2015年1月18日小出裕章先生講演会

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【講演のご案内】1月17日 兵庫県西宮市 兵庫県保険医協会／協会西宮･芦屋支部 ”阪神・淡路大震災20年の集い” | 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ hiroakikoide.wordpress.com/2015/01/16/nis…

福島原子力発電所 @FukushimaNPS

【講演のご案内】1月18日 兵庫県西宮市 放射能汚染を考える 小出裕章氏講演会 j.mp/1BcGkNJ

uguisu @uguisu55

【講演のご案内】1月18日 兵庫県西宮市 放射能汚染を考える 小出裕章氏講演会 「子どもたちの未来と大人たちの責任」 wp.me/p1u81j-1Oq @wordpressdotcomさんから ＊地震災害２０年を偲び、考えることと、原発の被害者の生活実態を併せて考える

プリン @pudding_purin1

①阪神淡路大震災から20年目の2015年1月17日（土）18日（日）、小出裕章氏の講演会が、兵庫県西宮市で開かれました。小出先生は超多忙なため講演会などは極力辞退されているそうですが、今回当地で開かれる運びとなり、18日家族が参加しました。日本基督教団甲東教会婦人会主催・入場無料

プリン @pudding_purin1

②演題「子どもたちの未来と大人たちの責任」講師：京都大学原子炉実験所　小出裕章 講師プロフィール：京都大学原子炉実験所勤務。1949年東京生まれ。東北大学工学部原子核工学卒、同大学院修士課程修了。放射線被害を受ける住民の立場に立って活動。著書：『放射線汚染の現実を超えて』他多数。

プリン @pudding_purin1

③広島の街並みと原爆の惨禍→原子力発電は、火力と比べて効率の悪い蒸気機関→福島原発事故（1号機～4号機）今、進行中→原子力にかけた「幻の」夢（1954年の新聞記事からの引用）→大量に必要とされる燃料と大量に生み出される放射性物質（広島原爆で燃えたウランと原発一基との比較）

プリン @pudding_purin1

④事故は収束していない。運転中だった1~3号機溶け落ちた炉心が今どこにあるかすら分からない。放射性物質の大量放出。現在、今後も続く住民の被曝。停止中だった4号機の使用済燃料プール底の広島原爆14000発分超のセシウム137は、2014年11月初）やっと共用燃料プールへ移送完了。

プリン @pudding_purin1

⑤敷地内での汚染水の流れ→セシウム137汚染の世界への拡がり→大気中へのセシウム137の放出量と県別降下・沈着量（福島、栃木・群馬、茨城・宮城、岩手・千葉、長野・山形・東京・新潟・埼玉、山梨・神奈川・秋田）→大気中だけで広島原爆168発分のセシウム137を放出した。

プリン @pudding_purin1

⑥福島県の東半分を中心にして、宮城県と茨城県の南部・北部、栃木県、群馬県の北半分、千葉県の北部、岩手県、新潟県、埼玉県と東京都の一部地域が、放射線管理区域にしなければならない汚染を受けた→取り残され、生きることに困難を抱えている人々が犠牲になった。置き去り。

プリン @pudding_purin1

⑦避難計画策定は自治体に押し付けられたが、それは無理→厖大に発生する除（移）染廃物→日本は「法治国家」か？→国民が法律を破ると国家は処罰する。→法律を守るのは国家の最低限の義務→日本では、一般人は1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしてもさせてもいけないという法律がある→

プリン @pudding_purin1

⑧　→放射線管理区域から、1㎡あたり4万ベクレルを超えて放射能汚染されたものを管理区域外に持ち出してはいけないという法律もあった→福島原発事故を引き起こした最大の犯罪者は政府→政府は事故が起きたら、それらの法律をすぐに反故にした→放射能は五感で感じられない、想像できない僅かな重量

プリン @pudding_purin1

⑨変わってしまった世界の中で→人々が普通に生活する場が、放射線管理区域以上に汚染されてしまった→土地も食べ物も、がれきも下水の汚泥も、すべてが放射性物質になった→放射能で汚染された世界で生きるしかない→この事態を許した大人として、これから私たちはどう生きるのか？

