだ「教える側」と「教わる側」という立場がきっちりわかれたままなのでは。教える側は知識を伝えることに特化してるし、教わる側も自分の意見を自ら発信することに慣れない。半ば強制的にでも、自分の知識をやりとりする訓練が必要だと思う。

2015-01-22 21:06:26
ゆえ @yue_sc

.@takeru_21 その傾向はあると思う。「双方向」って言葉が使われていたことからも読み取れる気がする。サイエンスカフェは「語り合う場」として設定されているはずだけど、「教える側」「教わる側」から抜け切れていない感じはあるし、語り合うこと自体にも慣れていないと思う。

2015-01-22 21:54:46
たけるん @takeru_21

@yue_sc それぞれが持つ情報をやり取りして、お互いの知識を深め合うのはやっぱり訓練が必要だと思うわ。自分の意見を人前でなかなか出せない学生が、そういう場で知識を深めあえるようになるまで、毎週一回ゼミに参加して二年はかかったからな。自分のことだけど。

2015-01-22 22:08:19
たけるん @takeru_21

@yue_sc そしてそれはサイエンスカフェだけの問題じゃなくて、一連の教育システムの中でどれだけ経験を積めるかにかかってくるんじゃないかとも思う。

2015-01-22 22:10:20
ゆえ @yue_sc

@takeru_21 日本って「遠慮と察しのコミュニケーション」だから、余計に自分の考えを言い合うのが苦手っていうところもあると思う。だからこそ訓練が必要になってくるのだろうとは思う。

2015-01-22 22:11:13
たけるん @takeru_21

@yue_sc まあ、友人同士の会話とかだと普通に出来てそうな気はする。サイエンスカフェという語らいの場を、勉強とか学習とかの言葉に置き換えてしまった時の条件反射なのかもしれない。

2015-01-22 22:14:49
ゆえ @yue_sc

.@takeru_21 もともとサイエンスカフェではゲストにMrとか付けずにファーストネームで呼ぶものだったらしいんだけど、どうしてもみんな「先生」って呼びがち。学ぶのが好きな人が参加することが多いから、「教わる側」の姿勢になりやすいのかもしれない。

2015-01-22 22:23:36
たけるん @takeru_21

@yue_sc そういう事だろうなぁ。対等な立場という、ある種あいまいな関係性は不安を抱いてしまうからな。上下をはっきり区別した方が安心してしまうのだと思う。

2015-01-22 22:34:56
Masaki Nakamura @nmasaki

@yue_sc @takeru_21 場の設定の仕方によるかな、と思います。イギリスとかフランスでは原則としてプロジェクターなどは使わないわけですが、それは「講演」っぽくなってしまうから、という。日本人が対話に慣れてないのではなく、場をちゃんとつくれてないだけかな、と。

2015-01-22 22:38:50
ゆえ @yue_sc

@takeru_21 最近ちょっと学んだのだけど、日本社会は「垂直性」が前提になっていて上下関係を重視する……らしいんだけど、そういうことなのかなぁ。一方、欧米では「水平性」が前提となっているらしい。

2015-01-22 22:39:29
たけるん @takeru_21

@nmasaki @yue_sc 場の設定の必要性はわかりますが、スライドを使うか否かはあまり関係ないと思います。言葉や文字だけで伝えられる情報量はどうしても限られますし、それを補う資料としてスライドを活用するのは、語らいを具体的なものにする手法として有効だと思います。

2015-01-22 22:43:22
ゆえ @yue_sc

@nmasaki @takeru_21 場の作り方って確かに重要だと感じます。席のセッティングの違いだけでも、参加者同士が喋るかどうか変わってくるように感じますし、「お喋りしやすい雰囲気」は必要だと思います。

2015-01-22 22:45:26
Masaki Nakamura @nmasaki

@takeru_21 @yue_sc ゲストが事前に用意した(しゃべりたいと思った)情報を提供する場ではない、ということが重要な点ではないかと思います。フランスではゲストの話題提供なしでいきなり対話から入ります。イギリスの場合も、対話のきっかけとしての話題提供という位置づけです。

2015-01-22 22:46:04
Masaki Nakamura @nmasaki

@takeru_21 @yue_sc そこらへんについて、以前、 ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/handle/… の7-11ページあたりで書きました。もしご興味がありましたらお時間のあるときにでもお読みいただけると。

2015-01-22 22:48:29
Masaki Nakamura @nmasaki

@yue_sc @takeru_21 「お喋りしやすい雰囲気」を作るためにどうするかというのが、イギリスとかフランスでサイエンスカフェをはじめた人たちがかなり力を注いでいる点かと思います。あちらでも科学の話題だと、みんな自由に発言するわけではないし、発言を躊躇する人も多い、と。

2015-01-22 22:53:37
たけるん @takeru_21

@nmasaki @yue_sc となると、現状としては主催側と参加者、そしてゲストの三者が、それぞれに「サイエンスカフェという場」について、(本場を知る)主催側が理想とする共通認識を持ちえていないわけですか。そういった形式にとらわれる必要はないのでは、とも思いますが。

2015-01-22 22:54:39
Masaki Nakamura @nmasaki

@takeru_21 @yue_sc 基本的には主催者側の問題だと思ってます。情報提供だったら講演会とか他の手段のほうが効果的で、似たようなことをカフェとかバーでやるのであれば少人数はデメリットでメリットがいかせていない。

2015-01-22 23:02:38
Masaki Nakamura @nmasaki

@takeru_21 @yue_sc もちろんプライベートで実施するもので、主催者、参加者、ゲストが満足しているのなら問題ないのですが、大学・研究機関がアウトリーチ活動として実施するものの場合、それでいいのかなと。たんなるアリバイ作りにしかなっていないことが多いように感じています

2015-01-22 23:03:46
たけるん @takeru_21

@nmasaki @yue_sc 論文拝見しました。主催側が議論の場として設定すべきところを、科学的な情報提供とそれに対する質問というセミナー的な場に陥りがちなのが日本における現状だと。

2015-01-22 23:18:32
たけるん @takeru_21

@nmasaki @yue_sc 中村さんは主催側の場の設定が問題だとして、サイエンスカフェの講演会化を指摘していますが、招かれるゲスト(つまり専門家)や一般の参加者にもそれぞれ課題があるように感じます。

2015-01-22 23:21:00
たけるん @takeru_21

@nmasaki @yue_sc 英仏ではゲストもある意味参加者の一人として議論に参加しているようですが、日本のサイエンスカフェに招かれる研究者は、講演会ではなく議論の場であるという前提が主催と共通認識を持てていないから、講演会的なスタイルから脱しきれないまま参加してしまい、

2015-01-22 23:24:43
たけるん @takeru_21

@nmasaki @yue_sc 一般の参加者もそうして招かれたゲストを、同じ参加者の一人ではなく、日常生活に近しくない「学者」「先生」として受け入れてしまうが故に、聴衆に回ってしまう。議論の場という前提条件を三者三様の捉え方で参加してしまう所に、課題があるように感じます。

2015-01-22 23:29:01
サイエンスカフェ・ポータル @cafesci_portal

@nmasaki @takeru_21 @yue_sc アウトリーチ型は吟味しないと外れが多い印象を持っています.最近とみにアウトリーチ型は行かなくなりました

2015-01-23 07:40:40