動物との絆ってなんですか？

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

たとえばさ、１００％動物目線でのふれあい施設。撫でて欲しい時に撫でて欲しい動物が行くところ。そこに撫でてくれる人間が待ってる。 それが成り立つならフェアだと思うな。 「愛の奴隷」的な動物を見るのはいつも悲しいから。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

発情ベースではない、繁殖本能を騙すのではない触れ合いができるの？ 刷り込みによる愛着行動も、フェアかって聞かれると微妙だしな。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

資源を管理したうえでの信頼関係。これすらフェアかと聞かれれば、かんたんにYESとは言えない。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

言ってみれば自然界にいる動物で、食料は自分で調達している状態。発情ベースではなく、もちろん幼少期の刷り込みもされていない。そんな動物と仲良しになれるのなら、それはいったい（動物にとって）どんな関係なんだろう？

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

動物との「絆ってなんですか？」 ずっと調べ、ずっと考えているけど、きっと永遠に答えの出ないテーマ。 信頼関係とはまた別の、絆。 でもそこに明確な答えを出せないなら、コンパニオンアニマルはペット、つまり「愛の奴隷」のままなんじゃないかと思ってしまう。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

絆を考える際のキーワードは「相手側に選択肢があったのか」 ショップや愛護センターから引き取る時点で、有償無償にかかわらず、動物側に選択肢はほとんどないわけで。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

どこまで行っても人間のエゴなんだろうな。大切にかわいがる人も、虐待する人も。どちらにしろ人間のエゴ。そこを認めたうえで動物と上手に暮らさなくちゃいけないんだろうな。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

動物の幸せについて気軽に発言する人は多いけど、そんなに簡単なものじゃないよね。人間に置き換える擬人化すれば、すぐ「幸せとは」って語りたくなっちゃうんだろうけど、そんなもんじゃない。動物には動物の都合がある。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

その最たるものは、犬や猫の去勢避妊だ。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

動物にとっての「しあわせ」が、その動物種の発展拡大、だとしたら、間違いなく最も幸せなのは子孫を残すこと。繁殖の本能が捕食や危機回避の本能をしばしば上回るのを見ても明白。 極端にいえば、動物は自分が死んでもいいから子孫を残したい。 そういうものだ。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

去勢避妊をし、自由に外出させずに室内で飼う。 これこそが動物にとっては最も残酷な仕打ち。 ・・・・そういう見方もあるんだ。 私もそうだけど、そうしている人間には声高に動物の幸せを語る資格なんてない。・・・ていうところからスタートしなければいけないんだと思う。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

私がペットという言葉を好かないのは、その時点ですでに人目線だから。動物側には私はペットです、なんていう意識はないはずだから。 もっとフェアな関係を、そろそろみんな考えてみたらどうだろう？

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

いわば一方的にとっ捕まえて来て、命の私物化をし、大切な本能を封印したうえで、可愛い可愛いって撫でて、健康を管理し、その子の幸せを願う。 それが真の動物愛護なのかな？ 私たちの動物との生活って、ヒトのエゴで「ごめんね」からスタートしてるんじゃないかな？

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

去勢避妊をして、ワクチンを打って、トレーニングして、健康管理して。 それが立派な愛犬家なのかどうか・・・。 犬種のスタンダードに照らし合わせて正しい純血種を人工的に作出する。 それが立派な繁殖かなのかどうか。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

全ての人がそんな気持ちで犬を飼い、繁殖をするなら、犬という種族はほんとうの進化のチャンスも、もしかしたら存続のチャンスも奪われてしまうのかも。 本来の犬は今絶滅の危機にあるのか？

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

世界の犬のおよそ8割はゴミ山などに付く、飼い主のいない犬。野良犬、ヴィレッジドッグなど、呼ばれ方は様々で、WHOではネイバーフッドドッグという定義付けをしている。 去勢避妊をされておらず、いわば自由恋愛で子孫を残していく。 こういった犬の特徴は、賢くて人にフレンドリーなこと。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

私がメキシコで会った路上の犬もまさにこんな感じだった。健康そうで穏やかで、左右を見てから道を渡り、私に付きそうがプレッシャーを感じない程度の距離を保っていた。あからさまな食べ物の要求などは一切なかった。 それこそ連れ帰って私物化したいと思うくらいだった。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

昔はさぁ、日本にもこういう犬たちがいたんだよね。でも今はいない。昔の「雑種」のように明るくて穏やかで賢くてっていうバランスのとれたMIX犬、めったに見なくなった。そりゃそうだよね。よい犬たちは「良い愛犬家」のもとで去勢避妊されて「幸せに」暮らしているのだもの。絶滅するよ。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

愛犬家の幸せと犬の幸せは「両立しない」っていうことだと思う。そして犬の幸せを犠牲にしてもヒトの都合を取っているんだから、エゴとしか言えないじゃない。 そこからスタートしようよ。 なんとかヒトも動物も幸せになれる道を探そうよ。

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

尊敬する科学者レイモンド・コピンジャー博士の本、Dogsにはそれまでの常識を覆すような、動物愛護の人たちが顔面蒼白となるような、完全に犬側からの、科学的なアプローチによる見識が書かれているらしい。日本語版も秋には出そう。 amazon.co.uk/Dogs-Understan…

のいぱぱ Kazuya Arai @neupapa

フェアな動物との関わり方が、Dogsの日本語化を皮切りに考えられるようになるといいなぁって願ってます。