こんな鬼哭街は嫌だ(暴走トラック無双)

鬼哭街のエンディングに関する考察から、何故か飛躍した発想の産物です。原作台無し系のナンセンスネタですのでご注意ください。
ゲーム 鬼哭街 二次創作 ニトロプラス SS ニトロ+
44
きー子@闇堕ち聖女発売中 @keyko191
とりあえず鬼哭街の終わり方をどういうふうに表現するかについてはそれなりに論を戦わせる必要があるというか、普通にバッドエンドでいいんじゃね感もありますが、一読したぼくが率直に抱いた感想は「禍々しいハッピーエンド」です
相楽 @sagara1
ハッピーエンドとかバッドエンドとかいうの、「誰にとって?」が抜けてるの気になるなー。 『鬼哭街』なら妹様は大変ハッピー、あの人はあの役回りも彼にとって望むところではあるので彼なりにハッピー、タオロー兄さんは悩みどころだけど、もって瞑すべしでハッピーと言えなくもなく。 (続く
相楽 @sagara1
続き)巻き込まれて無残に死んでいった皆さんは概ね大変迷惑・不幸でバッド。 んでもって、プレイヤーにとっては「お好み次第」ということで別に良いのでは。 作中の誰の視点に寄り添うの?あるいはそれ以外の立ち位置を取るの?という感じで。
相楽 @sagara1
「それ以外の立ち位置」としては例えば他には、「因果応報」が「正しく」(?)なされることとか、「倫理的な秩序」(?)の回復とか、そういったこと/あるいはそれが為されなかったことをもって「ハッピーエンド」/「バッドエンド」と言いたがる向きなんかもあるので、なんだか面倒くさい話だけど。
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
すべての名場面でトラックが情念も武術もかっさらっていく理不尽小説か #とてもつらい
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
「もうトラックに任せておけばいんじゃないか」タオローの目は死んでいた。何せ復讐を始めてからこっち、仇敵と戦い、命を削って電磁発勁を使おうとした瞬間に限って通りすがりのトラックが仇を轢殺していくからだ。最初こそ何者かの介在を疑い、徹底的に調査していたが―― #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
おかげで仇がすでに三人死んでいるが、タオローは健康体である。悲壮感の欠片もなかった。ロシアンマフィアと手を組みにいったところ、例によってトラック事故でマフィアが全滅していたときは本気で恐怖を感じたものだが、最早、摩耗している。徐々に彼の正気は蝕まれていた。 #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
この男、すでに復讐の計画それ自体が投げやりになりつつある。ルイリーの魂魄を転写したガイノイドは無事に回収できている――何故かトラックに巻き込まれていない――が、本気で戦いの理由を見失うには十分である。上海義肢公司の本社ビル前を見た。黒煙が上がっている  #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
連続トラック事故で本社ビルが炎上していた――その混乱に乗じて、あっさりとン・ウィンシンの元に辿り着く。奴のガイノイドは武装していたようだが、トラック事故で武装部分が壊れていた。もちろんトラックが逃走手段を潰していたので、あっさりと目的は果たせた #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
六塵散魂無縫剣の習得などなかった。巷では交通管制が狂っている、と報じられていた。誰の差し金なのか、タオローは考えるのをやめていた。このトラックが自分に襲いかかってきたとき、どうやって切り抜けるかを考え始めていた  #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
「豪軍よ…お前の差し金か」青雲幇の寨主(さいしゅ)、レイ・ティェンユェンは苦々しげに呟いた。副寨主、リュウ・ホージュンの手勢である「網絡蠱毒」ならば、交通管制システムへのハッキングも容易いからだ。しかし豪軍がタオローを助ける理由は乏しかった #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
そしてもちろん、豪軍もこの異常事態の原因などわからなかった――かねてからの企みにとって好都合な展開、と言えなくもないのだが、サイボーグたちを殺しているのはトラック事故でありタオローではない。これは誰の目にも明らかであった。 #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
そもそも、豪軍の予定よりもはるかに早くサイボーグが死んでいるのである。これではタオローを追い詰めるどころではなかった。しかしタオローは一応、目論見通りにルイリーの魂魄を回収しているのだし、やはり計画通りなのではないか、と豪軍は決断。青雲幇の寨主の暗殺を―― #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
