【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第43話「休戦勧告」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
0
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」01】 第43話。曹操サイドの話になりますが、結構ドタバタした展開になります。父の仇を討とうと出兵するものの、その隙を呂布につかれるというお話。

2015-02-03 12:37:55
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」02】 曹操のもとに、父の曹嵩が陶謙の兵に殺されたという報告が飛び込んできます。せっかく親孝行をしようと思っていたのに、かえって災いとなってしまいました。陶謙許すまじと、曹操は部下の諫めも押し切って出陣を命じます。

2015-02-03 12:39:50
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」03】 自分もかつて、間違いから呂伯奢の一家を皆殺しにした経験がありますが、そんなことは完全にスルー。私的感情をもって徐州の陶謙を討つことに決めたのです。「報讐雪恨(あだをほうじ、うらみをすすぐ)」と記された大旗を掲げ、百万を超える大軍勢。

2015-02-03 12:43:28
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」04】 一方、徐州の陶謙は、曹操率いる徐州軍が大軍勢と知り、早くも降伏覚悟です。曹嵩をもてなして、曹操とお近づきになりたかったのにもかかわらず、つけた護衛の人選を誤ってしまった。自分の首は差し出す覚悟はできていました。

2015-02-03 12:45:21
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」05】 ところが、陶謙の部下達も、陶謙に殉ずると言い出し、陶謙は困ってしまいます。自分一人の首だけでは済まないからです。しかし、まともに曹操と戦えば、何万何十万の血が流れます。そこで、他国に救援を求めることになりました。

2015-02-03 12:47:09
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」06】 百万の軍勢の移動ですから、戦場に辿り着くまでに、それなりの日数がかかるわけです。なので、救援を求める時間はあったのですが、相手は飛ぶ鳥を落とす勢いのあの曹操。それほど多くの救援は期待出来ません。陶謙は部下の顔をたてたのでしょうか。

2015-02-03 12:49:12
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」07】 陶謙の救援の要請は、北平の公孫瓚のもとにも届いていました。それを聞きつけたのが、劉備玄徳です。劉備は公孫瓚に、自分が救援に向かいたいと言い出します。公孫瓚は劉備に疑問を呈します。

2015-02-03 12:50:41
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」08】 劉備にそっては、曹操に恨みがあるわけでもなし、陶謙に恩があるわけでもないのに、なぜ救援に行きたいと言うのか、と。それに対し、劉備は、陶謙は家来に慕われ、民百姓からも慕われる名君だと聞いていると言います。

2015-02-03 12:52:50
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」09】 そんな人物が、私事で滅ぶのは見ていられないし、むしろ国のために役立ってもらいたいと。さらに、この時代に義が廃れている。こんな時にこそ義を示すべきだと主張します。

2015-02-03 12:54:10
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」10】 劉備は公孫瓚の部下ではなく、客将という扱いなので、援軍に行くも行かないも自由です。なので、公孫瓚も劉備を止めることはしませんでした。 こうして、劉備は、五千の兵を率いて、徐州に向かいました。

2015-02-03 12:55:41
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」11】 曹操の百万に対して、微々たる数ですが、陶謙を助けるために動いたのは劉備だけでした。劉備率いる援軍が徐州に辿り着いた時、徐州の人々は狂喜し迎え入れました。ここから、劉備と徐州とのつき合いが始まるわけです。

2015-02-03 12:57:53
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」12】 「報讐雪恨」の旗を掲げた曹操の軍が徐州の城を取り囲みます。曹操は、こんな城はひともみよ、と短期決戦でケリをつけるつもりです。一方、城内にいる劉備。陶謙も具足を身につけて臨戦態勢です。張飛、関羽もやる気満々です。

2015-02-03 15:04:42
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」13】 しかし、劉備はこれだけの人間が、私事で血を流すことはない、と言って曹操と話し合うことを提案します。張飛は曹操が応じるか疑問だと言いますが、そうなればその時は死力を尽くして戦うまでと、ダメ元で手紙を書きます。

2015-02-03 15:06:38
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」14】 認めた手紙を劉備は張飛に託します。もし相手がグズグズ言ってきたらぶった切ってやるという張飛に対し、使者は使者らしく振る舞えと釘を刺す劉備。悲しいかな、小勢力の劉備にとって、こういう場で使える人材がまだいないんだ。

2015-02-03 15:08:35
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」15】 張飛は悠然と出発します。かがり火の海のような光景でも、物怖じせずに一人進む度胸は、ある意味適役者か。すぐに曹操軍の兵に取り囲まれますが、劉備の使者だから取り次げと怒鳴ります。

2015-02-03 15:11:00
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」16】 張飛が曹操に直接渡せるわけもなく、劉備の手紙は曹操の配下を通して曹操に渡されました。停戦勧告を見て激怒する曹操。劉備の命令は受けないと、使者の首を斬れと命じます。危うし張飛。しかし、 その時、危急を知らせる早馬が飛び込んできます。

2015-02-03 15:13:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」17】 なんと、曹操が留守にしている間に、呂布が兗州に攻め込んだというではないですか。兗州の都に迫る勢いの呂布軍。こうなったら、徐州の陶謙どころではありません。そこで、劉備の停戦勧告を受け入れたふりをして引き上げることにしました。

2015-02-03 15:15:32
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」18】 曹操は使者の超飛に会い、停戦に応じる旨を伝えます。驚く張飛。「それにしてもわからんもんですなア」と半ばがっかりした様子で城に帰る張飛を見ながら、曹操はこれで追い打ちは受けずにすむと安堵します。こうして、曹操は一気に撤収します。

2015-02-03 15:17:20
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」19】 一方、呂布はというと、董卓を殺した後、董卓の兵に都入りを阻まれたため、領土を持たない将軍として流浪するはめに。大勢の兵を養うため、また、将来に備えるためにも、呂布は大きな領土を欲していました。

2015-02-03 15:18:58
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」20】 そんな時に、曹操が国を空にして徐州に向かっているのを知った呂布は、この機を逃すまいと、兗州に攻め込みます。主力がいない兗州で、呂布は連戦連勝。破竹の勢いで兗州の各地の城を落としていきます。

2015-02-03 15:21:20
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座43「休戦勧告」21】 急ぎ帰る曹操と、勝ちに乗じる呂布との勝負の行方は…。この続きは次回のお話でございます。 今回はここまで。

2015-02-03 15:22:06