ODAで国益を確保することと捕鯨の関係

本来のodaは援助供与国側の政治的意思が「主たる目的」となっていいはずがない。 ※内政干渉 卒業国となってしまったカリコムに札束外交をかける目的がある。 今までも政治的に用いられてきたが、これから大国の陣営取り込みと同じことをしてしまうので邦人の安全、海外進出の障害にODAがなる。
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ガイチ @gaitifuji

「途上国以外にも」「国益確保の為」理由は結構だが、それやるならODAの枠以外でやれよ/「国益確保へ貢献」 政府がODA大綱を改定 nikkei.com/article/DGXLAS…

2015-02-10 13:41:45
カメクジラネコ @kamekujiraneko

ODA大綱改定、軍事転用への道を開いたこと、ODAの性格づけの〝内向き化〟という重大な問題があることは、みんなわかってると思う。けど、マスコミが取り上げていない、もっと具体的な理由が一つある。今回の改定によって、直接絶大な恩恵を被る業界がある。そう、捕鯨だ。

2015-02-11 00:04:49
カメクジラネコ @kamekujiraneko

国民所得が一定水準に達した「ODA卒業国」に対し、各国の開発実態や負担能力に応じて協力する方針は、他国軍への援助と並ぶ今回の柱。具体的にはカリブ海のバルバドス、トリニダード・トバゴなどを想定している。(引用)mainichi.jp/select/news/20…

2015-02-11 00:06:55

ミスリードの疑いを避けるため、やむなく全文を引用する。
http://mainichi.jp/select/news/20150211k0000m010100000c.html
開発協力大綱:「国益確保へ」ODA拡大

毎日新聞 2015年02月10日 23時26分(最終更新 02月11日 09時12分)

 政府は10日、政府開発援助(ODA)大綱を2003年以来約12年ぶりに改定し、「開発協力大綱」として閣議決定した。ODA予算が減少を続ける中、安倍晋三首相が掲げる「積極的平和主義」を踏まえ、支援の対象を従来より広げたのが特徴。新たな協力を通じて、日本の平和と安全や国際秩序の維持という「国益の確保に貢献する」と初めて明記した。その一環として、非軍事目的に限って他国軍への援助を認めるが、軍事目的への転用をどう防ぐかは課題として残ったままだ。
 ◇他国軍支援、監視に課題

 政府のODA予算(一般会計当初ベース)は1997年の1兆1687億円をピークに減少に転じ、2015年度予算案では5422億円とほぼ半減した。ODA大綱から開発協力大綱に名称を変更したのは、これまでの手法にとらわれず、「日本の判断でより主体的に援助する」(外務省国際協力局)ためだ。民間企業や地方自治体と連携した開発協力も進める。

 国民所得が一定水準に達した「ODA卒業国」に対し、各国の開発実態や負担能力に応じて協力する方針は、他国軍への援助と並ぶ今回の柱。具体的にはカリブ海のバルバドス、トリニダード・トバゴなどを想定している。将来の国連安全保障理事会常任理事国入りをにらみ、カリブ共同体(カリコム)との関係を強めたい政府の意図が透ける。この地域への関与を強める中国に対抗する狙いもある。

 一方、新大綱は「開発協力の軍事的用途や国際紛争助長への使用を回避する」という従来の原則を踏襲したうえで、「相手国の軍や軍籍を有する者」への非軍事目的の開発協力を容認した。海上警察活動への巡視艇供与や、災害救助の際の軍への物資提供などが該当する。

 これまでも01年にセネガルの軍病院の改修を支援した例があり、外務省は「考え方はこれまでもあった」と方針転換ではないことを強調している。岸田文雄外相は10日の記者会見で「紛争後の復旧や復興など非軍事目的の活動に軍が重要な役割を果たすようになってきた」と指摘。「(軍事的用途への使用回避の)原則に抵触するためできなかったことが、新大綱でできるようになるのではない」と述べた。

カメクジラネコ @kamekujiraneko

(承前)毎日記事に名の出たバルバドスとトリニダード・トバゴは、2004年にも日本が音頭を取ったジゾクテキリヨウシンポに参加するなど様子見でいたが、カリコムの他のメンバーと異なり、IWCには未加盟。軍事と同じく「卒業国」が枷となって札束外交が出来なかったのだ。今回それが解禁された。

2015-02-11 00:11:51
カメクジラネコ @kamekujiraneko

昨年3月にICJで完敗を喫して以来、反省どころか強硬姿勢に転じて、こういう具合に味方を増やそうと画策し始めたわけだ。安保理入よりむしろIWC票>「ODA新大綱、中高所得国も対象に 有識者懇報告書 」(2014/6/23,日経) nikkei.com/article/DGXNAS…

