【日常骸の暇つぶし雑学】童謡"線路は続くよどこまでも"の知られざるエピソードなのです!

botでやった無駄無駄しい雑学。みんな知ってるあの曲の知られざるエピソード!実は150年近く前のアメリカの歌だって知ってました?
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☆日常系_骸bot☆ @ni_mukuro_bot

【日常骸雑学①】ツナ「線路は続くよどこまでも♪野をこえ山越え、谷越えて♪」骸「その歌好きです」ツナ「俺も好き!」骸「実はその歌、日本の歌じゃぁないんです」ツナ「えっ?」骸「しかも原詩とは全然違いますよ」ツナ「そうなんだぁ」骸「それじゃ数カ月ぶりに僕と、不思議☆発見!」ツナ「おい」

2015-02-22 21:17:04
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【日常骸雑学②】ツナ「さっき、この"線路は続くよどこまでも"が日本の歌じゃないって言ってたけど、どこの国の歌?」骸「アメリカです」ツナ「アメリカの汽車?んー大陸横断鉄道なら聞いた事があるなぁ」骸「まさにその時代の曲です!そしてこの歌は旅行の歌ではなく線路の歌です」ツナ「…線路?」

2015-02-22 21:18:54
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【日常骸雑学③】ツナ「線路?汽車じゃなく?」骸「そうです。過酷な環境で長い長い線路を作った人達の労働歌です」ツナ「そうなんだ…汽車を走るには線路がいるもんね、大陸を横断する線路…そう考えるとアメリカ人すごい」骸「いや、彼らはアメリカ人であってアメリカ人じゃぁないんです」ツナ「?」

2015-02-22 21:21:44
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【日常骸雑学④】ツナ「どゆこと?」骸「1862年大陸横断鉄道の建設許可が降ります。工事を請け負った会社はユニオン・パシフィック鉄道、とセントラル・パシフィック鉄道。しかし時代はアメリカ南北戦争。みーんな戦争に駆り出されて、ひ と が い な い」ツナ「戦争は人手がかかるもんねぇ」

2015-02-22 21:24:20
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【日常骸雑学⑤】骸「ですがそこは移民の国。移民をかき集めます」ツナ「おぉ〜」骸「集まったのは主に中国人とアイルランド人ですね。この歌"線路は続くよどこまでも"はアイルランド方で生まれたと言われています」ツナ「この時代から中国人移民が活躍してたんだな…ん、でもなんでアイルランド?」

2015-02-22 21:27:02
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【日常骸雑学⑥】骸「当時、アイルランドでは大飢饉があったんですよ。主食であるジャガイモが疫病でやられたんですね。人口の20%が餓死し、20%は国を出ました」ツナ「すごっ!」骸「未だに飢饉前の人口には届かないそうですね。そんな彼らが国を出て、得た仕事が線路建設です」ツナ「うわぁ…」

2015-02-22 21:30:37
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【日常骸雑学⑦】骸「その線路を敷くことも重労働です。木を切って道を拓き、整地して枕木を敷いて何キロもある鉄のレールを敷くのです。東ルート(主にアイルランド系の作業地)は平地でしたが、インディアンとの戦争は避けて通れない状態でした」ツナ「は、話し合いとかはしなかったの?」

2015-02-22 21:33:35
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あのね!毎回思いますが!140文字って!きっつい!

2015-02-22 21:33:59
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【日常骸雑学⑧】骸「んー、ただでさえ先祖の土地を追い出され、強制移住させられて、歯ぁくいしばって屈辱に耐えてた所へ、[ごめん鉄道通すわ。分断されるけど許してちょ]ですよ。その上狩り場も荒らされ、生活の糧にしていたバッファローも邪魔だって大量に駆除です」ツナ「そりゃ怒るわ」

2015-02-22 21:36:44
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【日常骸雑学⑨】骸「そんな訳でインディアンの攻撃を受けながら作業しました。作業員を守るためにユニオンパシフィック鉄道が取ったのは、狙撃手を配置する…ってあたりが非常にアメリカンですよね!」ツナ「う、うん…そう、だね…。…作業員は一般人だしねぇ…」

2015-02-22 21:39:03
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【日常骸雑学⑩】骸「ちなみに、この時実は引いた線路の長さに応じて政府から補助金が出るという…」ツナ「うわぁぁぁぁやめて!長時間労働デスマーチで死人がでるフラグじゃん!」骸「実際、かなりの数の人がなくなってます。」ツナ「だろうね!そういう時たいがいそうだもんね!」

2015-02-22 21:43:40
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【日常骸雑学⑪】骸「仲間を見送り、インディアンや馬車会社の嫌がらせ(鉄道の競合相手)に耐えながら過酷な仕事を続ける人達の憂さ晴らしの歌なのだから、そりゃぁ力強いメロディーが要りますよね」ツナ「…そうだね」骸「原詩と日本語直訳はこちら→bit.ly/1AZKJo2

