甘える【シリーズ】

メンバー全員に、それぞれ甘えてみる。
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かおり @orange_shake_

【甘える*たぁくん編・1】 何となく、甘えたくなって。 『んー?どしたん?』 料理している彼の背中に抱きついた。 「…別に何も。」 『なにぃ?珍しいやん』 料理していた手と火を止めて、手を洗って身体ごとこちらを向く。 『はい♡おいで♡』

2014-11-22 14:56:46
かおり @orange_shake_

【甘える*たぁくん編・2】 もう一度手を広げて、正面から抱きしめてくれた。 「ごめんね、料理の邪魔して」 『ええよー別に。滅多に甘えてくれへんから、嬉しいやんか♡』 そのまましばらく背中を撫でてくれていると、ぐーっと鳴るお腹の音。 『あかん、俺お腹減ってもうた!(笑)』

2014-11-22 14:56:52
かおり @orange_shake_

【甘える*たぁくん編・3】 『早くできるように手伝ってくれへん?ご飯食べたらまたいっぱいくっつこ♡』 「ん。」 たぁくんは、本当に優しい。 お腹が鳴ったのは彼じゃなくて私の方。 絶対わかってるはずなのに、たとえ2人きりでも私が恥ずかしくないように自分のせいにしてくれる。

2014-11-22 14:56:59
かおり @orange_shake_

【甘える*たぁくん編・4】 それに、不器用な私が手伝ったら余計に時間かかっちゃうのにこうして側においてくれる。 「たぁくん、ありがとう。」 『え?それこっちのセリフちゃう?(笑)』 早くご飯を作って、今日はいっぱい甘えよう。

2014-11-22 14:57:07
かおり @orange_shake_

【甘える*たぁくん編・5】 普段は恥ずかしくて言えないけど、"大好き"って、伝えよう。 【たぁくん編*おしまい】

2014-11-22 14:57:12
かおり @orange_shake_

【甘える*信ちゃん編・1】 何となく、甘えたくなって。 『何やねん。』 膝にちーちゃんを乗せてる信ちゃんの、反対側の膝に頭を乗せた。 「…別に何も。」 『何もない状況ちゃうやんけこれ。何もないならさっさと起きろ』 「やだ。」 『…んやねん』 うわ、怒っちゃった。

2014-11-23 00:08:19
かおり @orange_shake_

【甘える*信ちゃん編・2】 でもここまで来たら後に引けない。 信ちゃんのお腹に顔をくっつけて、動かないことにした。 「………」 『………』 しばらく沈黙の後、 『おい、お前そろそろ下りろや。』 信ちゃんの困ったような声。 さすがにわがまますぎたかな…

2014-11-23 00:08:25
かおり @orange_shake_

【甘える*信ちゃん編・3】 頭を上げようとすると、 『お前ちゃうわ。』 優しく頭の上に手を置かれて、また信ちゃんの膝の上に戻される。 『おい、ちー、お前や。そろそろ2人の時間の邪魔せんとってくれ。ほれ、ハウスハウス。』

2014-11-23 00:08:59
かおり @orange_shake_

【甘える*信ちゃん編・4】 信ちゃんに追い払われて、ちーちゃんが部屋の隅の定位置に歩いていく足音。 『はー、この猫ホンマに手ぇかかる。』 信ちゃんの両手が、私の髪をわしゃわしゃ撫でる。 「私猫じゃないしー。髪の毛ぐしゃぐしゃになるからやめてー」 『何やと?ほな下りろや』

2014-11-23 00:09:09
かおり @orange_shake_

【甘える*信ちゃん編・5】 「やーだー。ふふっ、やめてよー」 くすぐられて、思わず笑ってしまう。 『おいバカ猫、絶対目ぇ開けんなよ。』 信ちゃんが髪を撫でる手が気持ちよくて目を閉じていると、大きな手が目の上に乗って。

2014-11-23 00:09:20
かおり @orange_shake_

【甘える*信ちゃん編・6】 「……ん♡」 唇に、大好きな温もりが落ちてきた。 【信ちゃん編*おしまい】

2014-11-23 00:09:33
かおり @orange_shake_

【甘える*すばる編・1】 何となく、甘えたくなって。 『…zzz』 隣で寝ているすばるのおでこに、自分のおでこをくっつけた。 おでこから伝わる体温、近くで感じる彼の寝息に安心する。 『…んぁ?』 やば、起こしちゃった。

2014-11-23 23:38:21
かおり @orange_shake_

【甘える*すばる編・2】 慌てて体を離そうとすると、細い腕がしっかりと私の腰を捕まえる。 『なん、さっきのじゃ足らへんかったんか。』 目を閉じたまま、眠そうな声。 「いや、そんなわけじゃないけど…」 すばるの腕から出ようと抵抗してみる。 『おい、離れんなや』

