大阪市職員アンケート調査問題を中労委はどう見たか～橋下徹・野村修也両弁護士らによる不当労働行為～

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

【大阪市職員への組合アンケートで賠償命令】 (共同) 47news.jp/smp/FN/201501/… 当時から違法との指摘はありましたが、やはり地裁で敗訴。訴訟費用や賠償金の負担は誰が負うのか。既に違法との指摘がある生活保護のプリペイドカード支給も見直すべきです。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

問われましたね、法的責任。 twitter.com/NomuraShuya/st… → 【橋下市長、対労組訴訟で１審“全敗”　大阪市の組合アンケート「違法」、市と弁護士に４０万円賠償命令】 (産経) sankei.com/west/news/1501…

野村修也 @NomuraShuya

大阪市のアンケートの件では、その趣旨や必要性、実施主体等を誤解した批判が展開されておりますので、朝日の取材に対し「法的に責任を問われることは一切していない。書面で全面的に反論していく。きちんと誤解を晴らしたい」と回答しました。関係各位にはご心配をおかけしまして申し訳ございません。

2012-04-26 05:26:52

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

【アンケート「違法」判決　橋下市長、対組合訴訟に〝全敗〟も「心証あるから、敗訴は当然」】 (産経) sankei.com/west/news/1501… 見出しだけではよくわかりませんが、要するに「心証で決めつけられた」と負け惜しみを述べたみたいですね。裁判でも労働委員会でも負け続け。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（承前）識者の批判や忠告を無視してアンケートを強行し、労働委員会で不当労働行為と認定され、挙句（まだ地裁ですが）損害賠償まで命令された市長と特別顧問が二人とも弁護士だなんて業界の沽券に関わる問題。野村修也弁護士に対する賠償命令はあまり注目されていませんが、行為はかなり悪質な印象。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（1）【大阪市職員アンケート問題】21日に大阪地裁で野村修也弁護士と大阪市が損害賠償を命じられた件、判決はまだアップされていないようですが、同じ事件について不当労働行為を認定した中労委命令の全文を読むことができます。 mhlw.go.jp/churoi/houdou/…

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（2）野村修也弁護士が橋下市長と一体となって不当な組合攻撃をした、というのが中労委命令の基本的な筋なのですが、最終的に認定された事実だけを拾っていっても、「ここまでしておいてよくあんなに自信があったな」という印象を得ると思います。 twitter.com/NomuraShuya/st…

野村修也 @NomuraShuya

大阪市のアンケートの件では、その趣旨や必要性、実施主体等を誤解した批判が展開されておりますので、朝日の取材に対し「法的に責任を問われることは一切していない。書面で全面的に反論していく。きちんと誤解を晴らしたい」と回答しました。関係各位にはご心配をおかけしまして申し訳ございません。

野村修也 @NomuraShuya

袈裟ならまだしも、私は雑魚なのに、1300万円の損害賠償訴訟を提起されました。受けて立ちますが。RT @solamame_k: 市政改革で不利益を被る人たちが「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」状態で言い掛かりを付けてるみたいですね。これ一つとっても如何に市政改革が大変な仕事なのか分かる

野村修也 @NomuraShuya

第三者調査は、厳しい指摘を行うため、調査対象者から強い抵抗を受けやすい。第三者調査の仕組みが分かりにくいので、彼らは、そこを突いて調査の独立性を否定しようとする。しかし、それを鵜呑みにすると、結果として不正の隠蔽に加担するだけ。民間の自浄作用を活かすには、惑わされないことが大切。

野村修也 @NomuraShuya

私は、橋下市長に頼まれて、独立性の高い第三者調査を行った。従って、職員アンケートも私の責任で実施したものだ。その目的は、職場の実態を把握し、そこに巣食っている元凶を浮き彫りにすることによって、市役所内で頻発していた違法ないし不適切な行為を、その根っこから断ち切ることにあった。

