「「3割全滅」説から始まったファンタジー世界の整合性 」からの、中世に関するお話まとめ


ちなみに、中世の場合3割より低いと思うぜよ! 日本の中世の場合、一人の騎馬武者の周りに郎党がぞろぞろ集まって一つの戦闘単位だったので、騎馬武者が死んだり負傷したりすると郎党たちが撤退してしまうので…
2015-02-08 11:39:47
さらに、近世以前の兵制だと、「さて、そろそろ稲刈りの時期だから引き揚げんべえ」とか、「雪が深くなって故郷が心配だから兵を引き上げんべえや」ということが普通に起こっているので(話がずれてるけど)
2015-02-08 11:42:31
「三割損耗=全滅」説で筆者が耳にした説得力のある説明は、「一人がけがをしたとき、二人が手助けして運ばなくちゃならないから都合三人が一時的に前線を離れなくちゃならない」というやつ。
2015-02-08 11:44:58
あと筆者が聞いたことがあるのが、「一割死亡=全滅」説。一割の死者が出ているとその二倍の数だけ重症者が出ていて、重症者を助けるためにその二倍相当の労力を使わなくてはならないから…という説。これも「三割損耗=全滅」説ですな。
2015-02-08 11:49:08
というより、「3~4割損耗=全滅」ということがファンタジー小説に書いてあった場合、それは現代兵制とは関係のない、「かの世界での全滅の定義」と捉えて読み飛ばすのが吉ではないかと思ったでござる。
2015-02-08 12:47:29
@yatsuyaguruma 得物を肥溜めに突っ込んだとかいうアレですねw 戦闘では何も敵を殺さずともよく、それどころか殺さず傷を負わせる方がなお良い、怪我人にかかずらって兵隊が減るから、という話w
2015-02-08 12:47:39
@pochi_go 様。まさしくその通りにございます! それにしても、肥溜め槍を食らった人、かなり苦しむ羽目になりそうですよね…
2015-02-08 12:49:21
@pochi_go @ayameyuuki 横からすみません。言及されている作品については知らないんですけど少し。このまとめで登場する人たちが、「現代とは違う」と言って想像してるのはルネサンス期以降の銃器や火砲が主力の世界だと思います。(続く)
2015-02-08 14:50:26
@pochi_go @ayameyuuki (承前)もしファンタジーが中世的な世界なんだとしたら、少し違ってくるでしょう。この時代は戦闘に参加するのは人口のごく少数です。騎士階級とか貴族階級がほとんどでしょう。(続く)
2015-02-08 14:55:09
@pochi_go @ayameyuuki (承前)人口の圧倒的多数の農奴階級は自分の領主の(農奴たちの生活の場でもある)城内に敵が来ない限り戦わなかったはずです。もし農奴まで戦わせると自領での生産が滞って軍資金がなくなり戦争がそもそもできなくなるので。(続く)
2015-02-08 14:57:37
@pochi_go @ayameyuuki (承前)戦闘のプロであり、それも現代の戦闘だけに集中する軍人とは違い、封土をかけて駆け引きをし対面を重んじる政治家でもあった貴族や騎士だけが少数で戦うならば、そこまで凄惨にはならなっかったと考える方が自然です。(続く)
2015-02-08 15:02:04
@pochi_go @ayameyuuki (承前)どこで読んだか忘れました(多分シミュレーションゲームの本)し真偽もわからないのですが、ほとんどの場合当時の戦闘は騎士の一騎打ちで勝負がついたようで、一番死者が出るのが勝負がついた後の追撃戦だったみたいです。(続く)
2015-02-08 15:05:13
@pochi_go @ayameyuuki (承前)もっと極端な例では、川を挟んで両軍が軍楽隊に演奏させたり盾を剣で叩いて鳴らしたりで、音の大きかったほうが勝ちみたいなのもあったようです。(続く)
2015-02-08 15:07:33
@pochi_go @ayameyuuki (承前)ただファンタジーの世界では強力な魔法や魔物、超自然の神や精霊の力も存在するので、銃器や火砲が戦場を支配する近世以降のような様相を呈することも考えられます。そこは作者の構想力如何ですが。
2015-02-08 15:10:43
.@ayameyuuki @HayashiS1972 りぷありがとうございます(・∀・) 貴族と農奴の下りは、先に他の方が話してたところ(多分日本の中世・戦国時代)と共通点があるように思いました。
2015-02-08 15:11:05
@HayashiS1972 @ayameyuuki 「人」を兵士として使い捨てにするのは、意外にも極めて近代的な考え方だ、ということかな、と、ちょっとテーマとは違うことを考えてしまいました。それとも当時の農奴は「兵隊よりも軍馬の方が大事」の「軍馬」に当たるのかな…
2015-02-08 15:17:13
@pochi_go @ayameyuuki 両者の違いを考えるならば、西洋の方は強固で影響力の大きいカトリック教会がありましたが、日本の戦国時代ではそれに相当する朝廷や幕府の力は小さかった事と、日本では農民が農奴のように領主丸抱えでなくて一応独立した農民であったことがありますね。
2015-02-08 15:18:25
@pochi_go @ayameyuuki 使い捨てが可能になったのは近代に入ってからじゃないでしょうか。産業革命で生産力が上がって、人手に余裕が出てこないと、人数がそのまま生産力になってしまいますので使い捨ては無理でしょう。傭兵が活躍したのは金で使い捨てが可能だからですかね。
2015-02-08 19:02:26
@pochi_go @ayameyuuki 中世の封建領主にとって農奴は宝物と言っていいくらいの「資産」だったでしょう。食料や物資を生産してくれて、館で下働きもしてくれて、いざとなれば防衛戦力になる。それなしには生活が成り立ちませんので。ただ「個人」としてではなく「資産」として。
2015-02-08 19:06:57
@pochi_go @ayameyuuki ここ blog.livedoor.jp/meaningless88/… で紹介されている動画や元になったリストを見ても戦場の巨大化は近代の産物に思えます。人数、工業力、農業生産性、文化力等が全部戦争につぎ込める総力戦の時代になってからでしょうね。
2015-02-08 19:20:47