鎌倉時代の話を読むと,武士も貴族も訴訟ばっかりやってるので,「日本人は歴史的に訴訟に慣れていない。それに対して欧米社会は」的な理屈に首を傾げたくなってくる
2015-02-10 20:25:58あ、「鬼瓦」も訴訟を終えたところという設定なのね。soja.gr.jp/guide/#guide00… それだけ訴訟が頻繁だった、ということかも。
2015-02-10 21:01:53ただ、今の日本人があまり訴訟を好まないというのもある程度事実だと思うし、鎌倉や室町時代には多かった訴訟がどこかの時点で減ったのかなと思った。「できるだけ荒立てず、穏便に、内々に手打ちにする」傾向に変わったのかなーとか。どうなんだろう
2015-02-10 21:10:36. @Heike_gatari 江戸時代みたいに人の移動が減って、代々同じ土地、同じ村に住み続けるような世の中だと、何か争いが起きても穏便に済まそうと思うのかも。当事者たちは子孫の代まで顔突き合わせて暮らす以上、禍根を残すような対決はしたくないと考える…とか。
2015-02-10 21:33:05明治以前の法体系について説明するとき,法学の入門書だと「遠山の金さん」や「大岡越前」を引き合いに出しておざなりに済ませることが多い。が,むろん近代法ベースではないにせよ,規範や前例の集大成による司法システムがそこにはあったはずで,「大岡越前」を出すのはむしろ有害な気がする
2015-02-10 21:06:39@stdaux 江戸時代の法制度は先例の重要視が凄く、鎌倉時代の式目から判例出して対応みたいなケースを挙げたほうが興味もひけそうなのに残念ですぅ。
2015-02-10 21:08:54江戸時代の法制度で凄いところは鎌倉、室町、江戸と政権は変化しているけど幕府が発布した法令はリセットされてないふしがあり、鎌倉時代の前例が見つかったのでこれをもって現在の地権問題解決のガイドラインにする、みたいな裁定があったところですぅ。
2015-02-10 21:16:27コモンロー系でいうところの,Law Findingの発想に近いのかもしれない。法とは主権者の命令ではなく,人知を超えて伝わるものであって,裁判官は先例を通じて「古き良き法」を見出すことができる。俗世の政権が変わっても法は変わらないのだ
2015-02-10 21:21:19だから明治政府が法令関係リセットしなかったらコモン・ローとエクイティの法世界になってたかもしれないし、現代でも皮膚感覚での法意識はそっちよりなのではと考えることがあるですぅ。
2015-02-10 21:24:46@stdaux あのへんの時代は強訴ズバー討ち入りドバーで人の命が軽かったといわれがちだけど、ああいう形で法意識が担保されていた法意識の高い時代と解釈することも可能だと開眼したですぅ。
2015-02-10 21:34:48武家の棟梁、武士連合の盟主が武士の実践道徳を擁護監督するという体。リセットされないというよりは、上に新たな法を被せられつつ、新しい原理で上書き排除されなければ存続する。
2015-02-10 21:32:33@stdaux 皇居に「星の間」がないからだめなんでは…という気が。ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F…
2015-02-10 21:37:17