ニンジャスレイヤー二次創作【ヒズ・サッドネス・クリスマス】#1
- jinkou_gom
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◆欺瞞◆【サンタニコラウス】 施設から脱走した孤児が捕らえられ、職員に囲んで棒で叩かれているところにディセンションした。 憑依者は元来体が弱かった為か、はたまた幼い子供であった為か、ソウルに余命は12月25日までしかないと宣告される。◆名鑑◆
2015-02-21 20:36:09◆安全◆ドーモ、みなさん。クソコラ職人改め、テキストカラテ者のごむまりです。只今よりテキストカラテ【ヒズ・サッドネス・クリスマス】が始まります。実況してくれる方がいれば僕は達します。実況タグは #gomtk をお使い下さい◆けんぜん◆
2015-02-21 20:39:57◆技ぃサー様◆多分うるさいので興味のない人は暫くミュート推奨です。なお、ニンジャ本編が来た場合は即座に中止します。本日は前後編の前編のみな。では、始めます。◆可愛い◆
2015-02-21 20:41:46ネオサイタマ。暴力と暗黒メガコーポが支配する暗黒秩序のまかり通る都市。表通りでは「サムイ」「ブッダアリガト年末豊満セール」「体内は暖かな」など猥雑なネオン看板が輝き、一見何の後ろめたさもない繁華街に見えるが、一度裏路地に入ればそこにはマッポーが蠢く。1
2015-02-21 20:42:33「囲んで棒で叩く!」「アバーッ! ヤメテー!ヤメテー!」濁った目をした数人の男が、小汚いボロを纏った少年に無慈悲な暴力を振るっていた。少年の細い腕は無軌道暴走車めいてジグザグに折れ曲がっている。ありふれた、ネオサイタマではありふれたマッポーの光景だ。2
2015-02-21 20:45:49(このままじゃ実際死ぬ……死ぬ!折角あのスカム孤児院を脱走して自由に……)「誰か! 誰か助けて!」しかし、声に気付き路地を覗き込んだ者も誰一人少年を助けようとしない。彼の懸命な叫びに答えるのは、一層勢いを増した孤児院職員の無慈悲なシャウトだけだ。「「囲んで棒で叩く!」」ムゴイ!3
2015-02-21 20:49:20おお、ブッダ! 何たる邪悪なマッポー孤児院被害者の子猫めいた惨めさか!少年は死を覚悟して静かに目を閉じた……その時である!(ムッホッホ……生きたいか?アワレなモータルのアカチャン)紳士めいた何者かの声!少年は驚き辺りを見渡すが、声の主らしき男は見当たらない!4
2015-02-21 20:53:32(ムホ……ワシはお主のニューロン、つまり頭の中におるのじゃよ、アカチャン)(頭の中に?)(そうじゃ。お主、生きたいか?)(生きたい、生きたい!)(ムッホッホ、当然じゃな……)無論、この間にも無慈悲な暴力は勢いを増している!「「「囲んで石で殴る!!!」」」5
2015-02-21 20:56:48(早く僕を助けて!じゃないともう僕は……!)(ムホホ、分かった分かった、詳しい話は後でじゃな。今からお主は『ワシ』じゃ。お主はワシになるのじゃ。……それじゃあ、また後での)瞬間、少年は自らの視界が鮮烈な白い閃光に包まれ、身体中にカラテが漲るのを感じた!6
2015-02-21 20:59:43