- Henry_Oakland
- 1833
- 0
- 0
- 0
英語の資格試験は、学習の役に立たないとの主張がある。 これは、留学、海外転勤等、実践を通して英語を身につけた上級者に多い。 実際に、英語を公用語とする企業で、指導的な立場にある上級者が、「資格試験で英語が上達した。」と話す事はあまりない。 でも、それは、誤解だ。
2010-12-12 00:51:02英語辞典(辞書)を旅行に持参しても、大概役に立たない。 和英辞典を片手に、相手と話しても、直ぐに話題が展開してしまい、辞典を引いている暇がない。 これを持って、辞典は役に立たないと主張するのは可笑しい。 上級者やプロレベルになれば、なる程、辞典は重宝する。
2010-12-12 00:54:50辞典は、所謂道具である。 辞典を実践の場に持参しても、自分の言葉を通訳してくれる訳ではない。 然し、上達する為の補佐役としての役割は大きい。 有名私立中学の入試に受かっても、入学後の成績は保証してくれない。 資格試験も同様で、目標であって、上級者となる事を保証する訳ではない。
2010-12-12 01:04:14良く、講師の応募者に、「私は、英検1級を持っています。」、「私は、TOEIC930ポイントです。」とアピールする人がいるが、英検1級だから、良い講師になるとは限らない。 それどころか、英検1級やTOEIC900ポイント以上でも、英語の会議で発言できない人を多く見てきた。
2010-12-12 01:08:46英語の資格は、上級者である事や実践で通用する英語力を保証するものではない。だが、2万人以上の生徒様をお世話させて頂いた経験から、多くの人が、「学習の途上で、資格試験を上達の目安として、上手に使いこなし」上達する事を確認している。 要するに、対象者によっては、有効なのである。 続く
2010-12-12 01:19:18具体例を挙げてみよう。 英検と言う資格がある。 http://bit.ly/gNKsb1 一例として、英語圏で生まれて、1st gradeを終えて帰国した、1年生について述べます。 Native Speaker の7歳児は、一説によると2万-2万6千語を理解できると言われます。
2010-12-12 02:41:38但し、実際に日常で自発的に使用する語彙は、2,000語から3,000語ではないでしょうか。 私どもの学校で学習する帰国子女は、例え小学校低学年で帰国しても、小学校高学年迄学習を続けると、英検の準2級、2級、準1級に合格できる様になります。 英検の2級に必要な語彙は、7500語。
2010-12-12 02:44:43言い方を変えると、帰国時は、2-3千語しか使えなかった語彙が、小学校高学年生になる頃には、倍以上に増える訳です。 但し、小学校1年生の帰国子女に、英検の教材のみで授業を行っても、高学年生までに、英検には受かったとしても、ネイティブとしての総合的な語学力は維持する事ができません。
2010-12-12 02:49:46繰り返しとなりますが、英検は指標で、英検の学習のみでは、ネイティブとほぼ同等の英語力を養う事はできないのです。帰国子女の小学生には、海外の小学校で使用される教科書とDiscussion/Presentationの練習の繰り返しが必要です。
2010-12-12 02:53:19講師にとっては、会話力、理解力のある生徒さまでも、保護者様にはどれ位上達したかが把握できません。そこで、英検と言う資格が、上達度を測る物差しとなるのです。 又、本人にとっても、級が上がる事は、励みとなります。 但し、英検は、上達の一部分を表す指標で、全てではありません。
2010-12-12 02:56:05例えば、2級の2次は、ナレーションの音読とナレーションに関する質問が出題されます。 音読する訳で、読解力と内容理解力があれば、合格できます。従って、英検取得級が高い=会話力が高いとはなりません。 英検だけでは、全てを表しているとは言えないので、教材の組み合わせが大切になる訳です。
2010-12-12 03:00:45例えば、2級の2次は、ナレーションの音読とナレーションに関する質問が出題されます。 音読する訳で、読解力と内容理解力があれば、合格できます。従って、英検取得級が高い=会話力が高いとはなりません。 英検だけでは、全てを表しているとは言えないので、教材の組み合わせが大切になる訳です。
2010-12-12 03:00:45