きよPさんの音訳講習会報告

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きよP @omayuki_

本日参加した講習会「音訳について、初心にかえって考える」講師:恵美三紀子先生のまとめをこれから連続ツイートします。興味ない方、目障りな方はミュートやリムーブしてください。TLにしばらく続きます。 #音訳講習会150303

2015-03-03 22:42:14
きよP @omayuki_

①1.なぜ活動するのか「誰のための活動か」 「自分のための活動」であってはならない。常に受け手のための物でなければならない。 2.ボランティア活動は求められてこそできる どんなに志が高かろうと、求められていないものにはボランティア活動はできない。#音訳講習会150303

2015-03-03 22:45:38
きよP @omayuki_

②・専業主婦が減ったことからボランティア参加者が減少。実際にボランティア参加者に高齢者が占める割合が増えてきている。音訳では60歳以上の女性が多い。 ・男性の音訳者が少ないのはなぜか。多数の女性の集まりの中に入りにくいからか? #音訳講習会150303

2015-03-03 22:47:18
きよP @omayuki_

③定年退職後の男性にもっと参加してほしい。デイジーの編集などは得意な男性が多いのではないか。特にテキストデイジーの編集人員にと期待している。 #音訳講習会150303

2015-03-03 22:49:35
きよP @omayuki_

④3.ボランティア活動の基本 「必要な時に」「必要なものを」「必要な時に」「必要な形で」 (1)必要な人に 視覚障害者は全国に30~35万人いる。 障害者手帳等がなくても視覚障害状態にある方の人数は150万人いると推定される。その半数以上は中途障害者。#音訳講習会150303

2015-03-03 22:50:46
きよP @omayuki_

⑤(2)必要なものを:作ったもの作っているものは利用者にとって必要な物ですか? 例えば…ある声の雑誌に対し利用者から「あなた方が楽しんだカスを我々に届けているんだろう」と言われた。その声の雑誌の内容は朗読・メンバーの旅行記・メンバーの朗読劇がメインだった。#音訳講習会150303

2015-03-03 22:52:50
きよP @omayuki_

⑥(3)必要な時に:ボランティアとはいえ「時」を守らなければ意味がない。 (4)必要な形で:デイジーが普及している今音訳者が「できない・作れない」は努力不足。特にグループのトップの人は、常に新しいものがなんであるかアンテナを張り巡らせる必要がある。#音訳講習会150303

2015-03-03 22:54:17
きよP @omayuki_

⑦「テキストデイジーの様に合成音声が読み上げるシステムが増えていくと、音声デイジーが必要なくなるのではないか。」という質問をよくされる。 →「人の声がいい」という要望は絶対になくならない。安心して音訳を続けて下さい。#音訳講習会150303

2015-03-03 22:55:45
きよP @omayuki_

⑧4.受け手を知ること:音訳者にとって利用者の声が一番の教科書。「本音」が聞ける間柄になれるのが理想。 5.音訳は視覚障害者の「知る権利」を支える活動。 音訳ボランティアは情報サポーター。 目から得られる情報は8割強。情報障害者といわれる視覚障害者。 #音訳講習会150303

2015-03-03 22:58:45
きよP @omayuki_

⑨「音訳とは視覚障害者の目の代わりになって視覚情報を聴覚情報にかえること。墨字を音声(言葉)に代えて伝えること」 <朗読と音訳の違い> 朗読は読み手が主役。音訳は情報が主役。グループ名に朗読を使っていないか。(例:「朗読カナリア」等はふさわしくない) #音訳講習会150303

2015-03-03 23:02:25
きよP @omayuki_

⑩6.自分が読みたいものが欲しい(リクエスト、プライベートこそ活動の中心) 音訳者が読みたいものを読みたいときに作って提供するのはボランティアではない。 聞く人がたった一人であっても要望があるものを音訳する。個人依頼を大切に。 #音訳講習会150303

2015-03-03 23:03:41
きよP @omayuki_

⑪7.良い録音図書・資料の条件 「原本と同じもの」「タイムリーな提供」「聞いて内容がわかるもの」「抵抗なく聞けるもの」「使いやすいもの」 (1)原本と同じもの:広報や雑誌などを人員や時間の関係で抜粋版で提供していないだろうか。 #音訳講習会150303

