笹本祐一先生とNHKアーカイブス「復刻!未来からの挑戦」と記憶の断片
NHKアーカイブ、未来からの挑戦。年寄りの昔話に付き合わせてすまんのう。今もそうだけど、こども向けと大人向けの間の世代、十代をターゲットにしたドラマってのは少なくて、少年ドラマシリーズってのはそのニッチを狙った貴重な番組で、しかもジュヴィナイルSFいっぱいやってたんじゃよ。
2015-02-15 15:25:40未来からの挑戦に限らず、少年ドラマシリーズのビデオ撮り作品はほぼすべてセット撮影。カットの都合で団地や家の全景が必要な場合でもミニチュア撮影で、それは今回放送分の未来からの挑戦が見て解るようなちゃっちいセット撮りだったのを見てもお解りと思う。
2015-02-15 15:27:40前にSF大会のイベントでセット撮りなのを池田憲章さんに指摘された時、わざと作り物めいた世界にしたのかみたいなこと言ったんだが、今にして思うと単に当時の機材じゃ屋外でのビデオ撮りが大変だったってだけじゃないかなあ。
2015-02-15 15:28:51もうひとつ、少年ドラマシリーズのビデオ作品がセット撮りメインなのは、それがそのまま子供番組担当のスタッフが作ってたからじゃないだろうか。人形劇やぬいぐるみ劇のスタッフがそのままのノウハウで十代向け、少年向けのドラマシリーズ作ったんで、スタジオだけで完結する作りだったんじゃないか。
2015-02-15 15:30:07少年ドラマシリーズにはフィルム撮りの作品もあって、つぶやき岩の秘密や風の又三郎なんかはフィルム撮りだった、よーな気がする。記憶が遠すぎてさすがに定かではないのう。でもまあ当時の記憶を無理矢理再生すると、ビデオかフィルムかは画面で解ったけど、セットかどうかまでは気にしてなかった。
2015-02-15 15:32:04少年ドラマシリーズってセットや特撮はちゃちだったんだけど、キャラや雰囲気は際立ってリアルだったのよ。未来からの挑戦の画面見て、当時リアルで中学生だった黒歴史の記憶がフラッシュバックしそうになった。残念ながらうちの中学にはタイム・トラベラーも赤外音楽も攻めてこなかったなあ。
2015-02-15 15:34:14記憶ってのは美化されるもんだから、再放送で現物を確かめようがなかった少年ドラマシリーズの作品としての出来が本当に優れていたのかそれともそーでもなかったのかの評価は他人に任せるとして、でも勧善懲悪ばっかりの特撮ドラマに比べて際立って身近でリアルだったのは間違いない。
2015-02-15 15:36:09おお、情報ありがとうございます RT @minikurochibi 「つぶやき岩」はフィルム撮りでした。完全に残っています。youtube.com/watch?v=pRA44M… …
2015-02-15 15:36:52@unnohotaru 中学生日記は名古屋がメインだったんです。少年ドラマシリーズは東京、名古屋、大阪、どれくらいの比率で撮ってたんかなあ。
2015-02-15 15:37:31SFの魅力のひとつに、ありふれた街や学校がちょっとしたきっかけで存在を賭けた戦いの舞台に変化するってのがある。リアリティのあるドラマだと思ってたら突然SFになるわくわく感ってのがある。それは少年ドラマシリーズに教えられた。だから作家を志望した理由のひとつ。
2015-02-15 15:42:58いいトシした笹本がなんで後生大事に「ラノベ」なんてジャンルにいるのかってえと、当時はジュヴィナイルって括られてたSFのそのジャンルがいちばん面白い、と思ったからなのよねえ。少年ドラマシリーズ風味のスペオペとか、今ならなんとかなるかな。
2015-02-15 15:45:00ちなみに栄光塾、高見沢みちるってえと伊藤かずえしか思い浮かびません。強面委員長のカリスマ性は伊藤かずえが最高だった。フジテレビ版、原田知世のねらわれた学園な。
2015-02-15 15:50:31