プリン @pudding_purin1

⑩どんどん破れるフレコンバック→放射能が目に見えればいいのにな、と私は思う（柚木ミサトさんのイラスト「赤いつぶつぶ」）→ICRP-2007年勧告→約100ミリシーベルト以下の線量において、不確実ながら放射線リスクの証拠を提供→約100ミリシーベルトを下回る低線量域での仮定は妥当

プリン @pudding_purin1

⑪100ミリシーベルト以下の被曝なら安全という学者は、刑務所に入れるべき→原子力を選んだことに責任が無いのに、子供たちは被曝に敏感→学問の到達点（BEIR-Ⅶ報告2005年）→被爆のリスクは、低線量にいたるまで直線的に存在し続け、しきい値はない。

プリン @pudding_purin1

⑫去るも地獄、残るも地獄→被害者に強いられる苦しい選択→汚染地に残れば、被曝により、身体が傷つく→避難すれば、生活や家庭が崩壊し、心が潰れる→子供を被爆から守るために方策→本当は避難→サマー・キャンプなど疎開→校庭・園庭の土の剥ぎ取り、給食の材料を厳選する。

プリン @pudding_purin1

⑬食べ物への向き合い方→食品の汚染を徹底的に調べる→猛烈な汚染食品は、原子力を進めてきた人たちに食べさせる→残りは、汚染の度合いごとに「60禁」「50禁」「40禁」「30禁」「20禁」「10禁」と仕分けする→子供には、汚染の低い食べ物を食べさせる→汚染の高い物は大人が食べる。

プリン @pudding_purin1

⑭自分が被曝しても子供たちを被爆から守るのが大人の責任→国がやろうとしていること→1kg当たり100ベクレルという基準を決めそれを超えたものは排除それ以下なら安全→放射能は問題ないと汚染の実態を隠す→福島原発事故以前には日本の食物は1kg当たり0.1ベクレルしか汚染されてなかった

プリン @pudding_purin1

⑮歴史の巨大な流れ→かつての戦争時、大多数の日本人は戦争に協力した→騙されたからだと言い訳する人もいる→大本営発表しか流されなかったし、戦争を止めることは誰にもできなかった→国家によって殺された人もいた→しかし、ごく普通の人々が戦争に反対する人を非国民と呼び、村八分にして殺した。

プリン @pudding_purin1

⑯福島原発事故が起きた今、私たちがどのように生きるか、未来の子供たちから必ず問われる→大切な自己責任→子供たちを守ってあげたいのではない→今、子供たちを守らないなら私は私自身を許せない→本州・四国の地図→東日本→西日本（西宮市）と高浜、大飯、美浜、敦賀の原発群→終わります（感謝）

大島堅一 @kenichioshima

高浜原発からの距離を調べてみました。facebook.com/oshima220/post…

大島堅一 @kenichioshima

Google Mapで計測したら、高浜原発と京都御所の距離は59.8km。福島原発事故を経験していますから、事故が起これば、京都市は大パニックで避難騒動になるかもしれませんね。

大島堅一 @kenichioshima

Google Mapで距離測定してみると、福井の原発群と関西・中部・四国・中国地方は非常に近い。分かっていたんだけれど、やってみるとなるほどと実感する。意外だったのは、高浜原発と福井県庁の距離が大阪市役所とほとんど同じなこと。福井県だけの問題では無いのは明らか。

大島堅一 @kenichioshima

高浜原発から200キロ位のところに住んでいる人達は、高浜原発再稼働は他人事ではすまされない。説明会、公聴会を自治体に実施してもらい、どういう対応をするのか、きちんと聞いた方がよいと思う。

大島堅一 @kenichioshima

再稼働賛成、反対いろいろ意見があるのは当然のこと。でも、賛成であれ反対であれ、事故対応をどうするつもりなのかは聞いておきたいことだと思う。原子力政策をずっと研究してる私も何処に逃げてよいのかわからないくらい。自分の住んでいる自治体に説明してもらうといいと思う。

プリン @pudding_purin1

⑰質疑応答：やはり食べ物に関する質問がありました。 質問者（関東からの避難者）：かつお節について 返答：かつおは回遊魚だから、底魚などよりまだ安全だと思う。 　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・