半ば直感的な退避。次の瞬間、数十台のトラックがピンポイントに突っ込んでくるという惨事によって、部屋ごと押し潰され寨主は即死していた。 あまりにも異常な事態に、豪軍は言葉を失った――一応、目的は達せられたはずである。しかし言いようのない不安が押し寄せていた #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
(中略)なんやかんやあってタオローと豪軍は対峙していた。半ば言いがかりに近かったものの、公司での社長殺害はタオローの手によるものであり、青雲幇のサイバネ武侠たちを差し向ける口実には十分だった。…まさかサイボーグ全員がトラック事故で死ぬと誰にわかったろう? #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
最早、タオローにとってはトラウマものである。一連の事故の異常性に疑問を抱き、タオローと話すためやってきた元(ユン)兄弟は、四方八方から押し寄せるトラックによって無惨な死を遂げた。そこには武侠の矜持はおろか、一欠片の道理もなかった。理不尽すぎた #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
一方、豪軍も混乱していた。自分で始末するはずだったビン・ワイソンがトラック事故で死んだからだ――地下一階で。トラックを警戒し、表に出ることを拒むようになった男のあっけない最後であった。ほとんど不可能犯罪の領域だった…トラックの恐怖でルイリーの存在感も薄かった #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
「…豪軍、すべてお前の差し金だったのか」「――何?」豪軍は素だった。最早、荒れ果てたかつての孔家の邸宅――ルイリーが好きだった場所。そこを見て、タオローは察したのである。一連の事故は、自分と一対一で会うための豪軍の謀略だったのではないか、と #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
もちろんそんなことはなかったので、豪軍としては返答に困る状況だった。気を取り直し、すべての始まりを話そうと思った。ガイノイドに転写された「ルイリーたち」も接触を始めている頃合いだった…そのとき、空気を切ってトラックが、 #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
しかし気を寝ることすら可能とする究極のサイボーグ化を果たした豪軍にとって、たかが時速二〇〇キロの速度で四方から迫り来るトラックなど遅すぎる。大地を蹴る。サイバネの出力と内家拳法の身体操作が合わさり、瞬時に音速を超えた。 #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
トラック同士が激突する――豪軍はすでに次のトラックに備えていた。衝撃でねじれ、火花を散らすトラックの上面を蹴る。次の瞬間、エンジンが炎を吹き上げて爆発。その閃光と爆音に紛れ、八台のトラックが降ってきた。 #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
それはまるで、獲物を追い立てる猟師のように狡猾で残忍な風景だった。逃げ道を奪われ、勝ち目のない戦いをしているのは豪軍なのだ。 豪軍が「気」を使っていることに対し、タオローは驚くことをやめていた。トラックと死闘を演じる兄弟子は、控えめに言って道化だった #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
指数関数的に増殖するトラックによって、孔家の庭園は滅茶苦茶にねじれ、吹き飛び、跡形もなく消えようとしていた。豪軍が六四台のトラックの絨毯爆撃を退けた次の瞬間、四〇九六台のトラックが立体的に彼を包み込んでいた。豪軍は恨み言一つタオローに伝えられず、圧死した #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
「……豪軍、お前まで」当初の憎悪など、どこかに去っていた。タオローは最早、このトラックが支配する狂気の魔都に一人きりだ。…いや、まだルイリーがいる。ガイノイドに転写された魂魄の再統一。妹の復活。それが、彼の正気を繋ぎ止める最後の一線だった #こんな鬼哭街は嫌だ
灰鉄蝸(かいてっか) @Kaigoat
「兄様」幼い発音ではない、流暢な呼びかけ。タオローが豪軍とトラックの死闘を傍観している間に、すべてが終わったのだとタオローは理解した。かつての庭園、今ねじれたトラックの墓場から目を話し、のろのろと振り向く。そこには、笑顔を浮かべるガイノイドと、前照灯の光が、 #こんな鬼哭街は嫌だ
残りを読む(14)

コメント

ターレットファイター🦈砲雷撃52は-19 @BoultonpaulP92 2016年12月2日
不条理ギャグとホラーは紙一重、なのだろうか
たいらあおば @aoba_taira 2017年7月16日
スピルバーグの「激突!」よりもタチが悪いwww
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする