【艦これ×超兄貴】超吹雪SSまとめ

でっち（白黒の黒い方） @DETCH23

超吹雪ストーリー 横須賀鎮守府に所属する艦娘、清霜。駆逐艦である自分が戦艦になるためにはどうすればいいのかある戦艦娘に尋ねたところ、「身体を鍛えなさい」とアドバイスを受ける。彼女は努力に努力を重ねて筋トレを続け、遂にはボディビルダーとなった。 #超吹雪

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清霜は提督室に向かい、その鍛え上げられた肉体を見た提督は驚きのあまり言葉が出なかった。清霜は自信満々に「この肉体なら私でも戦艦になれますよね！司令官！だから私を戦艦に改装してください！」と懇願。しかし提督は「駆逐艦が戦艦になれる訳ないだろ！いい加減にしろ！」と一蹴。 #超吹雪

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それを聞いた清霜の怒りは一気に頂点に達し、ワンパンで提督をKOしてしまう。彼女を止めに入った他の艦娘達もことごとく大破させられてしまった。彼女は戦艦娘はおろか、深海棲艦をも凌駕するパワーを身に付けていたのだ。そして鎮守府内のプロテインを全て奪い去っていった。 #超吹雪

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「まだ足りない…もっと力が欲しい！」 現状に満足できない清霜は、筋トレをしながら日本各地の鎮守府を訪れては暴虐をはたらき、プロテインを奪う日々を繰り返していた。彼女の魔の手は、特型駆逐艦「吹雪」が所属する鎮守府にも迫っていた。 #超吹雪

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いつか尊敬する空母娘「赤城」の護衛艦となることを目指し、トレーニングを欠かさない吹雪。ある日、いつものようにトレーニングのために外出し、鎮守府に戻ってきた彼女が見たものは、破壊され尽くした建物と、無残にも大破させられた艦娘達の姿だった。 #超吹雪

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吹雪は呆然としていたが、すぐ近くに倒れていた夕立を見つけ、事情を聞いた。 「夕立ちゃんしっかりして！」 「凄くムキムキの女の子が突然やってきて、やられちゃったっぽい…でも夕立は大丈夫だから、早く提督さんの所へ行ってあげて」 吹雪は急いで提督室のある場所へ向かった。 #超吹雪

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提督室のある場所にたどり着いた吹雪が見たものは、血を流して倒れていた提督の姿だった。 「司令官！大丈夫ですか！」 「私は大丈夫だ…幸いにも命は助かった」 「一体誰がこんなことを？」 「恐らく横須賀鎮守府に所属する駆逐艦、清霜だ。肉体は艦娘のそれではなかったがね」 #超吹雪

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「彼女は日本各地の鎮守府を回っては破壊活動を繰り返し、プロテインを奪っているらしい。このまま彼女を放っておけば日本はおろか世界中の鎮守府が被害に遭いかねない」 「なら私が清霜を…！」 「いや、君が到底敵う相手じゃない。吹雪、これからは普通の少女として暮らすんだ」 #超吹雪

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「でも他の艦娘がやられてしまった以上、清霜を止められるのは私しかいません！」 「吹雪！」 吹雪は急いで横須賀鎮守府へと向かったが、既に横須賀鎮守府に清霜の姿はなかった。 「どうしよう…」 困り果てた吹雪の元に二人の筋骨隆々な男達が現れた。 「阿呑です」 「寒村です」 #超吹雪

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「わ、私は吹雪です！お二人はどうしてここへ？」 「はい、地球でプロテインが何者かによって次々と奪われているという情報を察知して、過去に同じような事件を経験した私達としては、いてもたってもいられずここに来ました」 「犯人を止めたいと言うのなら、是非私達がお供しましょう」 #超吹雪

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「ありがとうございます！犯人は清霜という私と同じ艦娘で、彼女はこの鎮守府に所属しているそうです。まずはここで手掛かりを探しましょう」 吹雪達は提督室へ向かい、重傷を負っていた提督の手当をし、何か情報はないか話を聞いた。 「清霜は確か、次は舞鶴だ…と言い残していたな」 #超吹雪

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吹雪達は舞鶴鎮守府の他、被害を受けた日本各地の鎮守府を巡っては所属する提督や艦娘たちに清霜の行方について手掛かりを聞いて回った。そして佐世保鎮守府では武蔵がこんな話をした。 「私も戦ったのだが、まるで歯が立たなかった。まるで肉の鎧だ。どんな弾も通用しないだろう」 #超吹雪

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「そういえば、ビスマルクのヤツ、絶対に許さんと言っていたな」 「ビスマルク？」 「ああ、ドイツにいる戦艦さ。清霜はビスマルクに会いにドイツに行ったのかもしれないな」 「ありがとうございます！」 「まさかドイツに行くつもりなのか？でも、そこの二人がいれば大丈夫かもな」 #超吹雪

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武蔵は阿呑と寒村を見て微笑んで言った。 「吹雪よ、清霜のことはお前に任せよう。そこの男二人、吹雪の護衛をしっかりと頼んだぞ」 「はい！」 「「どんなことがあっても吹雪さんは私達が守ります！」」 吹雪、阿呑、寒村の三人は佐世保鎮守府を後にし、ドイツへと向かった。 #超吹雪

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ー数ヶ月前。横須賀鎮守府にて 清霜はかねてからエアメールのやり取りをしていたビスマルクという友人がいた。ドイツの超弩級戦艦娘である。清霜はビスマルクの声を聞きたくて、思い切って国際電話をかけた。 「こんにちは！初めまして！清霜です！」 「Guten Tag. 清霜」 #超吹雪

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「私、駆逐艦ですが、いつかビスマルクさんみたいな戦艦になりたいんです！どうすれば戦艦になれるんでしょうか」 「(クスッ…面白い子。ちょっとからかってみようかしら)そうね、とにかく身体を鍛えることよ。たくさん食べて、たくさんトレーニングをするの」 #超吹雪

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「分かりました！やってみます！ビスマルクさん、ありがとうございました」 「ふふ…頑張ってね」 ビスマルクは冗談のつもりだった。まさか清霜がそれを真に受けてしまうアホの子だとは思わなかったからだ。 数ヶ月後、ドイツにやってきた清霜を見たビスマルクはその姿に驚愕した。 #超吹雪

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「あ…あなたが清霜なの？」 「はい。私はあなたの言葉を信じてトレーニングを続け、ついにはボディビルダーまで呼ばれる肉体を手に入れました。しかし司令官からは駆逐艦は戦艦になれないと言われました。だったら私があなたを倒して戦艦より強いことを証明するまでです」 #超吹雪

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「ビスマルクさん、よくも私の心を弄んでくれましたね」 「ま…まって、あれはあくまで冗談のつもりで悪気があった訳じゃないの」 「問答無用！」 清霜の渾身の右ストレートがビスマルクに向かって放たれる。間一髪肉体への直撃は避けられたものの、艤装の半分が粉々になってしまった。 #超吹雪

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「とどめだ！」 「待って！」 もはや自分に勝ち目はないと悟ったビスマルクは清霜に提案した。 「清霜、あなたは確実に私よりも強い。つまり戦艦以上の実力があるということよ。だからこれからはあなたを旗艦として私達があなたを護衛する。それで許してくれる？」 「分かりました」 #超吹雪

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ドイツに到着した吹雪達。ビスマルクに会うためハンブルグ鎮守府へと向かった。 「清霜には手を出させないわ！」 「こんにちは、吹雪です」 「阿呑です」 「寒村です」 「私はビスマルクよ」 「プリンツ・オイゲンです」 「僕はレーベレヒト・マース」 「マックス・シュルツよ」 #超吹雪

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「ビスマルクさん、清霜はどこにいますか？」 「会ってどうするの？」 「これ以上破壊活動をやめるよう説得します」 「清霜は純粋に強くなるためにプロテインを求めているだけよ。そして私達はその手助けをしているに過ぎないわ」 「どうしても会わせてはくれないという訳ですね」 #超吹雪

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「あなた達とは戦いたくなかったのですが、仕方ありませんね」 「力尽くでも清霜に会おうという訳ね。さあ、かかってらっしゃい！」 「女性を傷付けるのは心外ですが…」 「今は吹雪さんを守ることが我々の使命！」 戦闘開始！ youtu.be/kQ4ecRTju_s #超吹雪

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「「「「Feuer!!!!」」」」 吹雪に向けてビスマルク達ドイツ艦隊の一斉掃射！しかし阿呑と寒村が盾となりつつ漢らしく連射！ 「私の砲撃が効かないなんて！」 「ビスマルク姉様！」 「防御と同時に攻撃してくるなんて卑怯だよ！」 「何？機雷？違うの…？」 #超吹雪

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「次は私の番ですね。お願い、当たってくださーい！」 今度は吹雪がビスマルクに向けて雷撃！ 「やられた…！」 ビスマルク大破！プリンツ、レーベ、マックスは戦意喪失！ 完全勝利！SSS #超吹雪