ライトノベル業界のお約束/流れの早さについて
- akinosora_
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例えば先日、ヒロインの出し方、というか、ラノベでは定番の複数ヒロイン状態における、読者の方々に各キャラを好きになってもらう、もしくは各キャラが好きな読者の方々を均等に得る、という命題に対する手法について、若手の人達と話し合う機会があったけど、そりゃもう、奥深いの何の。
2015-03-07 11:01:33ぶっちゃけ、私も意識はしてたけど、私より若い世代の、しかし既に新人とは言えないレベルの作家さんらは、もの凄く細かく理解してそれなりの理論組み立てて実践してるんだよな(そういう人達ばかりが集まってたってのもあるが)。さすがに彼等に悪いので具体的な事はここでは書かないけど。
2015-03-07 11:06:08ヒロイン出すだけでそれなんだから、そりゃ、ガジェットだってただ引っ張ってくればいいって訳ではない。ぶっちゃけ、語感一つでいけたりいけなかったりする。ある企画で単語として『ヌシ様』と書いたら、それだけで編集部に却下喰らった事がある。和物を感じさせるのは売れないです、と。
2015-03-07 11:08:49企画でヒロインを黒髪ロングにしたらダメ出しされたの思い出す。絶対ダメじゃないけど表紙で目を引かなくなるから避けて欲しい、と。確かに他の表紙の女の子、ほとんど髪に色がついてて「こういう心配りができないからラノベの企画が通せねえのかもなー」と妙に納得してしまった覚えが(笑)>RT
2015-03-07 13:24:24ああ。誤解を招くといけないので断っておきます。「エンタメは面白ければなんでもアリ」ぐらいの気持ちでいたほうがいいですよ。特に新人賞に送ろうという人は。
2015-03-07 13:56:21編集さんにも色んな方がおられるので一概には言えませんが、少なくとも自分がお付き合いのある方はみんな「面白ければ良し」が前提だと思います。ただ同時に「売れるかどうか」という視点が書き手より凄くシビアなので、そのへんが色々と作家志望の人たちに誤解を生むんじゃないかなぁとか思ってます。
2015-03-07 16:40:25それでも新人賞に落ちたら、愚痴と怨嗟の言葉を好きなだけ吐き出してから、次の作品に取り掛かればいいんじゃないでしょうかね。原稿さえあればチャンスもあるので。
2015-03-07 16:34:59同人流通で出せば定価の3割〜5割くらいは手元に残るわけで、自分の力量が確信できる人は自前でエディターとイラストレイターみつけて売ればいいと思うよ。
2015-03-08 01:14:40和物は何故売れないのか、についてはまあまた別の機会に譲るけど、三十年近い業界の変遷があって、そこで積み重ねられてきたデータによる「お約束」みたいなのがあって、それを前提に敢えて覆すか、従うか、それとも、的な選択が求められる。これは当然、ラノベに限らない訳だけど、
2015-03-07 11:11:00ある程度、そのジャンルの流れみたいなのを理解していないと出来ない、でラノベはその流れが他のジャンルよりやたら速いので、余計に、「ラノベを知らないとガジェット組み込めない」のよ。最悪、読まないまでも、人気作の内容は押さえておくくらいしないと、無理。
2015-03-07 11:12:59@ichiro_sakaki ~< `・ω・´> 結局のところ「よく読みよく書け」かと……最速で最短で真っ直ぐに一直線に行こうとするのはやっぱり無理が……
2015-03-07 11:20:36@aisoramanta 学問に王道無しと同じですわな……寄り道しない方法はあるのかもしれませんが、ショートカットはないというか。
2015-03-07 11:21:33@ichiro_sakaki ~< `・ω・´> でも気持ちはすごくよく分かりますよ、特にこの不景気だとなおさら一発狙いたくなる。
2015-03-07 11:24:20まあでも、逆に、「ラノベは読まないが、ラノベを読んでいる読者層に向けて、俺の渾身の一撃を『おせちもいいけどカレーもね!』的に投げて問う!」という姿勢はありで、そういうのが閉塞した状況にブレイクスルーを生んだりもするので、その辺、本当に正解が無いのがややこしかったりも。
2015-03-07 11:23:54榊一郎先生が「ラノベで和物は無理」というのも分かるのだけれども、逆にキャラ文芸では妖怪物の需要がすごいことになっているのは潜在的な需要があったのだろうなぁと感じる。パッケージングが洗練されると隙間はどうしても生まれるのだなぁ。
2015-03-07 11:22:13@osaka_seventeen 妖怪ものは好きな編集さん多いんですよね。その辺の微妙な調整もまたいるとかそんなw
2015-03-07 11:24:48あ、ラノベで和物は無理、という訳では在りません、念の為。過去のデータとして売れなかった、敬遠された、という事実があるので、それに対して「それがどうした!」と覆せる位の勢いがあるとか、逆手にとる戦術が明確であるとか、そういうレベルなら、勝算ありと乗ってくれる編集部はあります。
2015-03-07 11:36:58