日常がつまらないので非日常を求めるにしても其処は無いだろう、という話

幸福太郎 @koufukutarou9

先日、時代劇関係の本を出されてる春日太一さんの著作を一冊買ったんですよ、お勧め時代劇を大量に紹介してくれる内容の本なんですけど、その中に紹介されてる作品で一つ印象的なのが有ったんですよ。

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それは必殺仕置き人（仕事人だったか？）なんですけど、それの最終回を紹介されててその内容にちょっと驚いたんですよ、必殺シリーズで僕が思い出すのが藤田まことさんの演じる中村主水なんですよ、普段は冴えない平同心（警官みたいなものよね）だけど裏の顔は殺し屋っていうギャップがいいのよね

幸福太郎 @koufukutarou9

僕はただ単にその普段は仕事でも家庭でも冴えない感じと裏の仕事でのかっこよさを楽しんでたけど、それって中村主水からすれば裏の仕事の方が向いてて楽しいって事よね、実際春日さんの本にも書いてるけどそういう描写もあるみたい。

幸福太郎 @koufukutarou9

時代劇なんて僕から見れば全てが非日常だけど登場人物には日常なのよね変な言い方だけど。　で、その必殺仕置人の最終回は仕置人が指名手配みたいなのをされて仲間は逃げ、中村主水は表稼業の平同心、日常に戻るって最終回らしいんだけど、それって強烈につらい終わり方よね。

幸福太郎 @koufukutarou9

今まではつまらない日常の裏に法も倫理も超えた人を殺すって仕事があり、それを楽しんでたというか居場所だった人がそれを無くして普通の日常だけの世界に戻るって、これはつらいと思うのよ。

幸福太郎 @koufukutarou9

でね、まあ僕等も日常は、まあつまんないですよ　そうでもない人も居るでしょうけど。　それでやっぱり裏稼業というか非日常を求めますよね、じゃあ何処に求めるかっていうと人それぞれなんでしょうけど。

幸福太郎 @koufukutarou9

今は色んな物が非日常を与えてくれると思うんですけど、その中にちょっとその非日常・居場所を求めてしまうのはどうかな？と感じるのが新興宗教や差別的な活動なんですね。　僕も何度かかなり大きい新興宗教の集まりに招かれて行った事あるんですけど、あれ結構危ないと思いましたよ。

幸福太郎 @koufukutarou9

危ないってのは洗脳されるとかじゃなくて、凄く歓迎されるんでよ、興味本位や付き合いで来たようわからん奴を来ただけで素晴らしい居るだけで素晴らしいと歓迎されるんだからそりゃあ居心地はいいですよ。

幸福太郎 @koufukutarou9

そして居るだけで素晴らしい、からこの宗教を信じるだけで素晴らしい信じてない人よりも優れてる、あなたは周りを導く存在、みたいな扱いをされたらそりゃあ気持ちいいですよ何の努力もせず自分がランクアップしたように錯覚するんですから。

幸福太郎 @koufukutarou9

今よくある差別的な活動も同じ感じかな、と思うんですよ、外国人を差別的に扱う事と同時に日本人であるだけで素晴らしい、というのはそれはとても優越感を与えてくれるんじゃないかな、と。　昔の日本人はこんなに素晴らしかった、だから同じ日本人のあなたも素晴らしい、みたいなね。

幸福太郎 @koufukutarou9

そして最近思ったのが、陰謀好きというか、『これが報道されないのは何かの圧力だ俺は知ってるぞ』という特別感を与えてくれる存在の事なんですけど、それはＴＶ番組だったりネットのページや人だったりしますが、

幸福太郎 @koufukutarou9

この番組を観てる人は観てない人に比べて素晴らしい、世の中の裏を知っている、高みに居る、という優越感を与えてくれるメディアが増えたかなあと思います、それも非日常そして居場所を与えてくれる物なんでしょうけど、新興宗教も差別活動も陰謀もそこに何も無いんじゃないですかね

幸福太郎 @koufukutarou9

何もせず居るだけで観るだけで優越感を与えてくれる物ってのはそれはとても危険というか、騙されてるだけじゃないの？と思ったりですよ、日常がつまらなくて非日常を求めて行くには、そこはとても空しくて下手したら他人の迷惑にもなって、善い事なんか無いんじゃないですかね。