野村修也 @NomuraShuya

橋下市長が、市役所内の違法ないし不適切な行為の調査を「独立した第三者」に委ねたのは、極めて賢明な判断だったと思う。部下である市の職員に調査させても隠蔽されるだけだからだ。実際、私が第三者チームを結成して立入調査をした前後で、大阪市交通局が出した情報は全く違っていた。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（3）まず橋下市長が組合との面談を拒絶する中、初めて野村弁護士が組合と面談した際の発言。「私の誤解を解かないと皆さん方大変なことになりますよ。私が決めるんだから。私の認定はかなり影響力があるので、……私の誤解が解消されなければ冤罪であろうとなんであろうと、そのまま進んでしまう」。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（4）「（注：組合の政治活動に関して）どういう晴らし方があるんですかね？　ないって言うしかないので。ないことを証明することは難しい。」と発言した組合に対して、「この人ですって、真犯人を連れてきたらいいんじゃないですか。」、「じゃないと冤罪は晴れないですよね。」などと一方的な発言。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（5）更に「マスコミは皆さん私の方に聞きに来るわけですね。組合活動は違法だったんですかってみんな聞いているわけです。……皆さん方が自分たちのやってたことをぼやかした形で、やったのはここまでですって言わないのであれば、……きっと組合がやったんでしょっていうことになってしまいます」。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（6）中労委の判断は、市長の強い意向で、市が依頼して発足し、野村修也弁護士を始め市長に助言・指導を行う特別顧問らによって構成される組織で、しかも「市が一方的に考えるところの「適正な労使関係」を実現するための情報収集」が目的なのに、独立した第三者組織なんて認められない、というもの。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（7）橋下市長が野村修也弁護士らに「不適切な組合活動 を行っている組合を市主導で徹底的に適正化する必要性があると考え ているので、この考えに合わせて組合の実態調査等に取り組んで欲しい」と再三メールしていることから、市自身が第三者と認識していたはずがない、ともされています。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（8）また、調査そのものについても、「市の意向を受けて実施されることになったというだけでなく、その質問内容に市の意向が反映されていたのであるから、これを労使双方から中立性、独立性を保った調査であったということは困難」と判断。以下、大半の設問に問題があることが逐一述べられています。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（9）そして、野村修也弁護士は、組合に対し、「市から独立した第三者的立場で調査を行う旨を、組合に明確に説明したことがあったとは、証拠上認められない」。要するに、外向けには「中立」「独立」と言ってるけど、あなた自身が市長の意を汲んだ人間として振る舞ってきたでしょ、ということです。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（10）残りの部分では、組合の自主性に対する配慮がいかに欠けていたかが、調査のタイミングや対象範囲、内容などについて述べられていきます。「このような時期にあえて組合内部の問題等について一方的に回答を強制する内容のアンケート調査を行った市には、組合を弱体化する意図があった」と推認。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（11）最後に。「仮に組合の実態調査を行うことが市民の意向を踏まえたものであったとしても、……なお支配介入の不当労働行為に該当するというべきであり、 市民の意向を反映していることが、支配介入に当たるという評価を当然に否定し得る事情になるとは考えられない」。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（12）まとめると、橋下市長も野村修也弁護士も組合を弱体化する意図でアンケート調査を行ったし、そもそも互いに第三者で独立の組織だなんて認識をしていたとも考えられないし、その当否をおくとしても野村修也弁護士が市と一体となって実施した調査は不当労働行為だ、というのが中労委の判断です。

野村修也 @NomuraShuya

例えば、駐車違反の疑いに対し不服申し立てをする場合、みんなやっているとか、免許取立てで未熟だったとか、急いでいたとか言ってもダメ。駐車違反に当たると認識していたが、悪質な意図はなかったと言ってもダメだ。こんな反論と証拠ではなく駐車違反をしていないことを示す証拠を出すことが必要だ。