2015-02-11 00:16:22

ODA新大綱、中高所得国も対象に 有識者懇報告書
2014/6/23
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS22009_S4A620C1PE8000/
 11年ぶりとなる政府開発援助(ODA)大綱の見直しに向けて検討してきた有識者懇談会(座長・薬師寺泰蔵慶応大名誉教授)が今週にも岸田文雄外相に報告書を提出する。政府による途上国支援を規定していた従来の大綱の概念を広げ、これまでODAの対象ではなかった中高所得の国にも協力を広げる内容だ。

 カリブ海の島しょ国への環境・防災支援や中東湾岸諸国での産業育成支援の拡大に道を開く狙いがある。国連などでの連携をにらみ各国との関係強化に役立てる方針だ。

 民間資金や活動との連携も強める。途上国では開発のため「援助より投資」を求める声が強まっており、日本企業をはじめとする民間資金を呼び込む援助という考えを採り入れる。日本企業の国際展開につなげる。

 民主主義の定着、法の支配の確保などの重視も提言。ODAの軍事使用を回避する原則を維持する一方、インフラ整備などを念頭に置いた国連平和維持活動(PKO)との連携を明記する。

 アフリカなども含めた幅広い貢献を鮮明にするため、アジアを重点地域とするという現大綱の表現を改めるよう求める。大綱が定める範囲を広げることで、名称を「開発援助大綱」などに変更することも提案する。

 「経済成長」や「積極的平和主義」などを掲げる安倍晋三首相の政治姿勢を意識した内容になる。外務省は報告書の提出を受け、8月をメドに新大綱の改定原案をつくる。与党や各省庁、非政府組織(NGO)などの意見も聴いて秋までに政府案をまとめ、12月までの閣議決定をめざす。

カメクジラネコ @kamekujiraneko

(承前)ODA卒業国にまで対象を広げたことで、分担金未払問題もあって安定しなかった〝有志連合〟の拡大を一歩推し進める可能性はある。IWC内の勢力図を塗り替えることにはならないだろうが。中国も愛想が尽きたようだしね・・。いずれにしろ、今まで以上に汚い金で買った票に。

2015-02-11 00:21:54
カメクジラネコ @kamekujiraneko

(承前)今回の改定は、日本のODAがパリ宣言('05)に謳われた〝本来のODAの意義〟からますますかけ離れたエゴむき出しのものに変貌していくことを意味する。以下の拙HP解説もご参照>捕鯨推進は日本外交の最優先事項!?・日本のODAの今 kkneko.com/oda1.htm

2015-02-11 00:30:12

■そしてODAの現在いま

 ODAはそもそも、開発途上国の経済開発や福祉の向上に寄与することを「主たる目的」としている。当該国の民主化・人権状況や、軍事への転用などに関する制約は設けているものの、援助供与国側の政治的思惑が「主たる目的」となっていいはずはない。国際連合憲章の主権、平等及び内政不干渉の原則に明らかに反するものであり、そのことは日本のODA大綱(2003年改訂)の中にも定められている。特定の国際条約における投票行動を縛るような、国家主権の侵害に相当する行為のためにODAを利用するなど言語道断である。
「政府開発援助(ODA)大綱」(外務省)
 現実には、ODAがこれまで政治的に用いられてきた点は否めない。他の欧米先進国、IMF(国際通貨基金)、世界銀行を始めとする国際機関からの援助にも同様の問題はあった。とくに米ソ冷戦時代には、援助でもって味方に引き入れる陣営間の綱引き合戦の一面が強かった。

カメクジラネコ @kamekujiraneko

(承前)これまで曲がりなりにも、冷戦時代の大国の陣営取り込み型援助とは一線を画していたことが、世界の平和に貢献し、それが海外で暮らす邦人の安全、進出企業の自由な経済活動を保障してきたのに・・

2015-02-11 00:32:24
カメクジラネコ @kamekujiraneko

一方的に罵り合うだけで、チャネルを築き粘り強く対話する試みを最初から放棄する。沿岸捕鯨は見殺し。カネの力で有志連合を築き、力を誇示し、あくまで敵をねじ伏せることに固執する。日本から遠く離れた中東と南極海の相似形がそこにある。

2015-02-11 00:38:28
カメクジラネコ @kamekujiraneko

責任といえば、NHKはじめマスコミが割烹着で盛んに持ち上げたリケジョリーダー1人をこれ以上つるし上げたって、理研やマスコミの責任転嫁でしかないよ。ICJ判決後の鶴岡代表に対する安倍の叱責と、自分の責任を棚に上げて知らん顔の族議員や水産庁を思い出す・・

2015-02-11 00:42:22