2015-03-03 23:04:57
きよP @omayuki_

⑫ 例えばそれが広報だった場合、抜粋記事を選んでいるのが行政側であるのなら障害者差別。音訳者側であるなら情報提供者が自ら情報制限をしていることを自覚せよ。全音訳すべきである。 #音訳講習会150303

2015-03-03 23:06:00
きよP @omayuki_

⑬広報は行政の仕事。音訳はその仕事を担うのだから予算をつけて行うべきこと。ある時の調査では、各自治体の広報音訳化の予算は年間0円から数百万円まで。予算がつくように働きかけをするのも音訳者の仕事では? #音訳講習会150303

2015-03-03 23:08:44
きよP @omayuki_

⑭(2)タイムリーな提供:視覚障害者にとっては情報は少なく、情報は遅れるもの。 広報の音訳版は発行と同日が理想。 月刊誌や週刊誌の全音訳は全体の1/3。週刊誌は4誌のみ。その一つは発行日から3日でアップ。メンバーは200人。人員集め・やり方は頭の使いよう。#音訳講習会150303

2015-03-03 23:11:08
きよP @omayuki_

⑮(3)聞いて内容がよくわかるもの:きちんと伝わるように言えているか。 「聞き取りにくい」は発音がはっきりしていないのも原因。 母音の口の形が悪いと発音が悪くなる。加齢によって口の周りの筋肉が弱くなる。 他には体幹の筋肉も鍛えよう。大股で歩くのも効果的。#音訳講習会150303

2015-03-03 23:13:12
きよP @omayuki_

⑯「抵抗なく聞けるもの」=聞いていて「?」と思わないもの。 誤読がない(原本がなくてもわかる誤読は恥)。節がついていない(低い音から読み始めると節になる)。アクセントは?→ 広報紙の場合アクセントは気にしなくていいのではないか(利用者が地域の人だから)。#音訳講習会150303

2015-03-03 23:15:04
きよP @omayuki_

⑰音訳者の必需品は「アクセント辞典」ではなく「国語辞典」。アクセント辞典では漢字の読み方も言葉の意味も分からない。アクセントは目で覚えるものではなく耳で覚えるもの。 ・自分の酔った朗読を音訳として提供するのは害である。#音訳講習会150303

2015-03-03 23:15:56
きよP @omayuki_

⑱「使いやすいもの」 デイジー再生機をつかえない利用者が新しい機材を使えるようにお手伝いするのも音訳者の仕事ではないか。 <読むのではなく伝える気持ち。どう読むかではなく、どう聞こえたか> 《終わり》 #音訳講習会150303

2015-03-03 23:18:29
きよP @omayuki_

以上で講習会のまとめを終わります。かなりドキッとさせられたご意見もありましたし、自分の所属するところとの比較しがっかりしたこともありました。所属するグループや自治体によって差があるのは仕方ないことです。自分が今できることをやっていきます。 #音訳講習会150303

2015-03-03 23:23:04
きよP @omayuki_

昨日の講習会を振り返り自分の考えを整理している。大変意識が高い(悪い意味ではない)ボランティアの話だったので、大変勇気付けられた。これからも頑張るぞと気を引き締めたのだが、この「頑張る」って曲者だよなと思ったところ。

2015-03-04 12:13:45
きよP @omayuki_

例えば成功体験の例。同じように頑張れる? 知名度や人脈も全然違う中で同じように私達も頑張れるかな? かなり難しくないかな。「頑張ればこなせるから頑張ろう。頑張ればできるよ」で疲弊しませんかね? 一回だけじゃなくずーっと続けなければならないんです。

2015-03-04 12:18:44
きよP @omayuki_

ボランティアだから手を抜いていいと言う意味ではないんですが、自分の能力以上に頑張る必要はないんじゃないかな。いつか破綻する。自分に余裕がないとボランティアはできない。

2015-03-04 12:20:16
きよP @omayuki_

人が少ないから範囲を広げてかき集めるという手段を紹介していましたが、それだと頑張っちゃう人が増えていく一方じゃないかと思った。

2015-03-04 12:23:38
きよP @omayuki_

人員不足の問題はどこでもあると思うのですが、人をかき集めるばかりが手段ではないことも添えて欲しかった。頑張る話で終わった感があり、その点は残念でした。

2015-03-04 12:26:33