同盟エーテルと連合投影体による決闘【大戦前夜】

お付き合いしていただいた同盟の素敵なエーテルさんのまとめ http://nightcat-works.tumblr.com/ ダメダメな連合の投影体のまとめ http://togetter.com/li/781346
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夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

人様が一騎打ちしかけてるの見ると自分もやりたくなる不思議

2015-02-15 02:25:20
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

しかし別陣営のふぉろわさんとか一人しかいねえでありますなー(チラッ

2015-02-15 02:25:43
ただのつける @kinoakira

@nightcat_works ハッハッハ! やりますか?(チラッ

2015-02-15 02:37:09
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira そんじゃ勝手に描写はじめるでありますよー。 "開戦前日。  夜が明ければここで三大勢力がぶつかりあうというのに、この夜は異常に静かだった。  虫の声はなく、夜鳥さえ鳴かず、混沌すらも怯えているように空は澄み、星明りだけがちかちかと、恐ろしげに瞬く"

2015-02-15 16:32:49
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira "星明りしかない夜だというのに、明日は戦場になるだろう丘に二つの人影があった。男と女の影であったが、逢引のような色気はない。むしろ両者の間を漂うのは剣呑といっていい雰囲気だ。  小柄な男の影が口を開く" 「――まさか、こんなトコまで連合のが来てるとはな」

2015-02-15 16:36:48
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira 「警戒しといてよかったぜ。今から夜討でもはじめるのかい、なあ姐さんよ」 "率いる騎士どのは今日は夜襲はないので休めといっていたが、少年のカンはそんなにお行儀のいい奴だけでないと告げていた。風の向くままに営地の近くを見回っていたらこれだ。笑えない話だった"

2015-02-15 16:39:47
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira 「あぁ、なんで『連合』かわかったかなんて効くなよ。風の導きって奴だと思っててくれ。 それよりどうするよ姐さん。ここで前夜祭と洒落込むかい?」 "挑発するような目つきで、少年は女の返答を待つ"

2015-02-15 16:41:53
ただのつける @kinoakira

@nightcat_works 女性は、少年の瞳を値踏みするかのように見つめてゆったりと微笑んだ。「良いですわねえ、大きなお祭りの前の前夜祭に貴方のように素敵な殿方からのお誘い。なんて素敵なのでしょう」杖を回して楽しそうに言い放った。どうやら、本当にそう思っているようだ

2015-02-15 21:32:38
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira "少年は目を瞠る。見たところアーティストだというのに、彼女が構えたのは弓や暗器ではなく杖だ。まるで魔法師のような仕草に、得体の知れなさを感じ取る――否、得体の知れなさなら最初から理解できていた"

2015-02-15 21:42:17
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira 「……女に昔の事を聞くのは野暮ってモンだが、アンタの纏う風は珍しいな。煤と霧と血の匂いがする。大陸のどこにも流れてない風だろう、それは」 "そして、にまり口元が緩む" 「いいなアンタ、面白い。存分に付き合ってもらうぜ!」

2015-02-15 21:42:23
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira "少年は肘から先を風と変え刃として振るう。狙うは首と杖を構える腕。二枚の刃はギロチンのように目標へと奔り――" "くすり、微笑み一つ。星明りしかない夜を、まるで我が物のように纏う彼女は不可視の風を見えているとばかりにステップ一つでかわした" パスであります。

2015-02-15 21:45:47
ただのつける @kinoakira

@nightcat_works どうやら、少年はメイジであるらしかった。なんて、素敵であるのだろう。 風を操る魔法使いが一番最初のダンス相手になろうとは! 正確に言えば、彼女が厄介になったプロフェットやライカンスロープなどがいたのだが……。 女性はそれを数に入れなかった。

2015-02-16 01:28:19
ただのつける @kinoakira

@nightcat_works 少年は風を纏っていた。疾風を操り、迫ってくる。澄み切った風を使う者、彼女の世界では全くのフィクションだった存在が目の前に居る。彼の刃を紙一重で躱す、危ない。五分の確率でそのまま首が飛んでいただろうが運は彼女を味方したようだ。

2015-02-16 01:33:55
ただのつける @kinoakira

@nightcat_works 「…貴方のような素敵な風使いさんも、私の故郷ではいらっしゃいませんでした」 「そんな方にお誘いを受けるなんて、とても嬉しく光栄ですわ」 素早く杖から機構を抜き放ち、引き鉄を引いた。 とっさのことで狙いはつけられたかどうか、怪しいものだが。

2015-02-16 01:37:20
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira "鉄の矢玉が頬を裂いた。突然吹きぬけた風の渦に目を見開き呆として、次の瞬間破顔する。こんな風は見たことがない。おそらくあの杖から放たれたものだというのは理解できる。だがそんなものはどうでもいい。今はこの相手とどこまで踊れるか試したいという気持ちが胸を占める"

2015-02-16 01:47:29
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira 「存分に味わってくれ。今のオレの全力、風使いのアーティスト・フーガの全身全霊だ。アンタとだったら夜空も踊れる。さぁ――はじめようぜ!」 同時、暴風と斬閃でもって足場を大きく破砕する。下は崖。落ちる前に勝負を決しようと風の刃を今度は三つ。驚く女へ向けて放つ。

2015-02-16 01:51:05
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira "空中で避ける術などない女はしかし、宙に浮いている崖の残骸を足場に踊るようにステップ。二撃を回避せしめると、三撃目を銃弾でそらしてみせた。凄まじい技量に感服通りこして背筋に戦慄すら走らせながらフーガもまた残骸を踏み飛ぶ。斬閃と弾丸が踊るように夜を埋め尽くす"

2015-02-16 01:54:17
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira "地面が近づく。飛ぶ手段を持たない女は一か八かでフーガへと飛んだ。体勢は悪くない。右腕を反射的に刃と化すと、女の首を狙い剣のように風を圧縮。斬りとばそうと空を裂く" "されど女は凄絶に笑うと見えているとばかりに不可視の剣に銃口を押し当て引き金を引いた"

2015-02-16 01:57:23
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira "弾かれる腕。乱れる体勢。女はそれを見逃さず、フーガを組み伏せるようにしてクッション代わりに使い落下。地面に激突する寸前、少年は風で軟着陸を試みるが二人分の体重を上手く御しきれずしたたかに背中を打ちつけた" "薄れる視界の中で硝煙の香りが現実に彼を引き戻す"

2015-02-16 02:00:31
夜ねこ@紅オルタの為に河原に石を積む @nightcat_works

@kinoakira 「――チェックメイト、ですわね」 「――奇遇だな、オレもだ」 "女の銃口は少年の額に押し当てられ、少年の風刃は女の首のほんの数ミリ先に留まっている" "王手というよりはどん詰まりと言った方が正しかった" 長くなって申し訳ないであります! ぱすでありまーす!

2015-02-16 02:03:05
ただのつける @kinoakira

@nightcat_works (あっどうしようこれ凄い凡蔵ヒャッハーがかっこよくなってしまっている)少年の額に銃口を押し当てながら、首のギリギリに存在する明確な殺意を感じていた。さあて、どうしたものだろうか、ここで引き鉄を引けば、自分の首は間違いなく飛ぶ。そして目の前の彼は死ぬ

2015-02-16 02:12:25
ただのつける @kinoakira

@nightcat_works メイジとアーティストが相討ちになって死んだだけ、になってしまうだろう。記録にもきっとそう記載されることは明白だった。無味乾燥な”事実”のみの羅列になるだけだ。だってそう、この舞踏に観客はいないのだから。こんな素敵な夜なのに、それは絶対に嫌だった。

2015-02-16 02:15:11