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刀語り

刀についてぽつりぽつり語ったまとめ。
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------------歌仙兼定-------------

細川忠興&たま @hosokawa1122
折角だから歌仙の話でもするか。
細川忠興&たま @hosokawa1122
部下を三十六人手討ちにしたからなんでしょう?やだーやんでれーだのと言う者はとりあえず帰って茶でも飲んでいろ。貴様らに私を推し量る度量なぞ無い。
細川忠興&たま @hosokawa1122
そも、必要な時にひとの一人も殺せん男に誰が仕えるか。なあ?
細川忠興&たま @hosokawa1122
斬った人数については三十六人か六人だったと記憶している。斬った相手は正確には私の臣ではない、息子忠利の近臣だ。
細川忠興&たま @hosokawa1122
あれらは本当にろくでもなく、害はあれども益など無いと判断した私は、あれらを呼び寄せ斬り捨てた。既に隠居の身ではあったが、うちに害なす者など放ってはおけなかったからな。
細川忠興&たま @hosokawa1122
この辺りは私の覚えている限りの事であるし、駄父の話だったような気もするから話半分にな。まあ、聞いた話を鵜呑みにする阿呆はうちの民草には居らんとは思うが。
細川忠興&たま @hosokawa1122
……理由なく殺すのは気違いだが、理由があれば殺すことを躊躇ってはいけない。ひとを率いるならば、血を恐れてはいけない。
細川忠興&たま @hosokawa1122
部下に殺すことを命じるとき、主もまたその血を浴びるもの。

------------希首座-------------

細川忠興&たま @hosokawa1122
……希首座の話にするか。まあ、僧侶を切った刀だというえぴそーどが先行していようが、これはどちらかというと私の第六感流石だなという話だ。
細川忠興&たま @hosokawa1122
大徳寺だったかな。あそこには何度も寄せてもらっているのだが、ある時私を出迎えた僧たちを見た瞬間、何か本能的な、寒気とも熱ともつかない何かが背筋に走った。
細川忠興&たま @hosokawa1122
次の瞬間私は抜刀し、僧のひとりを切り捨てていた。周囲は騒然となったが私は気にも留めず、むしろこれこそ当然の帰結だと妙に落ち着いた気持ちでその場を後にした。
細川忠興&たま @hosokawa1122
とはいえ寺内で、しかもほぼ辻斬りのような所業であったため、それなりに問題となった。しかし調査を進めるうちに、ある事実が判明する。殺された僧「希首座」は、丹後一色氏の出だったのだ。
細川忠興&たま @hosokawa1122
丹後一色氏。言わずと知れた四職家、そして、……私と父が滅ぼした家。
細川忠興&たま @hosokawa1122
当時幼かった希首座は見逃され落ち延び、その後大徳寺で僧となっていたのだがその経緯を私が知る筈も無い。そもそも生き残りが居ることすら知らなかったからな。勿論、出迎えられた折も希首座の態度に不審な点などなかった。
細川忠興&たま @hosokawa1122
だが私は、……これを斬らねばと思った。これは私の滅ぼすべきものだと思った。抜刀に躊躇など無かった。
細川忠興&たま @hosokawa1122
そして、皆が知る通り、この時に使った刀は「希首座」と名付けられた。私の愛刀のひとつだ。
細川忠興&たま @hosokawa1122
傍から見れば凶行以外の何物でもなかったろうがな。だが私は滅ぼすべきものを滅ぼすべきものだと本能的に察知し、ころしただけのこと。それに何の落ち度があろうか。
細川忠興&たま @hosokawa1122
慈悲は慈悲にあたうものにだけかけるもの。私は私の慈悲を安売りしたりはしない、皆も知っている通りにな。
細川忠興&たま @hosokawa1122
……さて、これが真実か真実でないかは私だけが知っていること。鵜呑みにするのは阿呆ばかり。話半分に聞いておけよ。

------------浮股-------------

細川忠興&たま @hosokawa1122
「浮股」……「波股」とも呼ばれるか。これは、私が一色義定を斬った折に使ったと記憶している。置き所が悪かったところを、米田宗堅がさりげなく抜きやすい位置へ移動させたあれだな。
細川忠興&たま @hosokawa1122
名の由来か? ある浜辺で死刑囚の斬首をする際、死刑囚が海へと走り泳いで逃げようとし、処刑人がこの刀を持って海に飛び込みそれを斬ると二本の足が見事に切り離されてな。切れ味凄まじい、よい刀だ。
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