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小形克宏 @ogwata
Hiroyuki Komatsu, “Proposal for the modification of the sample character layout of WAVE_DASH (U+301C)”, std.dkuug.dk/JTC1/SC2/WG2/d… [PDF]
小形克宏 @ogwata
日本語入力こそ我がライフワーク 小松弘幸氏 グーグルソフトウェアエンジニア itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN… #ITpro
小形克宏 @ogwata
Windows XP までのMSフォントのU+301C「〜」は上-下-上だった。これはUnicode 1.0 以降の例示字形に基づく実装(ただしWindows Vistaで下-上-下に変更)。註として“JIS punctuation” とあるが、JIS78の1-33は下-上-下。
小形克宏 @ogwata
Unicode 1.0 の該当ページ。 pic.twitter.com/bYICLu4ztS
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小形克宏 @ogwata
これについて、ISO/IEC 10646と、その翻訳規格 JIS X 0221の態度は異なる。まずISO/IEC 10646は現在に至るまでUnicodeと同じ上-下-上。→手元にある2000年版の例示字形、たぶん1995年版も同じ。 img.ly/B4WJ
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小形克宏 @ogwata
一方、こちらが JIS X 0221:1995。下-上-下。 pic.twitter.com/dTyAqRVmCS
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小形克宏 @ogwata
JIS X 0221:1995の解説から。〈JIS X 0208の区点番号1-33の文字は,“波ダッシュ”の名称であった。(…)名前の意図するところが同じであり,含まれるブロックからも妥当性が高いという理由で, 301C WAVEDASH を対応する文字とした。〉p.1108
小形克宏 @ogwata
JIS X 0221:1995解説のつづき。〈3.9.1 原国際規格の詳細符号表からの変更 本体の26に示した文字の詳細符号表は,原国際規格の規格票の詳細符号表をそのまま掲載している。しかし,一部の文字については,我が国の状況に照らして,例示字形の変更を行なった。(つづく)
小形克宏 @ogwata
これは,我が国でより一般的な組のJIS の例示字形に近い形で示すことにより,誤解を防ぐことを意図したものである.〉
小形克宏 @ogwata
つまり、ISO/IEC 10646と一致する翻訳規格であるJIS X 0221は、典拠である78JISと同じ例示字形を掲載している。つまり、ISO/IEC 10646とJIS X 0221の301Cは違う。
小形克宏 @ogwata
前掲小松氏のWG2 N4606 std.dkuug.dk/JTC1/SC2/WG2/d… はこの修正提案です。去年秋のコロンボ会議で提出され、承認されました。ISO/IEC 10646では来年予定Amendment 2で反映、Unicodeでは今年発行の8.0に反映されそうだけど、どうかな?
小形克宏 @ogwata
補足。小松提案の骨子は、Unicode / ISO/IEC 10646の例示字形「上-下-上」を、78JIS / JIS X 0221の「下-上-下」に変更しようという提案。これにより、すべての規格票の例示字形がめでたく統一される。Unicode 1.0以来、じつに四半世紀ぶり。
小形克宏 @ogwata
訂正。前ツィート〈たぶん1995年版も同じ〉は〈たぶん1993年版も同じ〉の誤り。ISO/IEC 10646の初版である1993年版という意味ね。(しかし、この字形、なんか欠けてるよ?) img.ly/B4WJ
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小形克宏 @ogwata
ISO/IEC 10646:2000の301Cを改めてキャプチャ。ちゃんとなってます。前ツィートの欠けたグリフは、Acrobatのスナップショット機能を使ったのが間違いだった。ごめん、ISO/IEC 10646。 img.ly/B4Xa 現場からは以上です。
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小形克宏 @ogwata
ええと、今Facebookで安岡孝一さんから「最新のJIS X 0221:2014ではISO/IEC 10646と同じになっていたはず」というツッコミが。それで調べたところ……。
小形克宏 @ogwata
まず、JIS X 0221:2007の301C。ISO/IEC 10646 / Unicodeと同じ「上-下-上」。 img.ly/B4Xs
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小形克宏 @ogwata
次に、JIS X 0221:2001の301C。やっぱり上下上。 pic.twitter.com/8SBh8lILoH
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小形克宏 @ogwata
つまり、JIS X 0221が「下-上-下」だったのは、初版の1995年版だけでした! あえてISO/IEC 10646と変えたのは、芝野さんはじめ、当時の委員会の気骨ってことかな……。ともあれ、謹んで訂正致します。<m(__)m>
小形克宏 @ogwata
う~ん、大きな勘違いをしてました。先のツィートでJIS X 0221の初版(1995年版)解説として引用していたのは、2001年版の誤りでした。お詫びして訂正します。しかし、そうすると今までの解釈が……。
小形克宏 @ogwata
JIS X 0221の301Cの変遷自体は間違っていません(写真で示したので間違いようがない)。一方で初版委員会の「気骨」と解釈した〈我が国の状況に照らして,例示字形の変更を行なった〉という記述は、初版ではJISと同じだったものを、Unicodeのものに変更したという意味でした。
小形克宏 @ogwata
このようにJIS X 0221は、2001年にMS明朝(つまりUnicodeと同じ)のグリフに揃えたわけですが、マイクロソフトはそのわずか5年後、2006年のWindows Vistaで、78JISと同じグリフに変更してしまう。少数派が多数派に揃える賢明な判断ではあったが……。
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