2015-02-22 21:45:55
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【日常骸雑学☆寄り道】骸「ちなみに反対の西ルートには大きな山脈があり、作業のメインは中国人でした。こちらは雪の絶壁でニトログリセリン(爆薬)を扱う過酷な作業です。数多の犠牲の中作業を続けた中国人労働者達の偉業は人種差別等によりかき消され、鉄道開通の後は迫害を受けたそうです。」

2015-02-22 21:47:34
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【日常骸雑学⑫】骸「そして大陸横断鉄道は偉業としてアメリカ史に深く刻まれました。そしてこの歌もアメリカ民謡の代表として150年以上にわたり愛され歌われ続けています」ツナ「日本にはいつ来たの?」骸「確か1960年にアメリカ製テレビドラマ"テキサス決死隊"の曲としてが最初ですね」

2015-02-22 21:49:45
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【日常骸雑学⑬】骸「その後1962年にNHKの"みんなのうた"に登場して今に至ります。この時でしょうね、労働歌ではなく楽しい旅の歌になったのは。また、60年代前半といえば、日本でもとんでもない偉業をやった頃ですね」ツナ「え、バブル?」骸「えっ…うわぁ…」ツナ「引かないでよ!」

2015-02-22 21:50:57
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【日常骸雑学⑭】骸「60年代といえば!丸焼けになった戦争からたった20年!全世界の度肝を抜いた奇跡の大復興を!日本人が全力で見せびらかした!東京オリンピックの!年です!」ツナ「知らないよそんなの…」骸「いきなりこの話題を出したのはちゃんと訳があります」ツナ「お?」

2015-02-22 21:53:18
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【日常骸雑学⑮】骸「今また東京オリンピックで湧いてますが、それに備えて工事を〜とか言ってるでしょう?当時の東京オリンピックもそうでした。それに、戦争でボロボロになったインフラも整備しなおさなければなりませんでした、そしてここで遂に登場」ツナ「なになに?」骸「新幹線開通です!」

2015-02-22 21:57:02
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【日常骸雑学⑯】ツナ「!」骸「敗戦から20年、そう、たった20年で未だに世界の頂点に輝く新幹線を実用化し開通させ、オリンピックと共にこの"夢の超特急"を披露しました」ツナ「な、なんか熱くなってきた!」骸「"線路は線路は続くよどこまでも"が楽しい旅の歌になったのも時代を感じますね」

2015-02-22 22:00:14
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【日常骸雑学⑰】骸「当時の新幹線(1964年東海道新幹線)は210 km/hです。現代(2015年東海道新幹線)では285km/hです」ツナ「40年で1,5倍かぁ」骸「2027年にはリニアが登場し505 km/hで走る予定だそうですよ!」ツナ「ワクワクするね、線路伸ばさなきゃ!」

2015-02-22 22:02:19
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【日常骸雑学⑱】骸「加えて、もうすぐ新幹線は海底を走り北海道へ到達します…そうそう、知ってますか?新幹線のもう一つの偉業」ツナ「なぁに?」骸「開業以来一度も死亡事故がありません。世界一早くて世界一安心な列車です!」ツナ「はわわ…そういえば、東日本大震災でも一本が脱線だけだっけ…」

2015-02-22 22:06:59
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【日常骸雑学⑲】骸「他にも汽車に関しての偉業はまだまだありますよ!」ツナ「なになに?」骸「2013年の渋谷駅でレールを切り替え、線路を地下へと持っていく大工事を一晩でやったとかね。他には…ロンドンには日立の新幹線が走ってます。デザインもポップで可愛らしいですよ。他には…」

2015-02-22 22:09:03
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【日常骸雑学⑳】骸「他には…世界で最初にオンラインシステムを導入したのも国鉄ですね」ツナ「えと、JRか!そっかぁ…そういえば、今は飛行機も列車も、電話やネットで簡単に取れるもんね」骸「そうですよ。ひと月後に乗る飛行機の座席の指定まで出来ます。手動なら頭おかしくなりそうですよね」

2015-02-22 22:13:18
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【日常骸雑学㉑】骸「しかし昔はお盆や正月の日本民族大移動の手配も全て手動です。あの東京で」ツナ「まぁ、そーだよねぁ…」骸「当時はシーズンには半日以上待たされる事もまたザラでした。だって職員が1つ1つ台帳で管理し、電話で管理センターへ問い合わせて券に書き込んでいたんですよ」

2015-02-22 22:16:32
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【日常骸雑学㉒】ツナ「今じゃあたりまえだけど、そういうのはコンピュータのが向いてそうだね…」骸「そしてまた、職員の…職人技でもあります。しかしそれでも発車に間に合わなかったり人的ミスは起こります。コンピュータも日本で生産が始まったばかりそして…特急の増便が迫る中の話です…」

2015-02-22 22:19:05
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【日常骸雑学㉓】骸「まぁその話はこの辺にして(詳しくはコチラ→bit.ly/1GeQFrY)、線路はまだまだ伸びています!遂に日本製海底トンネルは大陸と大陸をつなぐ所まで来ました!ここにも線路は伸びる!」ツナ「えと、トルコだよねそれ!」骸「わくわくしますよね!」

2015-02-22 22:21:30