2015年2月5日

梛と枇杷

小説のイントロのようでなんだか素敵だたので。
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オオバ=タン @obashuji

梛という木を知ったのは3年ぐらい前に伊豆山神社に行ったときで、当時はある人と別れたあとで、あちこちに一人で旅行に行っているときの一つだった

2015-02-05 00:33:28
オオバ=タン @obashuji

伊豆山神社には神木として梛の木が生えている。梛はマキの仲間で、葉っぱは繊維が非常に強く、縦にどんなに力強く引っ張っても切れない。このことから縁結びのお守りとされることがある

2015-02-05 00:35:26
オオバ=タン @obashuji

伊豆山神社は頼朝と政子の伝説でも知られている神社で、縁結びの神社とされている。だから、どんなに引っ張っても切れない梛(なぎ)の葉は縁結びのお守りとして持ち帰る人が多い。というか、そう教えてくれる

2015-02-05 00:37:19
オオバ=タン @obashuji

伊豆山神社には資料館があって、そこには年代物の宝物類が展示されている。それを係員が説明してくれる。そのあと、一つの植木を見せてくれる。葉っぱが二枚だけの若芽。高さ5cmぐらいしかない。それが梛の芽なのだという

2015-02-05 00:38:44
オオバ=タン @obashuji

梛は成長が極めて遅く、杉だと10年物程度の木が実際には100年程度の樹齢だと教わった。その若芽も係員の説明によるとあれで1年も経っていたとのことだった

2015-02-05 00:39:43
オオバ=タン @obashuji

もう人とは離れていて、結ぶべき縁もなかったのに葉っぱを財布に入れて持ち帰った。離れたとはい言ってもなんとなくまたそれを渡す機会があるかと考えていた節もある

2015-02-05 00:40:56
オオバ=タン @obashuji

不思議な葉で、財布の中でいつまでも緑を失わなかった。千切ってしまったら台無しだと思いながらも試しになんどか力を加えたが、やっぱり切れなかった

2015-02-05 00:41:59
オオバ=タン @obashuji

その人とは会う機会も合ったけど、いつの間にか梛の葉は財布の中からは消えていた。いつ消えたのか全くわからない。大事にしていたのだが。渡す機会もなかった

2015-02-05 00:42:38
オオバ=タン @obashuji

次はまた伊豆山神社に行って梛の葉を拾おうと思っていた。でもそんな機会もなく。

2015-02-05 00:43:09
オオバ=タン @obashuji

で、先日駅を歩いていたらその芽が鉢植えに植えられて売っていいた。1200円ぐらい。なんとなく買ってきたけど、うまくそだてられないでしおれてきている

2015-02-05 00:43:50
オオバ=タン @obashuji

酔いでもしないとしない話

2015-02-05 00:48:51
オオバ=タン @obashuji

仮に助けられたところでこの梛の木はきっと木になる前に死ぬんだよな。100年経ってその辺の街路樹程度の太さにようやくなる木だ

2015-02-05 01:01:33
オオバ=タン @obashuji

俺は家を持つ予定もないし、持ったとしてもその庭で100年もこの木が生きることはないだろうし。なんで買ってきたんだろうな

2015-02-05 01:02:23
オオバ=タン @obashuji

いまもある多摩の実家には庭があって、牡蠣の木とかいくつか木が植えられていた。その中に一つ枇杷の木があった。今はない。この木にもけっこう思い入れがあった

2015-02-05 01:08:20
オオバ=タン @obashuji

この木は俺がタネを植えたのだ。親が買ってきたビワを食べて、そのタネを庭に植えたもの

2015-02-05 01:09:08
オオバ=タン @obashuji

どう育ててどう木になったのかもう覚えてない。物心ついた時には高さ5mぐらいになっていて、実も毎年つけるようになっていた。実を食べたこともある

2015-02-05 01:09:50
オオバ=タン @obashuji

おれは妖怪の伝承に興味があった時期があって、中国の妖怪についての本を買ったことがある。その中で、中国の枇杷鬼という伝承について書かれていた

2015-02-05 01:11:51
オオバ=タン @obashuji

枇杷を植えると、自分の分身がその枇杷に宿る。大人になると、同時に枇杷に宿った「枇杷鬼」も大人になり、実から出て自分の分身としてあちこちで悪さをするという話だった

2015-02-05 01:13:09
オオバ=タン @obashuji

自分のことじゃないかと思った。しらべると枇杷は庭に植える木としてはとても不吉なものだとされている

2015-02-05 01:13:47
オオバ=タン @obashuji

それでも俺はやはりこの枇杷が好きだった。自分で植えた木だったし、枇杷は常緑木だから、身を隠すのに好都合だということで小鳥がよくやってくる。メジロなどはよくやってきた

2015-02-05 01:14:46
オオバ=タン @obashuji

うちの庭は木がちょっとあるし、となりの敷地の人がうるさい人なので放置しておくと迷惑をかける。だから定期的に造園業者を淹れて手入れをする。そういう、定期的にある手入れのあと、ふと見たら庭から枇杷が消えていた

2015-02-05 01:16:43
オオバ=タン @obashuji

つい5年ぐらい前のことだ。子供のころから、自分が大人になるまでずっと一緒に育ってきた枇杷がある日いきなり。親と話したが、俺がこの枇杷を植えたこと自体親も覚えていなかったらしい。「それならそう言ってくれれば」と親はいったけど、そんなことで強く言うつもりもなかった。いい年だったし

2015-02-05 01:18:30
オオバ=タン @obashuji

ただ、さっきの枇杷鬼の話を本で呼んだばかりで、枇杷が自分の分身なんだって思い込んだばかりでそれを切られたから、何か取り返しのつかないものを失ったような気がした

2015-02-05 01:19:23
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