《テレビ局は「原発事故被害者」の存在を認めず「被災者」と表現する》

2015年3月7日放送のNHKスペシャルとETV特集を見て触発された自己ツイートをまとめました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

NHKスペシャル|それでも村で生きる~福島 "帰還"した人々の記録~ NHKスペシャルの番組公式サイトです。 nhk.or.jp/special/detail…

2015-03-08 19:44:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

立ち木を薪にしたり、 「凍み大根」作ったり、 ちょっと考えると、まずいことをたくさんしてる。 でも、誰も禁じないし、高齢者には被ばくの健康影響はないことになってるから。

2015-03-07 21:34:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

NHKスペシャルを見ている。 もはや、突っ込みようもなくて、呆然としている私。 薪、凍み大根、ワラビ、山葡萄酒。 で、孫が来るのを待つ。 どこまでが自発的な行動で、どこからが取材陣の誘導によるものか、既にわからない。 一言で形容するなら。 「凄惨」。

2015-03-07 21:44:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「避難解除して帰還促進」というのは、被害者にしてみれば、「元通りの生活に戻る」ことなのだろうけれど。 政府側にしてみれば、「帰還したら賠償金打ち切り。地元のものは食べないで生活しろ」と言っているつもり。 ただし、詳しい説明など、誰もしない。 #NHKスペシャル

2015-03-07 21:48:52
NHK「ETV特集」公式 @nhk_Etoku

まもなくOA, ETV特集は「頑張るよりしょうがねえ~福島・南相馬ある老夫婦の日々~」。東日本大震災の被災地では高齢者を支える介護の人材不足が深刻な問題となっている。福島県南相馬市に暮らす老夫婦の姿を負いながら、介護現場の厳しい現状と取り組みを伝える。Eテレ23時。

2015-03-07 22:50:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

↓先ほどのNHKスペシャルでも、何度も聞いた言葉だが、 「~しかない」と原発事故被害者が繰り返し口にしている。 「頑張るよりしょうがねえ」も、「頑張るしかない」だ。 「~しかない」……「この道しかない」か? それは、何かの強迫観念の表出だろう。 おそらく、見捨てられることに対して

2015-03-07 22:55:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

事故や事件の被害者、あるいは災害の被災者が「見捨てないでくれ」と言うのは、 至極当然のことだと私は考える。 が、過去について思い出すと、私は反省すべき事にも思い当たる。 過去の事件や事故や災害の被害者・被災者を、見捨てたこと、忘れたことはなかったか? 忘れた者は、次は忘れられる。

2015-03-07 23:02:36
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

本来は、私達は主権国家日本の国民であり、 原発事故は、事業者東京電力と、監督する日本政府が加害者である。 である以上は、「頑張るより他に方法がない」と被害者が言うのは、非論理的だ。 加害者に責任を取るように求めるという選択肢があるはずだ。 それが、なぜ言えないのか。理由がある。

2015-03-07 23:06:12
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故発生後、「原発事故被害者」という肩書きで表現する番組は、私は地上波テレビでは見た記憶が無い。 出るときには「被災者」だ。 「被害者」とは、地上波テレビは認定していないのだ。「被害者」がいなければ「加害者」も特定の必要はない。 地上波テレビは、被害者の存在を許容しない。

2015-03-07 23:10:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

生放送で、原発事故被害を訴える人々を地上波テレビで語らせることを、全国放送のキー局は行わない。 録画放送でも、「国や東京電力を批判するようなことは言わないで」と事前に釘を刺されるか、発言を選択する形で放送から消されるかする。 4年前から、ずっとその状態が続いている。

2015-03-07 23:13:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「原発事故」を批判することまでは、許容される。 「原発」を批判することまでは、許容される。 しかし、加害者である日本政府と東京電力を批判すること、加害者と呼ぶことは、許容されない。 なぜ許容されないのか、私には分からない。 許容されないという事だけが、経験上分かっている。

2015-03-07 23:16:13
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「加害者を批判する事が地上波のテレビや全国紙の紙面でできないのならば。 それは、おそらくこの社会では許容されないことなのではないか?」と考えた被害者は、 損害賠償を請求することもためらう。 法的に可能でも、社会的に許容されないのではないだろうか、と考えて。

2015-03-07 23:20:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

加害者に加害責任を問う事が、社会的に許容されないとすれば、 「被害者」ならぬ「被災者」は「頑張るよりほかにしょうがねえ」となる。 もし国に何かを求めても、すぐには何もしてくれない。それが身に沁みた4年だ。

2015-03-07 23:24:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「頑張るより他にしょうがねえ」のは、 被害地域に住む高齢者だけではない。 被害地域に住む若者も、子どもも。 そして、被害地域から避難した人全員もだ。 「他の人たちもみんな頑張っている。頑張るしかないのは、震災も津波も原発事故も関係ない」と言われるからだ。 それが、「自己責任」だ。

2015-03-07 23:39:24