2014-11-23 23:38:28
かおり @orange_shake_

【甘える*すばる編・3】 眠そうな目が薄く開くと私を睨んで、さらに抱き寄せる。 『ごめんなぁ〜おっちゃんもぉ出ぇへんわ…』 「だから違うってば…」 『せやから、これで勘弁してぇ〜』 そう言うと、優しく唇が重なった。 さっきまでの激しさが嘘みたいな、本当に優しいキス。

2014-11-23 23:38:35
かおり @orange_shake_

【甘える*すばる編・4】 唇が離れると、やっぱり眠そうな瞳と目が合う。 「ごめんね、眠いのに。」 『ん〜…眠ないし…』 全く説得力のない、寝ぼけ声。 「おやすみ」 すばるに背中を向けて、目を閉じようとすると 『おい、ちゃうやろが。』

2014-11-23 23:38:41
かおり @orange_shake_

【甘える*すばる編・5】 眠そうな話し方とは裏腹に、力強く引っ張られてすばるの方を向かされると、さっきみたいにおでこがくっついた。 『おやすみ』 「…おやすみ」 満足そうな寝顔を見て、目を閉じた。 【すばる編*おしまい】

2014-11-23 23:38:46
かおり @orange_shake_

【甘える*隆ちゃん編・1】 何となく、甘えたくなって。 『おぉっ?』 背中合わせに座って、ベースを触っていた隆ちゃんの背中に少し体重をかけてみた。 『ど〜おぉ〜したのぉ〜○○ちゃ〜ん♪』 ベースを弾きながらミュージカル調に語りかけてくる彼を無視して、もう少し体重をかける。

2014-11-24 21:23:29
かおり @orange_shake_

【甘える*隆ちゃん編・2】 『愛しているよぉ〜♪』 勝手に自作のラブソングを歌い出したけど、やっぱり無視。 背中越しに感じるベースの低音と、彼の声が心地いい。 すると、体重をかけっぱなしだった私の背中に今度は彼の体重が少しずつかかってくる。

2014-11-24 21:23:36
かおり @orange_shake_

【甘える*隆ちゃん編・3】 上を向いて私の肩に頭を乗せて、私の顔を見てるんだろうけど…顔見たらもっと甘えたくなっちゃうから、無視無視。 でも隆ちゃんは私から視線を外さず、なんだかんだと歌い続ける。 私の背中にかかる体重も、どんどん重くなる。

2014-11-24 21:23:42
かおり @orange_shake_

【甘える*隆ちゃん編・4】 もうベースも弾きにくいくらい、背中をこちらに倒してくる。 「隆ちゃん、重い…」 かなり前屈の姿勢になってやっと、ギブアップ宣言。 『聞こえへんでぇ〜♪』 聞こえてるじゃん! こうなったら、私も負けじと彼の背中を押す。

2014-11-24 21:23:49
かおり @orange_shake_

【甘える*隆ちゃん編・5】 『ふんぬぬぬぅ〜!』 変な声を上げながら隆ちゃんも乗っかってくるから、もうただの背中の押し合い。 「…ふふふっ!」 思わず笑ってしまった私に、 『やったー!俺の勝ち!』 「え、笑った方が負けなの?」 『せやでぇ〜♡』

2014-11-24 21:23:55
かおり @orange_shake_

【甘える*隆ちゃん編・6】 勝手に作ったルールを押し通して、ニコニコしてる。 『うりゃっ♡』 いつの間にかベースを置いた隆ちゃんが向きを変えて、背後から私を腕の中に閉じ込める。 「えー、何これ?」 『罰ゲームやで!今日はこのまま、俺の気が済むまでこうさせてもらいますぅ♪』

2014-11-24 21:24:01
かおり @orange_shake_

【甘える*隆ちゃん編・7】 「もう…」 このままずっと隆ちゃんの気が済まなければいいのに…なんてね。 【隆ちゃん編*おしまい】

2014-11-24 21:24:07
かおり @orange_shake_

【甘える*きみくん編・1】 何となく、甘えたくなって。 『!!!』 テレビを見ていたきみくんの肩に、頭を乗せてみた。 びっくりしたきみくんの肩が跳ね上がって、バランスを崩しそうになったけど意地でも頭は離さない。 『何してんねん。』 「はて、何のことでしょう」

2014-11-25 17:53:41
かおり @orange_shake_

【甘える*きみくん編・2】 「脳みそいっぱい詰まってるからね」 『やったらもうちょい使えや』 「ちっ」 『こら、舌打ちすんな。』 そんなことを言いながらも、肩を抱くみたいにきみくんの腕が回ってきて頭を撫でる。 『珍しいな、お前が甘えてくんの』

2014-11-25 17:53:48