【新渡戸博士の教え】「情けは人の為ならず」の本当の意味

NHK教育テレビを見てたら、「情けは人の為ならず」を、”他人に情けをかけると、巡り巡って自分に良いことがある”という解説をしていました。一般的にも、そのような格言として浸透していますが、本当は・・・。
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松本亢龍 @senachanman

NHK教育テレビでも、「情けは人の為ならず」を誤用してるんで、 解説します。 pic.twitter.com/XLkdH1gsuY

2015-01-23 01:46:44
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松本亢龍 @senachanman

「情けは人のためならず」が、”人に情をかけたら、巡りめぐって自分に恩恵がある“というのは誤用です。

2015-01-23 01:48:44
松本亢龍 @senachanman

「情けは人のためならず」は、新渡戸稲造博士の自作の唄の抜粋で、全文は、 「ほどこせし 情は人の為ならず 己がこころの 慰めと知れ」 です。

2015-01-23 01:52:00
松本亢龍 @senachanman

新渡戸博士の言いたかったのは、 「人に情をかけて、見返りを期待して、相手を恩知らずと思うのは間違いだ、自分は良い事をした、それだけで良い」という事。

2015-01-23 01:55:36
松本亢龍 @senachanman

そして、唄には続きがあり、 「我ひとに かけし恵みは忘れども ひとの恩をば ながく忘るな」 とあります。 自分のかけた恩など忘れてしまっても良いけど、人から受けた恩は忘れてはいけないよ、という戒めであります。

2015-01-23 02:02:21